グランドシートの4つの必要性をご紹介!おすすめ15選や代用品、自作方法も

グランドシートを選ぶときにこだわりを持っている人は少ないかもしれません。でもグランドシートがあればテント周りの利便性は格段にアップします。今回はグランドシートの必要性を再確認。合わせておすすめ商品やなんと代用品もご紹介します。皆さんもご自分の装備にぜひグランドシートを加えてみませんか?

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旅行が好きなアウトドアライターです! アウトドア記事を書いているとキャンプがしたくなってきますね。 大学休学中にスペインを一か月かけて歩いて横断したのが忘れられない思い出です。 好きな料理は牛肉の赤ワイン煮込み。作るのも食べるのも
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グランドシートとはどんなもの?改めておさらい

キャンプでテントを使うのならば、グランドシートは絶対に用意しておきたい必須アイテムです。けれど、その必要性を知らない人の中には、グランドシートを使わずにテントを設営してしまうという人もいらっしゃるようです。グランドシートの大切な役割、皆さんはご存知ですよね?

「テント」と「地面」の間に敷く専用シート

インナーテントと地面の間に敷くことによって、テントのボトム部分を保護する役割があります。シートを効果的に使うためには、「テントを設営する前に」グランドシートを地面に大きく広げ、その上にテントの設営を行うようにしましょう。

1枚あるだけでキャンプがぐっと快適に

実際のところ、テントを設営し終わると外側からは見えなくなるため、案外グランドシートを使わないでテント設営を行うキャンパーさんもいらっしゃるようです。けれど、キャンプサイトの地面のコンディションが良くない場合などには小石や小枝によって、テント内での座り心地。

寝心地に悪影響が出るだけではなく、最悪の場合はテントのボトム部分が破れてしまうということにもなりかねません。丈夫なグランドシートを1枚敷くだけで、このようなストレスを感じることなく、キャンプをぐっと快適に、楽しく過ごすことができるのです。

グランドシートの必要性 使った方が良い4つの理由

今までのキャンプの中でグランドシートを使っていないというキャンパーの方は、快適性を考えても、お使いの大事なテントのことを考えても、グランドシートは使うべきです。使用をおすすめする根拠となるメリットを4つご紹介します。

雨でも床からの浸水をガード

グランドシートの大切な役割の一つ、防水性。インナーテントをそのまま地面に敷いてしまうと、雨が降った際に出来た水たまりのせいで、床から雨水がしみこんでしまう可能性があります。グランドシートは、雨に降られた場合でもボトムからの浸水を防いでくれるのです。

地面からの湿気や汚れを防ぐ

キャンプサイトの地面のコンディションは、いつでもベストコンディションなわけではありません。前日に雨が降っていればじめじめと湿気を帯びている可能性がありますよね。そのような状態でインナーテントを直接地面に敷いてしまうと、当然、泥や汚れがべっとりとテントのボトムについてしまいます。

テントはとてもサイズが大きいものですので、汚れがついたとしても手軽に洗ってさっと干して・・・というわけにはいきません。撤収の際にも、他のキャンプギアに汚れがついてしまう可能性があるので、汚れは最小限に抑えたいところ。グランドシートを使うことによって、ボトムに汚れが付くのを防ぎつつ、地面からの湿気を防いでくれるため、室内がジメジメすることもありません。

大事なテントの底面の破損防止

最も大事なポイントといっても過言ではないのが、テントの「ボトム部分の保護」としての機能。グランドシートなしの状況でテントを設置してしまうと、小枝や小石を下敷きに敷いてしまった場合に、室内空間の快適性を大きく損ないます。

また、その状態で大きな力をかけてしまうと、大事なテントに穴をあけてしまうことにもなりかねません。こうなってしまうとわざわざテントを買い替えなくてはなりませんよね。テントを保護して大事に使うために、グランドシートは必要不可欠なアイテムです。

荷物置き場にも使える

テントの中には「前室」がついているものもありますよね。いろいろな用途に使うことができて便利な空間ですが、あそこを荷物置き用に使うというキャンパーさんも多いのではないでしょうか。

でも、荷物をそのまま直に地面に置くのって気が引けますよね。かといってベンチなどにおいても邪魔ですし、案外荷物の置き場に困るということはおおいはず。前室にシートを少しはみ出させるようにしておけば有効に活用できます。

撤収の際には、片付けたキャンプギアを広げたグランドシートにおいておくのが便利。車に荷物を積む際に、1つ1つ収納しては車載・・・というのだと効率が悪いですし、うまく詰めなかったときはまた荷物を降ろして津見直しになるので二度手間です。一度グランドシートに避難させてから車に積み込むのが効率的。

レジャーシートにも

グランドシート自体は、丈夫かつ防水性のあるアウトドア専用のシートですので、きれいに使っていればレジャーシートして兼用することも可能。せっかく購入するのなら、多用途で使えるものの方がいいですよね。

グランドシートの選び方のポイントは?

