宗教画って何?有名な宗教画や日本の宗教画なども詳しくご紹介!

宗教画というと見慣れない人にとっては少し堅苦しく思えるかもしれません。しかし、よく見ると面白いものや変わったものもあります。絵の中に何か変わったものがないか探しながら見るのも楽しいですよ。

アダムの創造

システィーナ礼拝堂の天井にミケランジェロが描いた「アダムの創造」。この絵は神がアダムに生命を吹き込む絵として有名ですが、神と周りを囲む天使、そして赤いマントをよく見ると人間の脳のようだといわれています。

聖会話

ロレンツォ・ロットが描いた宗教画「聖会話」。よく見ると男性の頭に刃が刺さっています。当時ナイフに穴を開けたもの、つまりおもちゃで人を驚かせるといったことがありました。女性の顔からして少し呆れているような感じです。16世紀も現代も、夫婦関係はあまり変わらないのかもしれません。

キリストの修復画

スペインの教会の柱に描いてあったエリアス・ガルシア・マルティネスの作品を一般の高齢者が修復を試みたが失敗してしまったキリストの絵。一時は騒然とし避難を浴びたが、この修復画がきっかけで教会を訪れる人も多くなり、この絵のグッズまで売られるようになりました。

天使の宗教画が有名?

天使と聞いてどんな印象を持っているでしょうか。宗教画では天使が描かれている作品が多く存在します。神の使いである天使はキリスト教にも多く登場します。どんなものがあるのかご紹介していきます。

天使の宗教画は知っている人も多い!

宗教画には先に紹介した「春」にも天使がいるように、天使が描かれることも少なくなくはありません。天使は神のお告げを人間に伝えに来る存在として、宗教によっては姿かたちが違うもののあらゆる宗教において重要なポジションにあるのです。

天使の宗教画の特徴は?

天使のミカエルとガブリエルという名前はご存知でしょうか。二人の天使の絵を見るとサタンと戦ったりマリアに受胎告知をするなど、強くて優しいという印象を受けます。昔から天使は善の象徴なのです。

天使の宗教画の魅力とは?

宗教画にみられる天使の絵は、ちいさい赤ちゃんのような天使から青年のような立派な天使がいます。そんな優しい天使を見ていると気持ちが朗らかになるような、そんな癒しの効果もあるのかもしれません。

後光の差す宗教画も名画なの?

後光とは体から発する光のことです。この光が描かれている宗教画も多く存在しています。キリスト教の宗教画では「光輪」と呼ばれキリストや聖母マリア、天使などの絵によく描かれています。宗教によっては光の描き方などにも違いがあります。

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