ベイト用パックロッドとは?
そもそもパックロッドとはどういったものかを知らない人もいるでしょう。釣り好きの人でも、釣る魚やジャンルが違えば道具は変わってきます。パックロッドが何か知らない人もいることでしょう。まずはどういったアイテムなのかを紹介します。
ベイト用パックロッドとは
どういうアイテムかというと、ロッドをいくつかに分けて繋げられるようになっており、携帯性・コンパクト性能に優れたロッドのことをさします。ケースなどにコンパクトに収納でき、現地で繋げて組み立てて使うことのできるタイプのロッドなのです。
移動に電車や自転車など、どうしても荷物の量に制限が発生する場合、こういったパックロッドは非常に重宝するため人気の高いアイテムなのです。移動手段や荷物量の限界によってはそれでもかさばることもあります。しかしこれであれば2ピース以上にバラバラにすることが可能で、旅行などでも釣りを楽しめるほど携帯性に優れているのです。
パックロッドのメリットとデメリット
一見便利にしか思えないこのアイテムをですが、メリットだけでなくデメリットもあります。まず大きなメリットは、その携帯性能です。2ピース以上の細かく分離して繋げて使うことから、普段はケースに入れて携帯することが可能です。旅行などのお供にもっていくことができるほど小さいので非常にコンパクトです。
近場で釣りをするだけでなく、少し遠出した場合のお供にもできますし、車だけでなく自転車やバイク旅での荷物としても持ち運ぶことはできるでしょう。しかしデメリットもあります。それが、つなぐ本数が多いので準備が少し面倒という点です。
そして、つなぐ数が多いのでどうしても使用中に緩んできたりします。また、以前は感度にも影響すると言われていました。近年では、ゆるみや感度の悪さは品質向上により無くなっては来ているようですが、気になる人にはデメリットと感じるポイントのようです。
ベイト用パックロッドの種類と選び方
欠点も含めてどういった製品なのかを知ることができましたが、一言でパックロッドといっても色々な種類があります。豊富な中から自分に合ったものを選ぶためにも、種類の把握から選び方を身に着けることで、自分に最適な一本を選ぶことができるようになるでしょう。
ベイト用パックロッドの種類
大きく分けると二つあり、最初が先述した通常時分解して使用する際につないで使う継ぎ合わせるタイプです。継ぎ合わせのタイプにはその中でも、並み継ぎ・逆並み継ぎ・印籠継ぎと3つに分かれます。印籠継ぎは高級なロッドの傾向があり、3つの中でも最も性能が良いとされています。
並み継ぎと逆並み継ぎの区別としては、遠投用の釣りで多用されるのが並み継ぎで、ルアーやエギングで多用されるのが逆並み継ぎとなるイメージです。後述する振り出しタイプのロッドと比較すると、ロッド自体が細く設計できるので性能が良いとされています。
そして、もう一方が振り出しタイプとなります。こちらの特徴は、継ぎ合わせタイプと比較してさらにコンパクトで携帯性に優れているという点です。また、竿をたたむ際にガイドにラインを通した状態で移動などもでき、急いで釣り場を離れないといけない緊急時でも対応できます。
価格も継ぎ合わせタイプと比べると安価であり、手に入れやすいこともありますが、しかし良いことばかりではありません。というのも、食いついた魚が大き過ぎる場合、継ぎ数が多いので壊れてしまうという弱点も併せ持っています。
さらに、継ぎ合わせタイプよりも感度が悪いという点も若干のデメリットです。これは、ロッド自体の太さが太いためです。畳んでコンパクトにするので構造上避けて通れないというわけです。しかしながら、いざ壊れた時の修理は、より細かい構造の振り出しタイプの方が修理しやすいというメリットもあります。
ベイト用パックロッドの選び方
ロッド選びのポイントも紹介していきましょう。まずは、ターゲットとする魚に合わせて選ぶという点です。メインターゲットによって使い分けることは必道具選びでは重要です。ただし、近年のロッドでは、多少の大きな魚でも釣れるような強度で作られているので、少しは甘く見ても大丈夫のようです。
次に、重要なのがやはり持ち運び性能です。場合は、継ぎ合わせと振り出しでも大きく携帯性能が変わり影響するため、自身で持ち運ぶスタイルや運ぶ際のカバンの大きさなどを考慮の上選ぶことが必要になるでしょう。必要な大きさをできるだけ具体的に把握しておくことが重要です。
最後に、モデル選びのポイントです。対応のルアー・釣り方といった好みの性質を持ったものを選ぶことで、より釣りを楽しむことができるでしょう。好みのターゲットに合わせて、周辺道具をそろえることを考えているのであれば、そういった小物に対応できるアイテムを選ぶのもおすすめのようです。
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パックロッドの使い方
選び方と合わせてそれぞれの特徴を紹介しましたが、両者の使い方にも触れていきましょう。継ぎ合わせの使い方は簡単でつなぎ目の目印に従ってつなぎ合わせるだけです。近年のモデルでは、つなぎ合わせの精度なども向上しているので、非常に簡単に組み立てることができます。
振り出しタイプは、ロッドを伸ばしてガイドにラインを通します。この際につなぎ合わせの様に目印などを気にする必要はありません。しかし、収納時には、先端を保護する必要が出てきます。先端の強度に心配があるためです。可能であれば先端保護のプラスチックカバーをはめたほうが安心感があるようです。
