生地素材によく書かれている「○○D」は、「○○D(デニール)」と読みます。○○に書かれている数字は、素材に使っている糸の太さを表したもので、数字が大きいものほど耐久性が優れています。もちろん数値が大きい方が丈夫なのですが、その分重量も増えるので注意しましょう。
Contents
グランドシートの正しい使い方をチェック
グランドシートはテントの下に敷くもの。ただし、正しく使わなければむしろ雨水が侵入してくるなどの逆効果になってしまうこともあります。グランドシートの正しい使い方をチェックしましょう。
地面の小石や障害物を取り除く
グランドシートが丈夫だからといって油断は禁物です。最低限、自分のテントの下の地面のコンディションは整えてから使用すること。あらかじめテントの故障などにつながるような小石や小枝のような障害物を取り除くことで、テント破損のリスクを減らすことができます。
再確認!テントよりも小さめに
グランドシートを選ぶ際には、テントよりも大きいサイズはNG。はみ出した部分から雨水が浸入してきてしまいます。折りたたんで使うこともできますが、なるべくならテントと同サイズ、あるいは10~15cm程度小さいものを購入するようにしましょう。
表面と裏面があるものに注意
今回ご紹介しているアイテムの中ですと、「Wonyer」のグランドシートのように表と裏で材質が変わっているものがありますので、シートの裏表には注意。裏と表では全く性能が異なる場合がありますので、間違った使い方をしていると、そのアイテムの良さを最大限発揮できない場合もあります。
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グランドシートおすすめアイテム15選
以上の点を踏まえたうえで、グランドシートのおすすめ15選を選出しました。こうしてみるとグランドシートといっても材質や性能は様々。最後の3つはワンポールタイプ、ティピータイプに対応しているシートです。
LOGOS テントぴったりグランドシート270
スペック
- 使用時サイズ:262*262cm
- 収納時サイズ:29*19*6cm
- 重量 :-
- 材質 :発泡ポリエチレン
- 耐水圧 :-
使い勝手に優れていてコスパがいい!
ファミリー層に人気のアイテムを多数販売しているロゴスから、丈夫かつ防水性能に優れているシートです。若干薄手ではありますが、機能性は抜群。テントの四隅のフレームにシートの角についているひもを結びつけることで簡単に固定することができ、設営後に移動するのも楽々です。
ARAI TENT アンダーシートT2
スペック
- 使用時サイズ:150*210cm
- 収納時サイズ:-
- 重量 :270g
- 材質 :40DナイロンタフタPUコーティング
- 耐水圧 :-
軽量さと防水性能が魅力!
270gという軽量さと防水性能の高さ、耐久性の高さが魅力のナイロンタフタ素材を使用したシートです。PUコーティングを施しているため、防水性が高い一方、湿気には弱いです。管理の仕方次第では剥がれ、べとつきが発生する可能性があるものの、しっかりと汚れを落として乾燥させた状態で保存すれば長く使えるアイテムです。
ELEPOWSTRR レジャーシート
スペック
- 使用時サイズ:150*220cm
- 収納時サイズ:-
- 重量 :305g
- 材質 :210Dオックスフォード
- 耐水圧 :5.000mm
耐水圧5.000!多用途で使える万能型
ブルーとグリーンのカラーバリエーションから選べ、多用途で使用することができるのが魅力のレジャーシートです。耐久性がある生地ながらも軽量で、コンパクトに収納することのできるスタッフバッグ付き。耐水圧5.000mmという防水性能の高さも魅力です。
Triwonder グランドシート
スペック
- 使用時サイズ:220*150cm(S)
- 収納時サイズ:-
- 重量 :290g
- 材質 :420Dオックスフォード
- 耐水圧 :-
420D生地で丈夫!携帯性も◎
アメリカで人気のブランドTriwonderから、丈夫な素材を使ったグランドシートです。420Dの引き裂き耐性と耐久性に優れた素材を使いつつも、わずか290gという軽量なシートですので、携帯性も抜群。ハトメがついているため、タープとして使用することもできます。
Coleman マルチグランドシート300
スペック
- 使用時サイズ:280*280cm
- 収納時サイズ:35*25cm
- 重量 :1100g
- 材質 :210Dポリエステルオックス
- 耐水圧 :2.000mm
好みのサイズから選択できる!定番メーカーのシート
300*300cmのテントに対応したサイズのグランドシートです。アウトドアメーカーでは1,2を争うほど有名なコールマンのアイテムということで、信頼性や品質はピカイチです。4種のサイズ展開があるため、自分のキャンプスタイルに合わせたサイズを選ぶことができます。高い温度に対しても耐性があり、猛暑の中でも変形や縮みの心配がないこともうれしいですね。
mont-bell グランドシート ドーム2型
スペック
- 使用時サイズ:172*202cm
- 収納時サイズ:4*12*13.5cm
- 重量 :290g
- 材質 :40Dナイロンリップストップ
- 耐水圧 :2.000mm
耐久性・防水性・携帯性に優れたバランス型
ウレタンコーティングが施されている40Dのリップストップ生地を使っているので、耐久性が非常に高く、地面からの枝や小石の影響も軽減してくれます。耐水圧が2.000mmあるので、激しい雨に打たれるようなシーンでなければ基本的には十分な防水性能もありますし、薄手ながら丈夫で機能面は十分。テント設営の際にも簡単に使うことができます。
snowpeak ランドロックグランドシート
スペック
- 使用時サイズ:345*215cm
- 収納時サイズ:-
- 重量 :1000g
- 材質 :210Dポリエステルオックス
- 耐水圧 :1.800mm(ミニマム)
優良アウトドアメーカーの高品質アイテム!
