海釣り餌の種類
上でも書いたように餌の種類はとても多く、釣りをする人が使う餌としては、主に・活き餌 ・保存餌 ・人口餌 の3つがあります。この3つの餌を使い分けて釣りをしていくことが大事になっていきます。どれもお店やネットで簡単に買うことができますし、なかには自分で作った餌を使って釣りをするという人もいます。
釣り餌の分類1:活き餌
活き餌は文字通り、生きている餌です。3つのなかでは最もポピュラーで初心者から上級者まで幅広く使われていますし、どんな釣りでも使うことができるオールラウンダーです。使われるのは虫系のものが大半で、苦手な人も多いです。
活き餌その1 アオイソメ
活き餌の中でよく使われるのがこのアオイソメです。魚の食いも良く、堤防や沿岸付近にいる魚はほぼアオイソメで釣ることが出来ます。価格も安く、冬でも元気に動いているので1年中販売されています。注意点としては、暑さに弱いので夏場は保管に気を付ける必要があることと、餌を付けるときに噛みついてくることです。
活き餌その2 ゴカイ
こちらのゴカイもアオイソメと同じくらい良く使われていて、見た目も似ています。アオイソメと比べてサイズも少し小さく、値段も高いうえに針持ちがあまり良くなく、弱いので運ぶのに注意が必要になってきます。その代わりアオイソメよりも魚の食いが良いです。干潟に生息しているので、禁止されている場所を除けば採取することもできます。
活き餌その3 マムシ
マムシはアオイソメやゴカイよりも使用頻度が低くなってきます。値段はアオイソメの1.5~2倍して、アオイソメよりも太くて体臭がものすごく強いです。そのため魚を集める力が強く、大物を狙っているときに効果的です。一方で餌取りや狙っていない小魚まで集めてきてしまうので使う場面は限られています。
釣り餌の分類2:保存餌
保存餌には冷凍保存できる餌と冷凍せずに保存できる餌が分類されます。活き餌よりも手軽に持ち運びすることができ、保存できるので1年中使うことができます。また、雑食性の高い魚(主にチヌ)はトウモロコシなどの冷凍しない餌でも釣ることができます。
保存餌その1 オキアミ
オキアミは活き餌のアオイソメやゴカイと並ぶ、オールラウンダーな餌です。ほとんどの種類の魚を釣ることができ、魚の食いも良く、また魚を集める力も強いです。価格も他の餌と比べて安く、セール時にまとめて買う人もいます。
ただし、日光を浴びると自己消化が始まって体が黒くなっていきます。そうなると魚の食いも悪くなっていき、臭いもきつくなってきます。車などにこぼしてしまうと臭いをとるのがとても大変なので、取り扱いには注意が必要です。
保存餌その2 アミエビ
アミエビはサビキ釣りのコマセとして使うことが多いです。ほとんど全ての魚がこれを食べるので魚を集める力はとても強く、そこに釣り糸を垂らして釣っていきます。お店では冷凍ブロックや解凍された状態で売られていて、冷凍状態のものは海水で温めて解凍してから使う必要があります
釣り餌の分類3:人工餌
人工餌は、活き餌や保存餌と異なり全て1から人間の手で作られている餌のことです。多くのメーカーが科学技術などを駆使して、自然に存在する魚よりも効果があり、より使いやすい餌を作っています。釣りをしたいけど虫が苦手で触りたくない、臭いがきつくて嫌だ、という人におすすめです。
人工餌その1 配合餌
様々なメーカーが、釣りたい魚に合わせた配合餌を作って販売しています。活き餌や保存餌の臭いが苦手な人も多いため、中にはフルーツ系の香りがするものもあります。一つの配合餌単体で釣りをしても良いですし、数種類の配合餌を組み合わせることもあります。組み合わせ方によってはより魚を集めることができます。
人工餌その2 疑似餌(ルアー)
これは虫や魚、エビなどに似せて作られた餌で、虫が嫌い、触りたくない、といった人のためのものです。疑似餌も種類が多く、海に入れて動かしたときの揺れで魚を引き寄せるものや、魚のにおいをつけたり、エキスをしみこませておびき寄せるものがあります。ルアーと活き餌・保存餌でどのような違いが出てくるのかは下の方に書いてあります。
釣り餌として代用できるもの
これまで様々な釣り餌を紹介してきましたが、釣り当日、餌がなくなってしまうと小さい魚すら釣ることができなくなります。要因としては、餌を鳥にもっていかれる、近くに販売店や自動販売機がない、などいろいろ考えられます。
釣り餌は釣りに行く前の段階でしたら手に入れることが簡単なものばかりです。しかし、いざ釣りを始めると手に入れることが難しくなることも時々あります。そこで次はそういった状況に陥ったときの代用品を紹介していきます。