おすすめベイト用パックロッド30選|ダイワのパックロッド
ここからは、おすすめのアイテムを具体的に紹介していきましょう。種類も豊富の中からベストなものを見つけるためにどういったものがあるのかを紹介していきます。まずは、釣りといえば見逃せない有名メーカーであるダイワの製品からです。
モバイルパック 665TMB
ダイワ製で一つ目に紹介するロッドが、こちらのモバイルパックシリーズのアイテムです。ブラックバス専用のロッドで振り出しタイプのものになります。ルアーやテクニックに対応う可能となっており、まさにブラックバス釣りに適した性能を持っている製品です。
ルアー着地点の把握など精度を求める方には非常におすすめの一本になるでしょう。また、アジングやメバリングにも活躍する逸品と評価が高いのも注目のポイントです。全長は1.98メートル、収納時には50㎝程で97グラムという軽量で扱いやすい仕様です。女性の初心者の方にもおすすめの声もおおいです。
モバイルパック 705TMHB
二つ目に紹介するのが、ベイトリールに対応のこちらのモデルです。バス釣りの中でも特にパワーが必要なシーンで重宝する仕様となっています。長さは1.98メートル、収納時時寸法は50センチで重さは110グラムと先述したモデルよりも重いのが特徴です。
バスといってもかなり大物のものでも難なく対応することが、力強いひきと魚との駆け引きを精度よく楽しめるロッドして人気のアイテムのようです。このモデルであれば、継ぎ合わせタイプと比較しても申し分ない感度を実現してくれるとの呼び声も高いようです。
B.B.B. 636TMLRB
3つ目に紹介するのがダイワトリプルビーシリーズの製品です。こちらも人気のシリーズで全5種のベイトモデルがあります。とくにこのアイテムは振り出しタイプですが、高い操作性を実現しておりコントロール重視の方におすすめの一本といわれています。
軽いルアーや軽いリグを使用する方が良いと思われがちなロッドですが、重量やラインの適合範囲に制限があまりなく、色々な釣りを楽しみたい方にも扱いやすいと評判のようです。長さは1.91メートルで収納時寸法は41㎝と短いですが、重さは120グラムといった仕様となっています。
B.B.B. 666TMLRB
ダイワのトリプルビーモデルで別のものも紹介しましょう。それがこちらのロッドです。中型から小型のルアー使用に適したタイプで、色々な種類のルアーに幅広く対応可能な一本となっています。トップウォータープラグやライトテキサス、巻物系など対応の幅は非常に広いようです。
元ガイドはKガイドの使用となっており、全長は1.98メートルと若干他の製品よりも長めで、収納時には43㎝、重さは125グラムとなっています。それでもコンパクト性能は変わらず大変便利と評価も高いアイテムです。
B.B.B. 6106TMFB
長く硬いロッド、そして扱いやすさを求めるのであればこのロッドがおすすめです。トリプルビーの中でもミディアムパワー型となっています。巻物の対応力も素晴らしくダレないハリを実現でき、非常に対応力の高い一品です。また、ラバージグピッチングにも対応しています。もちろんロングキャストも対応可能です。
こちらも長さは2メートルを超えるロングタイプですが、収納時は44センチと非常にコンパクトで、重さは130グラムとなっています。適合のルアー6から18グラムと幅広く釣りを楽しみたい方にはおすすめといえるでしょう。
おすすめベイト用パックロッド30選|シマノのパックロッド
次に紹介するのが、パックロッドの中でも人気の高いシマノ製のアイテムです。ダイワと同じく人気のメーカーで幅広い対応力と釣りに必要な精度を実現しており非常に扱いやすい一品といわれているほどです。ここからは、おすすめのシマノ製アイテムを紹介していきましょう。
ワールドシャウラ 1652R
シマノ製でまず1本目に紹介するのが、このモデルです。ワールドシャウラの中でもまず挙げるならこの1本と呼び声の高い商品になります。シマノの中でもトップクラスの売れ行きをたたき出していると評判です。バス釣りであれば、まずこのアイテムであればどんなタイプでも釣り上げてしまうといわれるもので、祖のスペックの高さがうかがえます。
長さは1.98メートルで収納時寸法は54㎝、重さは145グラムの使用で継ぎ合わせタイプのロッドになります。太刀魚などのジギングにも対応できる能力を持っているので、バス釣りを楽しみたい人だけでなく多くの人に愛用される1本となることでしょう。
ワールドシャウラ 1650FF
二つ目に紹介するのは、ワールドシャウラシリーズの中でも後半に追加されたモデルになるこのアイテムです。ベイト用に設計されたこの1本は、ワールドシャウラの中でも最もライトパワー型となっています。シマノ製はこのロッドだけではありませんが、非常に良く曲がり大物を釣り上げる際に確実な精度を誇っています。
このロッドもいかんなくその性能を発揮してくれ、ロッド中腹やバット部分もしなやかに曲がるので非常に扱いやすいと評価の声が高い一品となっています。長さは198センチで収納時寸法は130センチ、重さは120グラムとなっています。
ワールドシャウラ 1754R
3つ目に紹介するのが、頑丈さが特徴の一本です。しなやかに曲がるロッドは、12キログラムのバーベルすらも持ち上げるほどの性能を持っているアイテムで、キャスト性能も高く、クランクベイトワームでも快適な釣りを実現できるほどの性能を持っています。