道糸はナイロン20号前後、PEラインの場合は8号〜12号程度が良いでしょう。ハリスは16号〜20号のものを用意しましょう。強く引きますので、あまり細いラインはおすすめできません。PEラインでおすすめするのは、「よつあみ プログレッシブ X8」です。
泳がせ釣りの餌
泳がせ釣りに使う餌は生きたグルクンがおすすめと説明しましたが、それ以外にもオジサンという魚も活き餌として使われます。オジサンは顎の下にヒゲのようなものが生えていることからそう呼ばれます。どちらもエビを餌に釣れますので、アカジン釣りの前にグルクンもしくはオジサンを釣り活き餌にしましょう。
泳がせ釣りのコツ
釣る為のコツはいくつかあります。まずは活き餌は元気が良いものを選び、元気が無くなってきたら交換した下さい。アカジンが近くにいると活き餌が逃げようと暴れます。その後、アタリがある可能性がありますので気を抜かないようにしましょう。ヒットしたら岩穴に潜られないようにドラグを締め巻き上げましょう。
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アカジンのルアー仕掛けを解説
ルアー釣りでは数ある種類のルアーの中でもメタルジグを使います。なぜかというと皆さん御察しの通り、岩礁やサンゴ礁など海底近くに生息しているからです。メタルジグだと海底近くまでルアーが沈むので、アカジンも狙うことができます。
アカジンのルアーの釣り方
説明した通りアカジン釣りはメタルジグを使うジギングで釣ります。基本的なジグの動かし方は、ルアーを落とし着底後、竿をゆっくりしゃくりあげるスローピッチを繰り返し、アカジンを誘っていきます。
ルアー釣りのタックル
強いアタリと引きが特徴なので、泳がせ釣りと同様に強いタックルが必要です。陸からもアカジンは釣れますが、船から釣ることが多い為、ここでも船釣り用のルアー釣りタックルを紹介していきます。
ロッド
泳がせ釣り同様に大型魚の引きにも負けないようなロッドを選びましょう。アカジンは他の魚と比べても特に遊泳力が強いです。おすすめのロッドは「LUXXE オーシャン ジグドライ B60H-RF」です。ブリやヒラマサなどにも対応しているロッドで10kgクラスまでの魚をメインターゲットとして狙う際にはおすすめです。
リール
泳がせ釣りの説明では両軸リールを紹介しましたので、ここではおすすめのスピニングリールを紹介します。おすすめのリールは「ダイワ ソルティガ エクスペディション 5500H」です。大型のヒラマサや近海のマグロなどにも対応できるリールです。
ライン
泳がせ釣りと同じく道糸はナイロン20号前後、PEラインでは8号〜12号で良いと思います。ジギングの場合はPEラインにショックリーダーをつけますが、リーダーのおすすめは「ダイワ ソルティガリーダー TypeN 20号」が良いでしょう。
アカジン釣りのルアー
ルアーはジグが主に使われますが、重さは50g〜150gでタックルに合うようなルアーを使いましょう。海底近くまでジグを落としますので、根掛かりする場合もあります。ルアーは余分に用意しておきましょう。ルアーの色もいくつかあるとベストです。
ルアー釣りのコツ
ルアー釣りは海底近くまでルアーを落とし、竿をしゃくりあげスローピッチで巻き上げると良く釣れています。魚がハリにかかったら基本ドラグは締めて、岩場の穴に入られないように巻き上げるのがコツです。ルアー釣りのコツは泳がせ釣りとほぼ同じです。
アカジンはモリ突きでもとれる
釣りでも狙えるターゲットですが、海に潜りモリで突くモリ突きでも狙えます。人間が潜れる水深にいるアカジンがターゲットとなります。モリ突きはどちらかというとアカジン狙いというわけではなく、様々な魚を狙う時にアカジンが泳いでいれば突くということが多いです。
釣ったアカジンを食べてみよう
アカジンは釣りのターゲットして魅力的であることは説明しました。しかし、どのような味がするのでしょうか?ここからはアカジンの味や旬の時期などを紹介していきますので、ぜひ食べてみてください。
アカジンはどんな味?
一見淡白な白身と思われるが、適度に脂がのった白身で身全体に旨味が多く、噛めば噛むほど旨味を感じられます。クセがない魚で、アラ汁にすると旨味たっぷりの出汁が出ます。非常に美味しい魚です。
アカジンの旬はいつ?
