イラの旬は秋から夏にかけてですが、釣り自体は一年中楽しむことができます。イラの釣れる時間帯はお昼です。夜になるとイラは岩陰に隠れて眠ってしまうため、エサをたらしても引っかかることはありません。秋から夏の昼間が一番いい時です。
イラ釣りの仕掛け
イラ釣りを楽しむためには一体どのような仕掛けを用意すればいいのか?イラの釣り方別に仕掛けをご紹介します。仕掛けに必要な道具や、イラの餌となるものの種類についても詳しく見ていきましょう。
イラの餌釣り
イラは色んな餌で釣ることができます。基本的にはサザエやヤドカリなど、付着生物を好んで食べているイラが好きなものを餌とします。餌釣りでは本物の餌を使う場合と、ルアーを使って釣る場合とがあります。ツアーを使って釣るいわゆる鯛ラバの釣り方は餌を用意する手間がなくておすすめです。
投げ釣りに特化した竿など、詳しく選び方を勉強したい人にはこちらのサイトもおすすめです。おすすめ15選にまとめた竿を見ることができるので、選ぶのに迷っている人や、今度買い替えたい人もそれぞれの特徴がわかり迷うことがなくなります。
餌釣りの仕掛け
餌釣りをする時、仕掛けは剛性のある強いものがいいです。糸も太めの糸を選んでおくと安心です。イラは噛み付いてくるほど凶暴なので、糸を持っていかれる可能性があります。そのため強度の強いものを選んでおくといいですよ。また岩場で釣るため引っかかりにくいものがいいです。
イラのジギング
ジギングとは金属の固まりでできているルアーのことです。イラを釣る時にはマイクロジグを使うのがおすすめです。小さなメタルジグで色んな魚を狙うことができるジグです。遠くに飛ばすことができるので、岩場で釣るイラ釣りにはおすすめです。
ジギング仕掛け
マイクロジグは重い錘をつけるので、ロッドは重さに耐えられる物を選びましょう。マイクロジグ専用のロッドも売られているので、最初はそれが扱いやすいです。リールも耐久性があるモデルを選ぶようにしましょう。選ぶのが難しい場合は強度のあるものを使いましょう。
イラ釣りのおすすめタックル
イラ釣りをする時のタックル選びは、耐久性に優れているものを選ぶのがいいです。ジギングで釣ることが多いので重さに耐えられるものがいいでしょう。それに加えてイラは噛み付いてくる凶暴性を持っているために、全体的に強度のあるものがおすすめです。具体的なおすすめのタックルをご紹介します。
ダイワ(DAIWA) ショアジギングロッド スピニング ジグキャスター
ジギングに求められるタックルは遠くに投げられて、尚且重いメタルジグの重さを気にさせない軽さです。このダイワのロッドはしゃくりやすさも同時に兼ね備えられているので、連続で投げやすくなっています。ジギングの専用ロットの中で安価で手に入るので初心者におすすめです。
強度があるのに重くない
90gまでのルアーをつけることができ、重さに耐えられる強度があります。強度がある上に、軽量・肉厚チューブラーを使っていることで軽く扱いやすくなっています。90gまで使えるために飛距離が長く、獲物を捕まえやすいです。
安価のため予備使いもできる
ジギングで釣る時は強度が必要なことから高額なものが多いです。ロッドは消耗品なので高くても壊れてしまいます。特に重い物を扱うジギングは竿が折れやすいので、いざという時のための2本目としても買いやすいです。まだ釣りに慣れていない人が手を出しやすい金額でもあります。
スペック
- 全長2,93m
- 適合ルアー35~90g
- 適合ライン20~30lb
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 16 BG 4000H
リールの巻きやすさがよく、大物を釣り上げても対応できる性能を備えています。重いメタルジグを使って大物を狙うことにも適しています。ATDがついているので、ラインぶれしにくく魚に違和感を与えることがありません。はじめて扱う人には最適なリールです。
分解洗いできる
