アオギスは絶滅危惧種!その生態や釣り方を徹底解説します!

形もそっくりで同じキスの種類なので、淡白な白身を活かす調理方法でおいしく味わえます。他の魚と同様に、釣りたてはこりこりとした身の食感があり、きちんとした処理をして2~3日寝かしたものの方が旨みが増します。

通常食べられているキスの料理法は、お刺身、昆布締め、塩焼き、お吸い物などいろいろな調理方法で食べられています。それだけいろいろな料理に合わせやすいので、アオギスも同じような調理方法で食すことができます。

アオギスにはアニサキスがいるので注意

最近話題のアニサキスですが、アオギスにも寄生している可能性があるため注意が必要です。食べる際にはきちんと火を通すか、生食の場合は-20度で一日冷凍するか、一般家庭では3日~4日冷凍してから解凍して食べるといいでしょう。下ろして見つけた場合にはしっかり除去しましょう。

アオギスがいなくなった東京湾の海

絶滅してしまった可能性のある東京湾の干潟ですが、それでも日本有数の干潟を有していることには変わりありません。昭和時代の汚染された海と違い、今では着々と水質の改善が行われています。ここでは、水質改善のための取り組みと、干潟について紹介します。

東京湾の水質改善

東京湾では、東京都を中心とした首都圏の地域で水質改善に取り組んでいます。江戸川や荒川、多摩川をメインに大小合わせて60数本の河川が流入しています。河川の水質改善が海の水質改善につながるとして、工場の排水規制や下水道の整備をしています。

現在の干潟

東京湾を代表する干潟として、三番瀬、盤洲、富津、谷津干潟が挙げられます。近年の水質改善により、様々な種類の生き物が生息しています。代表的なものとして、スズキ、コノシロ、アナジャコ、アサリなど、干潟の生態系が確立しています。特にアサリの潮干狩りや、干潟で狙うスズキ(シーバス)釣りは釣り人の間でも聖地となっています。

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