水死体とはどんな死体のこと?
人間は誰しも死んでしまうものです。それは今のところどんなお金持ちでも有名人でも避けることができません。死因は様々だと思いますが思わぬ事故で命を落としてしまうことも少なくありません。死因によって遺体には名称がつく場合があります。
水死体とは?
水死体とは読んで字の如く、死因が水にある場合の遺体です。海での遭難や川での溺死などもありますし、身近なところではお風呂につかったまま意識が遠ざかってしまってということもあります。また、死因は水死でなくとも死後水に浸かっていた遺体を指すこともあります。
水死体の状態もさまざま
どんな遺体でもそうですが、時間の経過や周りの環境によって遺体の状態は変化していきます。水死体の場合、水に浸かっているという状況が多いためその場合の変化の特徴というものがあります。その特徴について解説していきます。
水死体の状態①青色になる
まず初めに遺体となった状態では、本来食べ物を消化する役目を持つ胃酸や消化液によって、胃腸そのものが消化されていくことになります。そうなると、そこから腐敗ガスが発生していくことになり、お腹のあたりからだんだん淡い青色に変わっていきます。
水死体の状態②赤色になり膨らむ
そこから更に時間が経過すると今度は遺体の色が赤褐色へと変化していきます。その間も腐敗ガスは出続けているため、体はどんどん膨らんでいき、元の姿が想像つかないような姿へと変化していきます。
水死体の状態③黒色になる
更に時間が経過していくと今度は段々と黒く変化していきます。ここまで来ると体から腐敗した液体へと変化したものも出てくるようになり、だんだんと原型を留めない姿へと変化していってしまいます。
水死体の状態④骨になる
その後も水中に残った遺体には、腐敗した体液を求めてウジ虫がわいてくるようになり、どんどん皮膚や筋肉が失われていきます。最終的には骨だけが残るようになり、白骨死体へと変化をとげていきます。
水死体は他の死体と違う?
改めて他の死因との遺体の違いを確認していきましょう。他の死因ですと、自然死・病死・焼死・事故死などどんな死に方であれキレイな遺体として残るかは分かりません。様々な死因がある中で特に壮絶と言われる水死体の特徴を詳しく見ていきましょう。
水死体が他の死体と違う点①ガスが出て膨張
水死体の特徴として上げられるのが水に浸かり続けることで皮膚がふやけて広がりやすくなり、そこにどんどん腐敗したガスが発生していき体全体が膨らんでいくことです。周囲の温度が高いほど腐敗しやすいです。