リールが分解できるようになっているので、メンテナンスが楽にできます。イラを狙うのは岩場であることが多いので、海岸の潮がついたり汚れても心配ありません。分解してそのまま水洗いすることができます。
糸がヨレにくい
ツイストバスターがローラー回転で起こる糸よれを解消する作りになっています。また巻糸角度が大きくなっており、クロスで巻き取る形になっているので糸がずれることがありません。ライントラブルが起こりにくい作りになっているので、安心して大物を釣り上げることができます。
詳細
- エアローター
- ATD
- スーパーメタルボディー
- ツイストバスターⅡ
- アンチバックラッシュアイテム
- クラスラップ
- デジギアⅡ
- インフィニットストッパー
Eternal Wings メタルジグ
40g、60g、80g、100g、250gのメタルジグがセットになっています。ジギングをする時、最初はどの重さのジグが適切か悩みます。最初から状況に応じて変えられるように準備をしておけば、迷うことがなくなります。巻いて落とすだけで誰でも簡単に使えるので、初めてジギングをする人も安心です。
色とりどりで魚を惹きつける
ジグはやはり本物の餌には劣ってしまいます。魚に気づいてもらえないことが多いです。このジグは色とりどりになっているので魚へのアピール力が高いです。ジグ一つで獲物が気づいてくれるかどうかが変わるのでアピール力は見ておきたいです。
左右非対称のボディー
魚の形をしたジグですが、あえて左右対称にしていません。左右非対称にすることによって、海に落とすと独特な動き方をします。その動きに魚は夢中になり、大物も必死に捉えようとしにきます。難しいことをしなくても、魚が食いついてきてくれます。
スペック
- 長さ12cm
- カラー5色
- フォールスピード重視
海中のイラを動画で見てみよう
イラは実際海中ではどのように過ごしているのか、イラの動きやイラの生態を動画で見てみましょう。動画で見ることで、釣りをする時にもイラの動き方を予想して仕掛けることができます。イラが食べているところ、群れでいるところ、泳いでいるところに分けて見ていきましょう。
イラの捕食シーン
ウニを捕まえたところですね。イラは鋭い歯を使って固いものを食べることができます。ウニを勢いよく岩にぶつけてウニの殻を割ろうとしているのでしょう。イラは頭を使って行動できる魚ですね。それにしても激しい姿に、苛々すると言われても仕方ない凶暴性が感じられますね。
珍しく群れで泳ぐイラ
イラは基本的に単独で泳ぐ魚のため、群れで泳いでいる姿はとても珍しいです。家族で泳いでいるのか、大きいイラと小さなイラが群れになっています。運良く群れで泳いでいるところで釣れれば、一気にイラを釣り上げることもできます。イラも時には群れで泳ぐようです。
泳ぐイラを観察
イラは岩場近くにいることが多い魚です。この動画でも岩と岩の間に好んで入る姿が見えますね。隅っこに入っていくのが好きなのでしょう。イラは夜になると岩陰に隠れて眠るので、基本的にはこのような場所を生息地としているようです。
イラは外道じゃない!釣っても食べても楽しめる!
今までイラは外道だ!と言われ続けていたことで、イラ=外道というイメージがついていた人も多かったのではないでしょうか。実際にイラという魚をよく知らない人は、周りがいうイメージからイラを遠ざけていた人も多いでしょう。
有名ではない名前から、イラが売っていても調理の仕方がわからずに食べなかった人もいるでしょう。イラは旬であれば刺身にしても美味しく食べられますし、冬は鍋にすると美味しいです。身がぷるぷるとしているので、煮付けにしても美味しく食べられます。
今回の記事を参考にして、是非ジギングでイラ釣りを楽しんでみましょう。一年中釣ることができるので、どの時期に行ってもイラ釣りを楽しむことができます。まずは旬の季節を狙って、美味しいイラを釣り上げて自分で調理してみませんか?自分で釣った魚を食べると美味しさ倍増です。