日本のアウトドアメーカーとして不動の人気を誇るスノーピーク。ファミリー向けテントとして人気のランドロック専用のグランドシートで、6角形の形状になっています。もちろんランドロックに使うのがベストですが、機能性に優れているため他のテント用に使っても。
FIELDOOR 折りたたみクッショングランドシート
スペック
- 使用時サイズ:170*170cm
- 収納時サイズ:57*25*15cm
- 重量 :1000g
- 材質 :ポリエステル、ポリエチレン
- 耐水圧 :-
カラーバリエーション豊富でクッション性も優れている!
8色のカラーバリエーションから選択できる、遊び心にあふれたグランドシートです。クッション材が入っているため、5mmと他のアイテムと比べて厚みがあり、地面のコンディションが悪くても影響を受けにくいです。シートの角の部分にはメッシュタイプの収納袋がついています。
DOD グランドシート
スペック
- 使用時サイズ:210*210cm
- 収納時サイズ:44*16cm
- 重量 :-
- 材質 :ポリエチレン、ポリエステル
- 耐水圧 :-
目を引くカラーで他のキャンパーの視線を釘づけ!
ユニークなアイテム展開が特徴のDODからは、鮮やかなパープルとイエローの配色で目立つこと間違いなしのシートです。多くのグランドシートが落ち着いたアースカラーなのに対して、ひときわ目立つカラーリングですので、個性的なキャンプサイト作りにぴったりです。四隅のひもをペグにひっかけることで固定することができるので設置の際に便利です。
Geertop テントシート
スペック
- 使用時サイズ:180*210cm
- 収納時サイズ:20*12*7cm
- 重量 :280g
- 材質 :20D両面シリサイド格子柄ナイロン布
- 耐水圧 :8.000mm
リーズナブルでも高い機能性!収納もコンパクト
耐水圧8.000mm相当の防水性能があるため、大雨が降っても安心です。リーズナブルな価格設定にもかかわらず機能性に優れているため、キャンプやピクニックなど様々なアウトドアシーンに活用することができます。5種類のサイズ展開がされています。収納時は手のひらサイズのコンパクトサイズになるのでパッキングも楽々です。
小川キャンパル PVCマルチシート
スペック
- 使用時サイズ:220*220cm
- 収納時サイズ:33*28cm
- 重量 :2200g
- 材質 :PVC
- 耐水圧 :10.000mm
驚異的な防水性能!汚れもすぐ落ちる
ソロテントのサイズにぴったりなグランドシートです。PVC素材を使って、縫い目をなくしたデザインにより耐水圧10.000mmという驚異的な防水性能を実現。どんな雨に降られても大丈夫そうですね。床からの浸水を徹底的に防ぎ、テントのボトムを湿気から守ってくれます。汚れても洗剤でさっと落とすことができ、乾燥しやすいのでメンテナンス性も抜群。カビも生えにくいです。
Wonyer グランドシートM
スペック
- 使用時サイズ:150*210cm
- 収納時サイズ:-
- 重量 :-
- 材質 :210Dポリエステルオックスフォード
- 耐水圧 :3.000mm
UVカット仕様でタープにも!
裏面にはシルバーコーティングが施されていることで、紫外線カット効果および防水性アップという、機能性ばっちりのシートです。タープとして使用することも可能で、6つあるストラップで固定すれば簡単に使用可能。耐水圧3.000mm相当なので雨に降られても安心です。
ibeamed レジャーシート
スペック
- 使用時サイズ:380*330cm
- 収納時サイズ:-
- 重量 :-
- 材質 :210Dオックスフォード
- 耐水圧 :-
大判サイズでタープにも使えるマルチユースシート!
