まるでUMA!ダマスカスヤギってどんな生き物?気になる生態まとめ!

思えば、それまで知られていなかった広い世界があることを私たちが知るようになったのは、15世紀半ばから始まったとされる大航海時代の頃。渡来した船の異国人から、初めて、世界地図と呼ばれる模様の描かれた紙を見せられても、ピンとこなかったに違いありません。

それ以来、好奇心を持って世界を旅するようになってから、世界は少しずつ狭くなっていったのかもしれません。それでも、未だに未知と言われる生き物が暮らしている、この地球の秘めた大きさに、思い切って飛び込んでみるのも面白い話かのかもしれません。

【豆知識】ヤギとヒツジの違いについて

ヤギとヒツジ。昔は似ている部分が多いと考えられていたため、日本の漢字ではヤギを山羊や野羊という字で表記します。どちらも羊が入りますが、実際の生態はかなりの部分で大きく異なっています。そんなヤギとヒツジの違いを比べてみました。

ヒツジはヤギと違って草しか食べられない

日本の寓話や昔馴染みの歌の歌詞では、しばしば、ヤギが手紙を食べる仕草が描かれます。本物のヤギが、現代の製法で作られたコピー用紙を食べられるのかと言うと疑念が残りますが、野生のヤギはヒツジと違って、草以外にも木の芽や葉っぱを食べることができます。

そのため、昔ながらの製法で作られた和紙を使った手紙であれば、本当に食べることができたそうです。ただし、好き好んで食べると言うよりも、他に食べるものがなかった場合に、否応なく食べると言うのが本音のようです。

これに対して、ヒツジは草以外の食べ物を消化できないため、ヒツジに紙を見せても匂いを嗅ぐ程度で、それ以上の反応はありません。ヒツジは牧草や飼い葉を食べて、適度な運動をこなし、毎日を過ごす生活をしています。

ヒツジの鳴き声とヤギの鳴き声は違う

羊の鳴き声と言うと、すぐに思い浮かぶものですが、反面、ヤギの鳴き声を尋ねられても、すぐには思いつきません。それもそのはずで、実はどちらも似たような声で鳴くことができます。言葉で書き表すとすれば、ヒツジが「ヴェー」で、ヤギが「ウェー」と言ったところでしょうか。

鳴いている声を耳すると、確かに音域が違うことから特徴を掴むことができますが、その聞き分けができるようになるのは、成長して大人らしい姿になってからのようです。言い換えると、生まれて間もない頃の幼少期は、ヒツジもヤギも似たような声で鳴くことができます。

鳴き声だけで識別しようとすると、たまに間違えてしまうことがあります。すると、山中にてヒツジの鳴き声だと思って近づいて探していると、突然、ヤギが現れるこがあります。そんな姿から、あの生き物は、山(野)に住む羊だと言うことになり、山羊と書き表すようになったと言う説があります。

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