宗教画って何?有名な宗教画や日本の宗教画なども詳しくご紹介!

あなたは宗教画というものを知っていますか?宗教画は世界中にあって有名な名画も数あります!有名な宗教画の紹介はもちろん、日本に宗教画家はいるのか?宗教画家になるためには?というところまで含めた宗教画についてのまとめ記事です。

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宗教画とはどんなもの?

普段なじみはなくても、一度は目にしたことのある宗教画。この宗教画はそれぞれの国や宗教によって様々な絵があります。時代によっても絵のタッチが違ったり、知れば知るほど興味がわくはず。まずは宗教画について勉強していきましょう。

宗教画の意味

宗教に関連した人物や物語について描かれている絵画を宗教画といいます。意味があるものと見るのか、ただの絵画として見るのか。見る人によって受け取り方が違うのも、宗教画の魅力かもしれません。

宗教画の定義について

宗教画は聖書に登場する人物や神話を題材に描いたものが多く存在します。絵を見るだけでその情景がわかるということも宗教画の特徴かもしれません。実際に読み書きができる人が少ない時代でも、聖書の内容をわかりやすく伝えるために用いられました。

有名な宗教画は?

宗教画と一言で言っても、たくさんの絵画があります。喜び、悲しみ、苦しみなど様々な感情をも伝えるものも。どんなものがあるのかご紹介しましょう。絵からその時代の雰囲気も感じられるはずです。

3つの有名な宗教画

ここでは3つの宗教画をご紹介しましょう。世界的にも有名な絵画なのですが、意外と知らないこともあるかもしれません。この初心者でも入り込みやすい3枚は誰によって描かれたものなのか、何を描いたのかご紹介しています。

最後の晩餐

有名な宗教画といえばレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」です。キリストと12人の使徒が描かれていて、その中に一人裏切り者の「ユダ」がいるというものです。穏やかに座るキリストと、動揺を隠しきれない使徒の絵が印象的な1枚です。

春(ラ・プリマベーラ)

1482年頃、サンドロ・ボッティチェリ によって描かれた「春(ラ・プリマベーラ)」。女神ヴィーナスを中心に、ヘルメスや三美神、春の女神プリマヴェーラと花のフローラ、そして右には西風ゼフェロスが描かれおり、穏やかな春を感じさせます。

ヴィーナスの誕生

こちらもサンドロ・ボッティチェリの作品。春(ラ・プリマベーラ)の対画として発注され、ボッティチェリが制作しました。ギリシャ神話で伝えられている通り、女神ヴィーナスが海から誕生する様を表現しています。

変わった宗教画は?

宗教画というと見慣れない人にとっては少し堅苦しく思えるかもしれません。しかし、よく見ると面白いものや変わったものもあります。絵の中に何か変わったものがないか探しながら見るのも楽しいですよ。

アダムの創造

システィーナ礼拝堂の天井にミケランジェロが描いた「アダムの創造」。この絵は神がアダムに生命を吹き込む絵として有名ですが、神と周りを囲む天使、そして赤いマントをよく見ると人間の脳のようだといわれています。

聖会話

ロレンツォ・ロットが描いた宗教画「聖会話」。よく見ると男性の頭に刃が刺さっています。当時ナイフに穴を開けたもの、つまりおもちゃで人を驚かせるといったことがありました。女性の顔からして少し呆れているような感じです。16世紀も現代も、夫婦関係はあまり変わらないのかもしれません。

キリストの修復画

スペインの教会の柱に描いてあったエリアス・ガルシア・マルティネスの作品を一般の高齢者が修復を試みたが失敗してしまったキリストの絵。一時は騒然とし避難を浴びたが、この修復画がきっかけで教会を訪れる人も多くなり、この絵のグッズまで売られるようになりました。

天使の宗教画が有名?

天使と聞いてどんな印象を持っているでしょうか。宗教画では天使が描かれている作品が多く存在します。神の使いである天使はキリスト教にも多く登場します。どんなものがあるのかご紹介していきます。

天使の宗教画は知っている人も多い!

宗教画には先に紹介した「春」にも天使がいるように、天使が描かれることも少なくなくはありません。天使は神のお告げを人間に伝えに来る存在として、宗教によっては姿かたちが違うもののあらゆる宗教において重要なポジションにあるのです。

天使の宗教画の特徴は?

天使のミカエルとガブリエルという名前はご存知でしょうか。二人の天使の絵を見るとサタンと戦ったりマリアに受胎告知をするなど、強くて優しいという印象を受けます。昔から天使は善の象徴なのです。

天使の宗教画の魅力とは?

宗教画にみられる天使の絵は、ちいさい赤ちゃんのような天使から青年のような立派な天使がいます。そんな優しい天使を見ていると気持ちが朗らかになるような、そんな癒しの効果もあるのかもしれません。

後光の差す宗教画も名画なの?

後光とは体から発する光のことです。この光が描かれている宗教画も多く存在しています。キリスト教の宗教画では「光輪」と呼ばれキリストや聖母マリア、天使などの絵によく描かれています。宗教によっては光の描き方などにも違いがあります。

後光の差す宗教画も名が知られている!

「ユダの接吻」と名がついた絵はジョット・ディ・ボンドーネにより1305年頃に描かれたものです。この他にもセオファニスによって16世紀に描かれた「キリストの磔刑」など、後光がさす有名な宗教画はたくさんあります。

後光の差す宗教画の特徴は?

キリスト教の頭の後ろの光輪は聖徒もしくは天使を表しています。仏教では如来の象徴で、位によって光の形が違います。キリスト教や仏教以外にもヒンドゥー教など他の宗教の絵にも描かれており、神的なシンボルとして使われています。

後光の差す宗教画の魅力!

有名人はオーラが出ているとよく聞きますが、後光がさしていると同じように神様の力を感じます。それだけ清らかで正義感があふれる絵を見ると、つい見とれてしまうのかもしれません。無宗教の人にも神様の存在は大きいものなのです。

マリアの宗教画もとても有名?

宗教画にはまだ有名な絵画があります。なかでも忘れてならないのは聖母マリア。イエス・キリストを誕生させたマリアの宗教画は、世界的にも有名で人々を魅了する力があります。このマリアの宗教画について紹介します。

マリアの宗教画について

キリスト教において、イエス・キリストと同じくらい重要な意味を持つ聖母マリア。彼女の絵は驚きや喜び、悲しみなど様々な表情で私たちを魅了しています。このマリアの宗教画についてお話していきましょう。

マリアの宗教画の特徴は?

聖母マリアの身にまとっている洋服の色にも意味があるとされています。青のマントは「真実」を表し、赤の衣服は「神への慈悲」を表しています。ただ、マリアは必ずこの色の衣服とは決まっていないので、ほかの洋服の色を探すのも楽しいかもしれません。

マリアの宗教画の魅力!

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