強烈な引きが醍醐味のタマン釣りを攻略しよう!釣れる仕掛けやタックルまで徹底解説!

タマンは沖縄で人気を集めている釣りのターゲットです。タマンは生態がすべて解明されていない謎の多い魚です。この記事では謎多き人気者タマンの魅力や、狙う季節とポイント、竿やリール、仕掛けについて紹介します!沖縄にいったら是非ともタマンを狙って竿を出してみましょう。

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釣りクアンプを愛するアウトドア系の男です。仕事はパソコンに向かう時間ばかり・・・だから取材を兼ねた週末は「楽しいことを探してワクワク」しています。
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タマンとはどんな魚?

タマンは南の海に生息する魚で体長は最大で90㎝まで成長します。半端ではない強烈な引きが特徴で、海の中に竿を引きずり込むようなファイトは忘れ難い経験になります。沖縄までタマンを釣るために飛行機を使って遠征するという強者もいるほどです。

タマンはフエフキダイの仲間

タマンとは沖縄の方言で本来の名前は和名でハマフエフキダイと呼びます。沖縄では高級魚に名を連ねる人気の魚でスズキのように白身で淡白な味わいです。沖縄の県魚に指定されているのはお馴染みの「グルクン」ですが、このグルクンと最後まで県魚の地位を争ったのがタマンだという逸話も残しています。

タマンは沖縄などに生息している

タマンは沖縄をはじめとして南の海にに多く生息しています。沖縄以外では鹿児島でも釣りのターゲットとして人気です。意外なことに東京湾での漁獲もありますが、ごく少量で残念ながら釣りのターゲットして狙うには個体数が少なすぎます。関西以南で黒潮の海流が接岸する地域では回遊があれば狙うことが可能です。

タマンは甲殻類が餌

タマンは小魚からカニやエビの甲殻類、果てはイカやタコまで食べる肉食性の魚です。エサをを付けて狙う場合は、この雑食性に合わせた魚の切り身や小魚、カニ等様々なものが使われます。活きたままのボラの子供を生餌にすることもあります。タマンを狙うのなら小魚が豊富な漁港の波止や、甲殻類の生息地である岩礁帯が狙い目です。

タマンの料理も知りたい方はこの記事もどうぞ。

タマン釣りのポイント

タマンが狙いやすいのはエサを食べに接岸してきた活性の上がった時間帯です。活性が上がったタマンはエサを求めてリーフや波止に潮に乗って近づいてきます。回遊性の魚なので1か所に居付いていることはありません。回遊してくるのを待って投げ釣りで狙うか、回遊してくる上げ潮のタイミングをルアーで狙い撃ちするかです。

タマン釣りのポイントは漁港や岩礁

タマンのエサが豊富な漁港やリーフの周りは絶好の回遊ポイントです。接岸してくる理由は大きく分けると「エサ」と「産卵」です。エサを求めて上げ潮に乗ってくる場合と、リーフに産卵にやってくる乗っ込み期が狙い目です。リーフの割れ目はタマンの通り道になることも多く絶好のポイントです。

タマン釣りを夜釣る場合は光に注意

タマンは光が苦手だという説が有力です。光があると堤防付近によってこないと言うのです。しかし、光がある場所にはベイトが群れになって集まります。活性が高いと光があっても平気でベイトを捕食します。基本的には光う習性があることを念頭にポイントを探ってください。光だけに気を取られるのは禁物です。

タマン釣りの時期

タマンは年中釣ることが出来ますが、狙いやすい時期は産卵期。タマンを求めて沖縄まで遠征する人は特にベストなシーズンを狙いたいです。産卵でリーフに近づいてきたタイミングは1年を通じて最もタマンと巡り合える確率が高い時期といえます。また産卵期は魚体が大きく成長し栄養を取るために口をつかう確率も高いです。

タマンの産卵期

産卵期は2月~10月と幅が広いのが特徴です。その為に産卵期を狙うといっても1点集中で狙うことが出来ません。ただし、春と秋に産卵する個体が多く2月~3月、9月~10月というのが産卵の為に接岸する「乗っ込み期」と考えてよいでしょう。遠征する場合はこの時期を一つの狙い目と考たいところです。

タマン釣りの時期は春から夏

ベストなシーズンを考えると最も釣りやすいのが春から夏です。2月から始まる産卵の乗っ込み期、昼間は深場を投げ竿で攻めて、夜釣りでは意外なほど近くの浅場まで近づいてくるタマンを狙います。産卵を終えると体力を回復させようとエサをいつも以上に食べるので、産卵前後が絶好のタイミングになります。

タマン釣りのエサ

タマンを釣るには特徴的なエサをしっかり押さえるのが必須の条件です。食べているエサに合わせるのが前提で、甲殻類や小魚やタコやイカがエサとして使われます。現地の浅瀬でカニやタコを自力採取することも可能ですし、釣具屋さんで購入することも可能です。

タマン釣りはイカの切り身などがおすすめ

エサとして代表的なのが切り身です。手に入れる事が簡単で扱いやすいエサなので人気が高いエサです。使われる切り身にはアジやサバといった魚釣りには定番のエサから、イカの切り身まで様々なものが使われます。イカは沖縄の釣りエサ屋さんではシロイカという名称で販売されています。

タマン釣りのエサの切り方

小さな子イカであれば一匹丸々使います。5㎝程度の小さな子イカなら2匹をかけます。小魚の場合はサンマやボラの冷盗品を使います。そのまま一匹掛けにして使います。タマンの大きな魚体にあわせてエサも大きくワイルドです。これでも50㎝を超えるような大型のタマンなら軽々と一口で飲み込んでしまうサイズです。

タマン釣りのエサはシガヤーもある

シガヤーとは沖縄で水揚げされる島タコの一種です。沖縄以外に住んでいる人には全く耳馴染のない名前です。このタコもやっぱり一匹丸々使います。このタコはエサ代としては一匹数百円とお高めです。遠投したらすっぽ抜けた!とならないようにしっかりハリにかける必要があります。エサ屋さんで入手可能です。潮の引いたリーフで採取も可能。

タマンの仕掛け

タマンを狙う仕掛けはエサを使うかルアーで誘うかの選択になります。エサ釣りは投げ釣りの要領でポイントへ仕掛けをキャストしてヒットするのを待つ釣りです。一方のルアー釣りはガンガンと攻める釣りでゲーム性が高くアングラーには大人気です。待っているだけの釣りが苦手な方はルアーがおすすめです。

タマンの仕掛け①投げ釣り

タマンの投げ釣りは波止からはもちろんですが、ビーチやサンゴやゴロタ石の散らばるリーフからも狙うことが出来ます。仕掛けは天秤仕掛けというシンプルでベーシックな仕掛けを使います。天秤にコマセを詰めたカゴをセットして集魚効果を狙うこともあります。

天秤って何?

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天秤とはオモリを仕掛けの中にセットするためのアイテムです。直接道糸にオモリを付けることも可能ですが、ラインが絡まったり、オモリでラインを痛めることもあります。それを防ぐために金属製の天秤を仕掛けにいれそこにオモリを付けます。

ハリは一本で狙う

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