根魚釣りの仕掛け5種類を一挙ご紹介!ワームのリグや船釣り仕掛けも!

根魚は「ロックフィッシュ」とも呼ばれ、主に岩礁帯を住処にしている魚です。アイナメやソイなどの身近なものから、クエのような超高級なものまでさまざまで、釣り方や仕掛けも多様です。この記事では、根魚釣りに用いられる5種類の仕掛けそれぞれの基本構成や特徴を解説します。

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ルアー釣りが好きで、ブラックバスとトラウトが対象魚です。疑似餌を使って魚の気を引くことに楽しさを感じます。埼玉県在住で、霞ヶ浦や栃木県の管理釣り場によく足を運びます。
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根魚釣りの仕掛けは多種多様

根魚は、海底の岩の隙間や磯回りに身を潜めていることが多いです。その中で、効率よく魚からの反応を得るための仕掛けが、たくさん存在します。狭い穴の中に落とし込むことに特化していたり、たくさんのエサ付き針でアピールしたりと、仕掛けごとに得意分野があります。

根魚は高級魚として扱われている魚が多い

釣りの対象魚として人気がある理由のひとつとして、食べて美味しいことが挙げられます。その中でも、高級魚の代表格であるクエ、キジハタは希少性があって味が良いことから非常に高値で取引されています。釣り人にとって身近な存在であるメバルやカサゴ、アイナメも市場では高級魚の一員です。

根魚釣りの仕掛けをご紹介!

仕掛けは色々とあるのですが、主に扱われている5種類に的を絞ってご紹介します。それぞれの仕掛けの良さを理解することで、ターゲットが潜むポイントを的確に攻めることができます。エサ釣りの他に、ワームのような疑似餌で釣ることも可能です。

根魚釣りの仕掛け① 投げ釣り用

海底にある岩場などの障害物周りに好んで生息している魚なので、ある程度の重さがある重りを使用してしっかりと底を捉える必要があります。投げ釣りの時には、胴突き仕掛けという下に重りが付いていて針が多く付いているものを投入して探っていきます。エサが数か所ついているので、魚に気づいてもらいやすい仕掛けです。

根魚狙いの投げ釣り用仕掛けの基本構成は?

出典:DAIWA

仕掛けには複数の針がついていてある程度の長さがあるので、竿は3.6mから4.5mくらいの竿が投げやすいです。2000番位のリールに太さが2、3号位のナイロンラインが巻いてあれば問題ありません。

重りのサイズは、底をしっかりと捉えることができながらも根がかりしにくい丁度いいものを選択してく下さい。水深や潮の流れ、風などで最適な重さが変化するので数種類の重りを持ち合わせておくと安心です。

根魚狙いの投げ釣り用仕掛けの特徴は?

エサはアオイソメ、オキアミ、魚の切り身などの多くの選択肢がありますが一般的なのがアオイソメです。エサの付け方にはチョン掛け、通し刺し、複数のイソメを一つの針に刺す房掛け、縫い刺しなどがあって、アピール力や針持ちの調整を変えることができます。

何か所もエサがついているので、一つ針の仕掛けよりも魚に気づかれやすいです。そして、重りが下についているので、糸を張るとエサが水中に漂うような状態になります。固い場所を通すと、底の重りが触れることによってゴリゴリした感じがするので、魚が居そうな岩場を探すような使い方ができます。

根魚狙いの投げ釣り用仕掛けを使った釣り方は?

キャストしたら、仕掛けを底まで落として糸を張っている状態にします。糸がたるみ続けると、針が底に触れてしまい根がかりする恐れがあるので気を付けましょう。動かし方は、気づいてもらえるまでそのままの状態で待つか、リフトフォールさせて誘う2パターンが基本です。どちらも試してみて、反応がいい動かし方を探していきます。

底を探っている時に重りが岩にはまって根がかりしてしまった場合は、いきなり強く引っ張るとガッチリはまって取れなくなってしまいます。まずは、竿を上下左右のいろいろな方向に優しく動かしてみましょう。それで駄目なら、糸を張ってから弾くように緩めると、反動で仕掛けが動いて脱出できる場合があります。

根魚釣りの仕掛け② 穴釣り用

テトラポッドや岩場の隙間に潜んでいる魚を狙うには、狭い隙間に仕掛けを落とし込んでいきます。しかし、仕掛けが長いと落とし込みがしづらく、狭い中で針が多く付いていると根がかりなどのトラブルが発生しやすいです。簡単に底まで落とし込めて、周りの物に針が引っ掛かることなく回収できることが重要点となります。

根魚狙いの穴釣り用仕掛けの基本構成は?

出典:DAIWA

投げ釣りの仕掛けと比べると針が一か所なので魚に発見されにくいです。しかし、その代わりに根がかりしづらくなるのでよりタイトに根回りを探れます。ハリスは30cmほどの長さなので、適度にエサを漂わせることができ、回収時にはシンカーの後ろに針が隠れやすくなります。道糸にはナイロンの3~5号位の強さがある太さを選びましょう。

テトラポッドの隙間をテンポよく打っていくような穴釣りでのロッドは、短い竿の方が有利です。短い方が落としこみがしやすく、仕掛けを丁寧に動かしやすい特徴があります。また、魚の反応にすぐ気づくことができるので、アタリがあった時には間髪入れずに障害物周りから引きずり出すことが可能です。

根魚狙いの穴釣り用仕掛けの特徴は?

仕掛けの長さが短いので、底付近で動かしても根がかりのリスクが少なく、回収時にも周りの物を拾いにくいです。そして、重りが細すぎると隙間の奥に挟まって取れなくなる恐れがあるので、早い段階で引っ掛かるようなある程度の厚みがある方が適しています。

ここでおすすめしたいのが、穴釣りで非常に有名なアイテムであるブラクリです。重りと針が一体型になっている仕掛けで、結ぶだけで使用することが出来ます。重りと針の距離が短いので、落としこみがしやすく根がかりにも強いです。オーソドックスなのがソロバン型で、他には転がすように扱って隙間を攻めていく丸型があります。

根魚狙いの穴釣り用仕掛けを使った釣り方は?

より多くの隙間にテンポよく仕掛けを落とすことが、釣果を上げるコツとなります。落下させている途中で仕掛けが止まった場合は、竿をゆすって底の方まで落としこみます。魚からの反応があった場合はただちにリールを巻いて、穴に潜られないように迅速に取り込みます。反応がなければ、仕掛けを回収してすぐに次の穴を攻めましょう。

根魚釣りの仕掛け③ 探り釣り用

底をじっくり攻めて魚の居場所を突き止めたい所ですが、その時に気になるのが根がかりです。投げ釣りで使用する胴付き仕掛けの場合は、底から一定の距離がある場所でエサを浮かせる構造なので、底べったりを攻めると根がかりしやすくなります。底の状況を丁寧に探れながらも、仕掛けをスムーズに回収できる性能が探り釣りには求められます。

根魚狙いの探り釣り用仕掛けの基本構成は?

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投げ釣り用の道具と使用条件が似ているので、竿の長さは3.6mから4.5mくらいで、2000番位のリールに2、3号位のナイロンラインが目安となります。そして仕掛けは、中通し式のナツメ重りの後に針を一つ付けるだけなので、穴釣り用で使う仕掛けと同じ構成です。

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