ハトメがついているため、テント設営の際にしっかり固定することができるとともに、タープとしての使用も可能です。タープとして使用する際にテンションのかかる角の部分には二重縫いの加工が施してあるため強度も◎。縫い目の部分に防水処理も施されているため、防水性能もしっかりあります。
North Eagle サークルマルチシート300
スペック
- 使用時サイズ:286*286cm
- 収納時サイズ:33*20*4cm
- 重量 :1000g
- 材質 :PE
- 耐水圧 :-
ワンポールテント用シート!設営後の移動も楽
8角形の形をしている、ワンポールテントに合わせてデザインされているシートです。8角のそれぞれにストラップがついているため、設営がらくらくで、設営した後に移動する際も便利です。
LOGOS Tepeeグランドシート
スペック
- 使用時サイズ:280*230cm
- 収納時サイズ:29*19*5cm
- 重量 :-
- 材質 :PEラミネート
- 耐水圧 :-
寒さに強いティピーテント用シート
同メーカーから発売されているTepee300シリーズ用のグランドシートです。PEラミネートを施している生地を採用しているため防水性に優れています。また、寒さに強く-20℃まで対応することのできる優れもの。反対に、熱には弱いそうなので、暖房器具を使う際には注意が必要です。
テントもあわせて確認しよう!おすすめテント20選
意外に使える!?グランドシートの代用品とは
当然グランドシートは持っているテントの正規品を使うのがベストなのですが、そうしたものは押しなべて高額ですので、「代用品で何とかならないかな・・・」と考えてしまいますよね。そんな方にお勧めしたいのが以下の代用品におすすめのシートです。正規品には劣るものの、性能は十分。
ニューストロングシート#3000
コスパ重視のブルーシートタイプ
270*270サイズで、生地が分厚く丈夫なシートです。いわゆるブルーシート的な色味は、賛否両論ありますがあまりかっこよくはないですね。しっかりと防水性能があり様々な場面で使えるのでコスパは十分です。
ユタカシート#3000シルバーシート
使い勝手がいいシルバーシート
270*270サイズのテントに対応しているシートです。ブルーシートと比較すると若干薄手だという口コミもあるようですが、ブルーシートのべたっとした青色が嫌だという人はこちらがおすすめ。
代用品は本当に使えるの?
実際、キャンプをするにあたって正規品ではなくて代用品を使うという方はかなり多いです。グランドシートで大事なことは「生地の厚みが十分にあること」そして「防水性に優れていること」。必要最低限の機能性を求めるだけなら代用品でも十分に活用できるのです。
代用品でもこだわりたい!切って貼って自作オリジナルシート!
自分が使っているテントにぴったりなサイズのグランドシートがないと悩んでいる人には、いっそのこと自分で作ってしまうという手段がおすすめ。DIYの中では比較的気軽に取り組め、作業自体も簡単ですのでとっつきやすいのではないでしょうか。
DIYが得意なら挑戦の価値あり!
アウトドアギアを自作する人が増えています。自分でアイテムを作れるのって憧れますけど、やっぱり難しそう。そんな人は、ウッドストーブやたき火台など本格的なDIYをする前に、まずはグランドシートの自作でお手軽にスタートするのはいかがでしょう。グランドシートなら、素材となる生地を購入して、メジャーとカッターを駆使してサイズ調節&ハトメなどがあれば結構簡単に自作シートが作れちゃいます。DIYが得意な人やこれから始めたいという人は是非。
グランドシートの自作動画
グランドシートの自作は決して難しくありません。必要なアイテムは100均で購入することができるものありますので今すぐにでも取り掛かれるかも。こちらの動画で作り方を確認したら、ぜひ自分で作ってみましょう。
ちゃんと大事に保管してる?グランドシートの正しい保管方法
グランドシートに限らず、キャンプギアはちゃんと管理しなければカビなどの雑菌の温床になります。長く快適に使用するためには、正しい保管方法で大事に扱うことが重要です。
ちゃんと管理しないとカビだらけ?
グランドシートやテントのフライシートなど、汚れたり濡れてしまった際にはそのまましまわないこと。湿気を含んだままで収納すると、カビの温床になるだけではなく、他のキャンプギアへの色移りの可能性もあります。
撤収する際にしっかりと汚れと水分をとる!
グランドシートを撤収する際には、必ず泥汚れなどは水洗いして落とした後、なるべく乾燥させてから収納するようにしましょう。木の枝などにロープを張り物干しにしたり、車の上に多いかぶせて天日干しにするなど工夫して乾燥させましょう。もしそれができないような環境でしたら、家に帰ったらなるべく早い段階で陰干しすること。何より大事なポイントは、カビの温床になる湿り気をしっかりと除去することです。
グランドシートをキャンプ装備に加えよう!
ここまで読んでいただけた皆さんには、グランドシートがいかに重要で便利なアイテムかお分かりいただけましたよね?これまでグランドシートを使ってこなかったという人も、「ぜひ使いたい!」という気分になってきたのではないでしょうか。今度からのキャンプギアにはぜひグランドシートを加えてあげましょう!