アジフライはサクフワな感じがしますが、シマアジのフライはちょっとズシっとしていて普通のアジフライとはまた違う食感です。小型のシマアジなら背開きに、大きいものは食べやすい大きさに切ってから揚げましょう。
- シマアジの身に塩コショウを振っておきます。
- 小麦粉、溶き卵、パン粉の順に、衣を付けます。
- 180度程の油でカラッと揚げたら出来上がりです。
贅沢に揚げても最高!
油との相性も良く、揚げるとまた食感が変わり、シマアジの甘みも感じられる贅沢な一品。しっかりだけどフワッと感もでていて、厚みのある身は食べ応えがあります。
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アラは捨てたら勿体無い!調理法をチェック
魚を捌いていると、アラって結構な量でませんか?それを捨ててしまうだなんて勿体ない!せっかく高級魚が釣れたのならば、アラも捨てずに楽しみましょう!
捌いた後の骨周りは出汁が出る!
骨の周りには、魚が泳ぐ為に体を動かす筋肉が沢山ついています。骨周りに美味しい身が付くのは、そこに理由があるのです。頭やカマだけでなく、背骨や腹骨にもうま味がいっぱいです。そんな美味しいアラは捨てずに活用しましょう。
霜降りをしてから、弱火でじっくり煮だすととても上品なお出汁が出来上がります。いつもの汁物がグレードアップ!出汁のうま味成分を感じることによって、塩分を少なめにしても十分な塩味を感じることが出来ます。健康にも良く美味しいアラのお出汁、活用してみてください。
アラをおいしく調理「霜降り」とは?
- アラに薄く塩を振り、20分程放置します。
- 鍋に湯を沸かしておき、一旦火を止めます。そこにアラを入れ、表面が白っぽくなったら取り出します。
- 粗熱が大体とれたら、冷水を張ったボウルにアラを入れ、汚れやウロコがあれば取り除きます。キッチンペーパーで水気を取ったら出来上がりです。
実はうまい!シマアジのアラレシピ3選!
普段捨てていたアラが、びっくりする程美味しい料理に変身します。脂のノリが良いのに、クセが無いシマアジのアラはとても使いやすいです。
ゼラチン質がプルプル!「シマアジのアラ煮」
好みが分かれるかもしれませんが、魚の目玉の周りには良質なコラーゲンがたっぷりです。身は刺身で食べたら、残ったアラは煮付けにして食べてみましょう。
- シマアジのアラは、霜降りしておきます。
- 醤油・酒・みりんを同割にしたものを鍋にいれ、砂糖をお好みで加えて煮汁を作っておきます。
- 鍋にアラを入れ、落し蓋をして弱火で煮込みます。長ネギを入れて煮ても美味しく仕上がります。
- 皿に盛りつけて完成です。お好みで白髪ねぎを添えると、見た目も素敵です。
アラが立派なおかずに大変身!
捨てるはずだったアラ……これはもう立派なおかずです!夕飯のおかずにも、そしてお酒のお供にも相性ばっちり。余すところなくいただきましょう。
アラといえば汁物!「シマアジの潮汁」
おかずはあるから汁物をもう一品、という時に潮汁はいかがでしょう。塩での味付けがメインの潮汁は、『霜降り』をしっかりしてから調理するのがポイントです。
- アラはしっかりと霜降りをしておきましょう。味付けがシンプルなので、魚の臭みが残ってしまうと汁が生臭くなってしまいます。
- アラを鍋に入れ、ひたひたに水を注ぎだし昆布を一切れ入れて、火にかけます。弱火で煮ましょう。灰汁は丁寧に取り除いて下さい。
- だんだんと汁の濁りがなくなってくるので、そうしたら塩少々で味付けをします。香り付けとして醤油や白だしを小さじ1杯入れるましょう。
- お椀によそって、小ネギや三つ葉をトッピングしたら出来上がりです。
あっさり上品なお味が体に染みる
釣りで疲れた体に染みわたる一杯です。料亭でのメニューになりそうなほど、上品でシンプルな汁物です。灰汁を取る時に、シマアジの脂まで取りすぎないようにしましょう。
味噌も忘れてはいけない!「シマアジの味噌汁」
臭みの少ないシマアジは、味噌汁にしても濃い御出汁の風味が楽しめます。具はお好みで、定番の長ネギやお豆腐、ワカメなんかがおススメです。
- 霜降りをしたアラを鍋に入れ、ひたひたぐらい水を入れ、弱火にかけます。
- 煮立ってきたら灰汁を取ります。
- 味噌とお好みの具を入れます。味噌を入れたら、ぐつぐつ煮るのはやめましょう。風味が飛んでしまいます。
- お椀によそったら出来上がりです。
シマアジのアラはもう捨てません!
いつもの煮干し出汁も良いですが、シマアジのアラでつくったお味噌汁はコクがあり、「あー日本人で良かったー!」と思えるようなほっこり出来るお味です。しつこすぎない脂と濃厚なうま味が味噌の風味と合います。
シマアジの主な釣り方
船から狙う方法が、1番期待値の高い釣り方かもしれません。ビシにコマセを入れてウィリー仕掛けを使ったり、ルアーを使って狙うことも出来ます。場所によっては堤防からカゴ釣りや、ウキフカセ釣りでも狙える魚です。釣りをするには、初夏〜秋にかけてがおススメ時期となります。
シマアジの詳しい釣り方についてはこちらをどうぞ!
シマアジを釣ったら持って帰ろう!
釣りをしていてシマアジが釣れたら、誰もが迷わずお持ち帰りすることでしょう。そんなシマアジを美味しく食べる為に、釣れた後にしてほしいポイントをお教えします。せっかくの高級魚です。きちんと処理をして、最高な状態のシマアジを堪能しちゃいましょう!
シマアジを釣ったら、まずは締める!
釣ってから活かしておけるのであれば、それに越したこと無いです。しかしシマアジに限らず、魚を釣ってからそのままにしておくとどうなるか……魚にストレスがかかかってしまうんです。ストレスを感じると魚のうま味成分が逃げてしまうのだそう。そして暴れた魚の身は傷だらけになります。そうなる前に、魚が元気なうちにきちんと締めておきましょう。
まずエラの横(目の後方)にナイフをザクっと入れます。中骨あたりまで深く入れ神経を切り、尻尾の付け根辺りにもナイフを入れます。魚がピクピクっと痙攣するような感じになれば大成功です。
エラは切って血抜きする
次に血抜きをします。血が身にまわるとどうしても臭みがでてしまうので、きちんと血を抜いておきましょう。血管が集まっているエラ部分に包丁を入れて、水を張ったバケツの中に入れておきます。頭を下にしておきましょう。血が抜けたら、魚を洗い流してからクーラーへ。魚が直接氷にあたると、硬直や変色の原因になるので気を付けましょう。持ち帰る際は、1匹ずつ袋にいれるか、新聞紙にくるむと綺麗な状態で持ち帰ることが出来ます。
シマアジを釣ったら自宅でおいしく頂こう!
その上質な身だけでなく、アラまで最高の一品になるシマアジ。釣れたら夜のおかずが楽しみになる魚です。飲食店で食べたらビックリなお値段のシマアジですが、釣って家で食べるならコスパ最高!特にシマアジのアラを使ったメニューは、一匹丸々無いと楽しめないお料理なのでぜひ試してみて下さい。