SVライトリミテッドとは
まず始めにSVライトリミテッドについて簡単に説明をしていきたいと思います。そもそもSVライトリミテッドのSVとは stress free versatileの略でありその意味はまさに読んで字の如く、多くのアングラーを苦しめるバックラッシュのストレスから解き放つことをコンセプトに開発されました。今回ご紹介するSVライトリミテッドは従来のSVコンセプトをさらに超える進化形であり、SVコンセプトでありながらベイトフィネス機の能力も合わせ持つ秀逸の一級品です。
SVライトリミテッドはダイワが販売するリール
SVライトリミテッドは主要釣り具メーカーのひとつであるダイワによって開発、製造されています。ダイワの釣り具メーカーとしての歴史は古く1955年に輸出目的で開発された釣り用リールから始まりその範囲はリールだけに留まらず、現在に至るまで釣り具に関するあらゆる製品を多数開発しています。
SVライトリミテッドは並木敏成監修
そんなトップにして一流の釣り具メーカーであるダイワがSVライトリミテッドの開発にあたりタッグを組んだのが、こちらも一流のバスプロでありバス釣り界のレジェンド的存在である並木敏成氏です。並木氏は神奈川県藤沢市出身でそのキャリアは20年以上。バスプロになる以前は大学卒業後ダイワの前身であるダイワ精工に入社しリール課に配属された経歴の持ち主です。独特のフォームから繰り出されるキャスティングはまさに並木スタイル、バス釣り界唯一無二の存在です。ルアーブランドO.S.Pの代表でもあります。
SVライトリミテッドのインプレ
一流の釣り具メーカーであるダイワと一流のバスプロである並木敏成氏によって開発された至極の一級品であるSVライトリミテッド。もはやその性能には疑う余地すら感じさせません。そんな極上リールであるSVライトリミテッドが醸し出すそのインプレのひとつひとつを紹介していきたいと思います。
SVライトリミテッドのインプレ①
まず目に入るのがそのスタイリッシュなデザインです。ジュラルミン製のスプール部分がそのファッション性をより一層際立たせている印象です。ファッショナブルもバスフィッシングの魅力のひとつ。SVライトリミテッドは性能のみならずそのファッション性をも高めてくれるアイテムです。
SVライトリミテッドのインプレ②
SVモデルとベイトフィネスの中間的なモデルコンセプトで開発されたSVライトリミテッド。そのデザインは5gから10gのウエイトをカバーできるデザイン構成になっています。他社メーカーでも同じコンセプトのモデルが発売されてはいますが、そちらが軽さをメインに開発されたのに対してSVライトリミテッドはどちらかというと太糸を意識したパワー重視のリールという印象を受けます。
SVライトリミテッドのインプレ③
一台で全て事足りるとはまさにSVライトリミテッドの為にある言葉であろうと思わせるには十分な汎用性を兼ね備えている印象です。5gくらいの軽量なルアーから1ozクラスのビッグベイトまで幅広く対応してくれそうな潜在能力を出し惜しみなく醸し出している印象です。
SVライトリミテッドの特徴
SVライトリミテッドの各部にはダイワと並木敏成氏による経験そして蓄積されたノウハウが余すところなく活かされています。老舗のトップメーカーの知恵と技術。幾多のトーナメントを制してきたトッププロの知識と経験。この二つが重なり合った時そこに最高のリールが誕生しました。
SVコンセプト
少ないチカラでより遠くに飛ばすことを実現したのがSVコンセプト。省力化に特化することで比較的軽いチカラで力み過ぎずにキャストができるように作られているため、極めて正確なキャストが可能になりました。
スプールとノブ
スプールはG1ジュラルミン製で精度の高いΦ32SVスプールを使用しています。MAエアブレーキを採用しており太糸を使用しても十分なゆとりがあるラインキャパシティ。エアと比べた場合深溝のスプールとなっておりフィネス寄りのリグにも快適性をもたらしました。
ノブはハイグリップな握りとシェイプな握り加減で軽量なノブを実現。限界まで絞り込んだ薄さと指へのフィット感そして高いグリップ性が魅力です。重さ4gのノブは現時点ではダイワ史上最も軽いモデルとなっています。
ボディ
快適なアクションコンセプトで開発されたSVライトリミテッド。その心臓部ともいえるボディはハウジング部にマグネシウム合金に使用、セットプレートにはアルミを使用するなど軽さと強さを追い求めたボディ構造になっています。そのボディ構造そのものが軽量リールにありがちなブレや歪みを抑え回転や巻き上げの性能アップにつながっています。
SVライトリミテッドのラインナップをご紹介│6.3R-TN
6.3R-TNの特徴
エアとSVの中間モデルであるSVライトリミテッドの中で最もポピュラー且つ使用者が多いのがこの6.3R-TNタイプです。比較的に軽めのルアーが使いやすいモデルになっており十分な飛距離をカバーできます。10段階のブレーキ設定が可能です。
6.3R-TNの魅力
シリーズ全体にもいえることですが性能もさることながらひと目見てカッコいいその見た目も6.3R-TNの魅力です。より使いやすくよりファッショナブルに。流線形のボディフォルムがバスフィッシングをよりオシャレに演出してくれます。
6.3R-TNのスペック
右ハンドル。巻き取りの長さはハンドル一回転に対して約63cm。ギヤー比は6.3で重さは148gとかなり軽いです。MAXドラグは最大4kgとなっており自重に対してかなり大きなチカラを引き出せる能力があります。標準的な糸巻き量はナイロン8で40～80m、10で30～65m、12で25～50m、16で20～40m、20で15～30mとなっています。ハンドル長さは約8cmです。
SVライトリミテッドのラインナップをご紹介│6.3L-TN
6.3L-TNの特徴
6.3R-TNの左ハンドルモデルが6.3L-TNです。特徴は右ハンドルモデルとほとんど同じですが左利きの人が右ハンドルを使用した場合特有の扱いにくさを全て解消しています。右利きの人がフィールド環境等に合わせてあえて左ハンドルを使用する場合もあります。
6.3L-TNの魅力
性能はもちろんのことながら、6.3R-TNと同様でそのファッショナブルな見た目か魅力のひとつです。部品ごとに異なる材質がその見た目をより一層魅力的なものに仕上げてくれています。
6.3L-TNのスペック
左ハンドル。スペックは6.3R-TNとほとんど同じです。巻き取りの長さはハンドル一回転で63cm。重さは148g、MAXドラグは4kg。糸巻き量も6.3R-TNと同スペックとなっています。
SVライトリミテッドのラインナップをご紹介│8.1R-TN
