宗教画とはどんなもの?
普段なじみはなくても、一度は目にしたことのある宗教画。この宗教画はそれぞれの国や宗教によって様々な絵があります。時代によっても絵のタッチが違ったり、知れば知るほど興味がわくはず。まずは宗教画について勉強していきましょう。
宗教画の意味
宗教に関連した人物や物語について描かれている絵画を宗教画といいます。意味があるものと見るのか、ただの絵画として見るのか。見る人によって受け取り方が違うのも、宗教画の魅力かもしれません。
宗教画の定義について
宗教画は聖書に登場する人物や神話を題材に描いたものが多く存在します。絵を見るだけでその情景がわかるということも宗教画の特徴かもしれません。実際に読み書きができる人が少ない時代でも、聖書の内容をわかりやすく伝えるために用いられました。
有名な宗教画は?
宗教画と一言で言っても、たくさんの絵画があります。喜び、悲しみ、苦しみなど様々な感情をも伝えるものも。どんなものがあるのかご紹介しましょう。絵からその時代の雰囲気も感じられるはずです。
3つの有名な宗教画
ここでは3つの宗教画をご紹介しましょう。世界的にも有名な絵画なのですが、意外と知らないこともあるかもしれません。この初心者でも入り込みやすい3枚は誰によって描かれたものなのか、何を描いたのかご紹介しています。
最後の晩餐
有名な宗教画といえばレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」です。キリストと12人の使徒が描かれていて、その中に一人裏切り者の「ユダ」がいるというものです。穏やかに座るキリストと、動揺を隠しきれない使徒の絵が印象的な1枚です。
春(ラ・プリマベーラ)
1482年頃、サンドロ・ボッティチェリ によって描かれた「春(ラ・プリマベーラ)」。女神ヴィーナスを中心に、ヘルメスや三美神、春の女神プリマヴェーラと花のフローラ、そして右には西風ゼフェロスが描かれおり、穏やかな春を感じさせます。
ヴィーナスの誕生
こちらもサンドロ・ボッティチェリの作品。春(ラ・プリマベーラ)の対画として発注され、ボッティチェリが制作しました。ギリシャ神話で伝えられている通り、女神ヴィーナスが海から誕生する様を表現しています。