年間を通して味はいいですが、旬の時期は秋から夏の初めです。産卵期が春から夏なので、その時期に向けて脂がのり、身も美味しくなってきます。旬の時期以外でも美味しく食べられますので、釣れた場合はぜひ持ち帰って料理して食べてみて下さい。
アカジンの値段は?
沖縄三代高級魚のひとつになるほど、非常に高価な魚です。沖縄ではよくスーパーで売られていたりもしますが、小さい個体でも他の魚と比べるとびっくりするほどの高値がついています。スーパーで見かけた時には値段をチェックしてみて下さい。
アカジンの調理を紹介
アカジンはどのような味か説明しましたが、アカジンはどこで手に入れれば良いのか、美味しいアカジンの見分け方は?いざ、アカジンを手に入れたらどのように調理すれば良いか説明していきます。
アカジンの入手方法
どこで手に入れればいいのでしょうか?釣りをされる人であれば釣って手に入れるのが、釣りも楽しめ一石二鳥でしょう。釣り以外ではスーパーで売られているものを購入する方法もあります。スーパーでもなかなか売られていない場所もありますので、その場合はネット通販でも購入することができます。
おいしいアカジンの見分け方
おいしいアカジンの特徴はいくつかあります。まず体色である赤みが強いもの、身に張りがあるもの、目が澄んで綺麗なものが鮮度がいいアカジンの特徴です。スーパーなどで購入するときは参考にされてください。
アカジンの捌き方を動画でチェック
では、どうやって捌くのか紹介していきます。まずは胸ビレ、背ビレをハサミで切り取ります。大きくなると皮と身が密着するため包丁ですき引きをします。皮を残したい場合はワイヤーブラシで鱗をとります。あとは他の魚と同じ手順で捌いていきます。
アカジン調理の注意点
説明した通り、大きな個体になると皮と身が密着しとても捌きづらくなります。ケガをしないように注意して捌きましょう。またアカジンは雑食の為、寄生虫が体内にいる場合があります。見つけた際には取り除きましょう。
良く似たバラハタに注意しよう
同じくハタ科であるバラハタとよく似ており間違われます。体色や姿かたちもアラジンとよく似ている為、間違って市場などで陳列されるほどです。バラハタとはどういう魚か紹介していきますので、間違えないように注意しましょう。
バラハタとは?
アカジンと同じくハタ科の魚となります。体色はアカジンと非常に似ており、鮮やかな赤色に青色の斑文があります。奄美大島より南の地域では食用として食べられているところもあり、非常においしい魚です。
バラハタの危険性
食べられることもあるバラハタですが、実は体内にシガテラ毒という毒を持っている個体もいます。地域によって毒を持つ個体の数は違いますが、海洋性植物プランクトン由来のシガテラ毒を持った魚をバラハタが食べることで蓄積します。
バラハタとの見分け方
見分ける最大のポイントは尾びれにあります。アカジンの尾びれが赤く扇型なのに対し、バラハタの尾びれは三日月型で先端が黄色をしています。釣りなどで釣れた際は尾びれに注意して間違わないようにしましょう。
アカジン料理を紹介
おいしいアカジンの料理を紹介します。アカジンは白身の魚で程よく脂がのっています。料理の種類も多く、汁物、刺身、煮付け、唐揚げなど様々な料理が楽しめます。ここからはアカジンの料理を紹介していきます。
アカジンの刺身
三枚におろした後、薄く切り刺身にします。鋭い旨味というよりおおらかな旨味が口に広がります。また、噛めば噛むほど旨味が出てくるので非常においしいです。新鮮なものは歯ごたえがあります。
アカジンの鍋
アカジンの切り身とアラ、お好みの野菜を鍋に入れグツグツと沸騰させます。アカジンのうまい出汁が鍋全体に広がりとても美味しく頂けます。アカジンの身も柔らかくしっかりとした旨味があります。
アカジンの煮付
醤油、みりん、砂糖などの調味料で煮付けていきます。アカジンはゼラチン質でもあり、煮付けにするとプルプルなゼラチン質の身に味が染み込み、絶品です。クセもなく食べやすい為おすすめです。
アカジンを釣って食べて楽しもう!!
アカジンは釣りもおもしろく、食べてもおいしい魚です。ぜひ釣りがお好きな方は釣りに行かれ、アカジンをおいしく料理してみて下さい。釣りをされない方もアカジンを購入して料理してみて下さい。あなたの舌に合うこと間違いありません。アカジンについての別の記事もありますので、どうぞ参考にされて下さい。