テント用にグランドシートを選ぶときにはどのようなことに重点を置いて選んだらよいでしょうか。どのようなキャンプシーンであれ、グランドシートに求められる最低条件は変わりません。大事なのは防水性と耐久性です。

最も重要なサイズ(面積)を確認

購入を検討する際に意外と悩むのがサイズ。自分の持っているテントのサイズとぴったり合うサイズというのは案外見つからないものなんですよね。一般的には、所有テントのサイズと同サイズのもの、あるいはちょっと小さいくらいのものを選ぶのがいいです。

というのは、仮にテントの底面積よりグランドシートが大きいと、雨が降った際に雨の受け皿になって、「グランドシートの上に水たまりができてしまう」という状態になってしまうから。

せっかく雨に濡れないようにグランドシートを敷いているのに効果が半減です。ちなみに、アイテムに書かれているサイズは加工する前の生地のサイズを示しているため、実際のサイズは記載サイズより少し小さめになっているのに注意。

折りたたんで使う場合は注意

もしもサイズが大きすぎるときは、端の部分をテントに合わせて折りたたむということも可能です。ただし、折りたたんだ部分は当然他の部分よりも厚みが増えますので、インナーシートがぼこぼこしてしまうので注意。

迷ったらテントの純正品にするのもあり

やっぱり一番安心できるのはメーカーから発売されている、テント専用の純正品のアイテムです。サイズで悩む心配はまずありませんし、少し値段が高い分機能性が優れているものが多いです。

素材の違いを確認する

サイズが決まったら次に気になるのはグランドシートの耐久性能と防水性能です。それらの違いを比較するためには素材の違いに着目しましょう。グランドシートに使われている素材や繊維には以下のようなものがあります。

化学繊維

テントなどで使用されるような化学繊維を使ったものは、一般的にデザイン性に優れているというメリットがあり、ブルーシートのようなデザインや質感が好みではないという人におすすめ。

タープとして使用することができたり、小さく収納することができるという利点もありますが、防水用のコーティングがはがれたりすると防水性が著しく低下します。生地の厚みが十分でないと、テントを保護するのに不十分な強度のものもあります。

合成樹脂

ブルーシートなどのようにビニール系の素材を使ったタイプです。化繊タイプに比べて重量がありかさばるものが多いですが、丈夫で防水性も高いものが多いです。

収納サイズを確認

キャンプをする際などのアイテムでも気になるのはやはり収納性ですよね。車載やバッグへのパッキングの時にはなるべく小さく収納できるものがベスト。ブルーシートなどのようにぶかぶかとして収納しにくいものもあれば、コンパクトな手のひらサイズに収納できるものもあります。商品検討の際には収納サイズもしっかり確認するとよいでしょう。

グランドシートのスペックの見方を知らない人へ

グランドシートのスペックを確認するうえで判断材料として「防水性」と「頑丈さ」は非常に重要なポイント。けれど、製品紹介のテキストだけでは判断に困ってしまいますよね。どの製品がどれくらい優れているのか、客観的に判断するにはしっかりとスペックの見方を覚えておきましょう。

「耐水圧○○mm」って?

防水性能の目安として知っておきたいポイントは「耐水圧」です。これは生地の上に1*1cmの筒を載せて水を入れた際に、どれくらいの量の水を入れたら裏面に染み出すかということを示しています。

今回紹介しているアイテムの中では耐水圧1.800~10.000mmまでいろいろなものがありますが、よほど強い雨でなければ耐水圧1.500mmもあれば十分。ちなみに、スノーピークのアイテムに記載される「ミニマム○○mm」というのは「生地のどの場所で測っても最低限その耐水圧が保証されている」という意味。間違いなくそれ以上の機能があるということで覚えておけばいいでしょう。

生地素材の「○○D」って?

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