アングラーとは釣り人のことを指す!
あなたの周りでアングラーという言葉を聞いたことはありますか?よく意味は分からないけれども、「何となくみんな使ってる」からと名乗ってしまっているという人もいるのではないでしょうか?そういう言葉って多いですよね。
意外と当たり前のように使っている言葉でもふとその意味を考え出すとどういう意味なのか、似ている言葉との違いはあるのかと悩みだしてしまうことがありますね。当たり前のように使っている言葉こそ分からないものかもしれません。この記事ではそんな不安を払拭すべく解説していきます。まずは語源から探っていきましょう。
あくまでも趣味で釣りをしている人をアングラーと呼ぶ
一般にアングラーと呼んだ時にはあくまで職業として、漁師や漁船を営んでいる人ということではなく、あくまで趣味として釣り自体を楽しんで行っている人のことを指します。仕事が終わった会社の帰りや休日、長期休みを使った旅行で楽しんでいる人のイメージですね!
主にフライフィッシングやルアーフィッシングをしている人を指す
更に趣味で楽しんでいる釣り人のなかでも生き餌ではなく、ルアー等を使う人のことを指すことが多いです。これは元々、生計を立てる為に釣りをしていた人ではないというところが関係しています。
アングラーの語源はアングルから来ている
大元まで遡ると印欧祖語の 「ank」(曲げる)という言葉が語源です。そこからゲルマン語で「angul」、そして古英語の「angle」(釣り針)へと変化しました。現代英語ではおなじみの「angle」(角度、魚釣りをする)に更に変化しました。
アングルはよくカメラで写真を撮るときに言う「いいアングル」というような角度と言う意味ですね。釣り針が曲がっていることが由来で、毛針で釣りをする人は趣味の人が多いということでを釣りを楽しむ人という言葉が成り立ちました。
フライフィッシング
語源となっている毛針でする釣りのことをフライフィッシングと言います。元々は動物の毛や羽根で、昆虫や小魚に模した疑似餌で釣りをし始めたのが起源です。イギリスでは貴族の間で流行しまさに釣りそのものを楽しむ優雅な遊びだったという訳です。
ルアーフィシング
ルアーフィシングは木や金属、プラスチックで作られたハードルアーと、ゴムや合成樹脂で作られたワームとも呼ばれるソフトルアーを使った釣りです。バスフィッシングのブームと一緒に日本でも有名になりました。
アングラーとフィッシャーマンは違う?どう違うのか
魚を指す英単語といえば「fish」(フィッシュ)ですよね。そこに「〜する人」という意味の「er」をつけたら「fisher」。アングラーと同じ意味なのでしょうか?実は、ちょっとニュアンスが違います。
そもそもフィッシャーマンは漁師のこと
実は「fisher」という単語は魚を釣る人という意味ではなく、「魚を食料にする動物」という意味です。もちろん、我々人間もその動物の一つですが、魚だけを食べている訳ではもちろんありません。
「fisherman」となると食料、または生活のために魚を獲る人という意味になります。魚を食料にする動物の中の人間ということ、つまりはそれを糧にしている人々のことです。直接食べるということではなく、それでお金を得て生活しているということですね。
漁と釣りは意味が違うためアングラーとは言えない
では、漁と釣りは何か違うのでしょう?漁業者とは漁業協同組合に属して特定の地域・特定の漁場で漁法という法律に則り、水産生物の販売をしている人です。漁とはそれを生業にしているという意味になります。
漁関係の仕事についている漁民とも違うので注意!
他に似た言葉として「漁民」という言葉もあります。こちらはどちらかと言うと、前項で触れた漁師とほぼ同じ意味です。民とつくぐらいですので一人の漁師というよりは集団を表す意味合いが強いかもしれません。
プロの釣り人はプロアングラーともいう!その実態とは
どんな世界にも一流と呼ばれる人がいます。それが例え趣味と呼ばれるものでも極めればプロフェッショナルと呼ばれるようになるのです。遊びであっても同様です。この章ではその実態に迫ります。
釣りで生計を立てるプロアングラーとは!
趣味が仕事になる――。誰もが一度は憧れますよね。実は日本にも数こそ少ないですが趣味としての釣りを仕事に結びつけている人たちがいます。一体どうやって?どれぐらい稼げるものなのでしょうか。
プロアングラーで生活はできる?趣味で食っていくには苦労が
もちろん魚を獲ってそれを卸すということではありません。ワクワク感はそのままで大量に魚を捕るということではなく、「釣る」という行為そのものの魅力を伝えてたりアピールできるプロです。それでは、具体的な報酬がもらえる例をあげていきます。
釣りの大会
各地で行われる大会では様々な優勝商品や賞金を用意しているものもあります。大体は4〜5万円程度の釣具が商品になってるものが多いですが、中には優勝賞金100万円と太っ腹な大会も開催されています。一番有名なものはバスプロと呼ばれるバス釣りの大会があります。
フィールドテスター
メーカーと契約し、メーカーの製品の良さや使い方を発信したり、開発中のルアーを現地フィールドでテストしたりします。大体はテストした商品をそのままもらえたり報酬になります。開発段階のルアーを試せるのは魅力的!
釣りライター
釣り雑誌や釣りサイトでのネット記事の執筆です。報酬としては1記事あたり数千円から一万円程度でしょうか。人気が出れば連載なんてこともあるかもしれません。自身の経験を活かして知識や楽しみを伝えることができるのが嬉しいですね。