マルタタイガーとは?
トラといえば黄色と黒のしましま模様で、工事現場やトラロープなど危険を象徴する場所に使われている色として定着しています。しかし、神のいたずらかこの世には突然変異体として通常とは違う色の生体が生まれることがあるのです。
青い毛色のトラ
その毛の色は青いと言われております。それが最大の特徴です。しかし、青と言っても真っ青ではなくどちらかと言うと銀色に近いような青色なのではないかと思われます。イメージとしてはホワイトタイガーに少し青みを足したイメージと言えば分かりやすいでしょうか。
アモイトラの変種
実際に調べてわけではないので推論としての紹介です。このトラは中国の南の方に生息していましたが、害獣駆除の目的で狩られたため自然下にはほぼいなくなりました。世界の動物園にも約300頭ほどしかいないという今では貴重なトラです。
アムールトラの変種
その他の可能性としてアムールトラの変種である可能性も挙げられています。中国東北部やロシア沿海地方のアムール川流域に生存していますが、こちらもその個体数は500頭程度と言われています。トラの中で一番大きい体を持っています。
トラたちの生態
そもそもにして基本に帰りトラという生き物について振り返ってみましょう。自然界で普段どのような生き方をし、暮らしているのでしょうか。私達は動物園に行ったときくらいしか見ることのできないトラの生態を確認していきましょう。
その暮らし
トラは普段母と子で暮らしています。それぞれに生活の範囲となる縄張りがあり、男のトラのほうが広いです。それは一定期間の間にメスは必ず子供のもとへ戻る必要があるからです。熱帯林、背の高い草むらなど草木が生い茂った場所に多く生息しています。
生後一年半程は、子供のトラは母親のトラと一緒に暮らし、その後母親のそばを離れて子供自身の縄張りを確保するため自立していきます。3年から4年程で立派な大人のトラに成長していきます。
狩りの仕方
トラは長距離を走ることを得意としないため、敵にこっそり接近し一気に仕留めるというやりかたをします。獲物を探すために一晩で10キロから20キロほど歩き回ります。狩りの成功率は決して高くないですが、メス一頭であれば8日に一匹狩れれば足ります。
また、美しいしましま模様は獲物にこっそり近づいたり草むらに潜む際に体の輪郭をぼかす効果があると言われています。近づいて射程圏内におさめた獲物を強靭な筋肉と鋭い爪で一気に襲います。小動物から大きな動物まで何でも捕獲して食料にします。
マルタタイガーの生息地
続いてどこに住んでいる可能性が高いのか見ていきましょう。前項で触れたアモイトラやアムールトラの変異した存在であるならば生活している場所も同じあたりということになります。それぞれの亜種の住んでいる場所を確認しましょう。