ポータブルプロジェクターとは?
よくビジネスシーンで机に置いたり天井に取り付けたりして会議やプレゼン用に使っていたブロジェクターですが、最近はどんどん進化していてより小さくより明るくなりさらにバッテリーを内蔵して電源のないところでも使えるモデルなども増えてきています。
そしてその進化にともなって活躍の場もビジネスメインの使い方から自宅でのプライベートユースへ、そして屋外での使用へとどんどん広がってきています。いまや会社や室内だけで使用するアイテムではないのです。
小型軽量でどこにでも持っていけるのがポータブルプロジェクター
従来の商品では持ち運べるといってもせいぜい会議室から別の会議室へ運ぶような使い方がほとんどでした。しかし小さく軽くなった最新のモデルはビジネスシーンだけに限らず自宅やアウトドアなどどこにでも気軽に持っていけるモノに進化しています。
キャンプなどの屋外でも映像が楽しめるのが嬉しい
さらにすごいのはバッテリーを内蔵しているモデルもあることです。小さく軽いのに加え電源コンセントからも解放されたことにより、キャンプなど野外で映画を鑑賞するなどといった新しい楽しみ方ができるようになってきています。
キャンプにおすすめのポータブルプロジェクターとは?
気軽に持ち出せるようになったポータブルプロジェクターですが、キャンプで使うモノを購入するとしたらどのような点に気をつけて選んだらいいのでしょうか。チェックすべき3つのポイントについて解説します。
輝度は最低100lm以上が良い
明るい室内や大画面で映すような使い方の場合かなり明るい輝度のモデルが必要にりますが、夜間に外灯もないテントサイトで使うのであれば最低でも100lmもあれば問題ないでしょう。もちろん明るいものになるほどバッテリーの持ちも当然悪くなるので、スペックに記載されている動作時間も参考にするといいでしょう。
持ち運びしやすい軽量のものが便利
テントやタープ・ストーブ・ランタン・クーラーボックス等々、ただでさえも持って行く荷物が多くなってしまうのがキャンプです。プロジェクターも持って行って楽しみたいのであれば、できるだけかさばない小さくて軽いモノがベストです。
バッテリー容量が4000mAh以上なら安心
電源の取れ無い屋外では内蔵しているバッテリーの容量が使える時間に大きく影響してきます。使用するモデルの輝度にもよりますが一般的には容量が大きいほど長い時間使用することができます。連泊する場合であるとか長い映画などを楽しみたいのであれば4000Ah以上あるモデルを選ぶのがおすすめです。
キャンプでのポータブルプロジェクターの具体的活用例
上の解説でキャンプで使うためのモデル選びのポイントは分かっていただけたかと思います。では実際に現地へ着いてからどのようなシーンで使えるのでしょうか。ここではキャンプがより一層楽しくなる具体的な活用例をご紹介しましょう。
食事の後に子供達のお楽しみとして使うと便利
夕食後は大人にとっては洗い物や後片付けをしなければならないのですが、日が暮れてしまっているので外に遊びに出られない子供達にとっては少々退屈な時間になったりしてしまいます。そんな時に子供が好きなアニメなどを上映してあげればいかがでしょう。
子供は退屈することはありませんし、大人も子供のことを気にせず片付けだけに集中できます。後片付けが終わったらアニメタイムは終了です。せっかくキャンプ場まで来ているのですからプロジェクターの電源をオフにして、満天の星空を親子で眺めるなどアウトドア本来の楽しみを満喫しましょう。
星空の下で映画を見たらムーディーな雰囲気
ポータブルスクリーンやタープを利用して星空の下での映画鑑賞などはいかがでしょう。家族やグループで楽しむのもありですが大切な人と2人だけで観るのもおすすめです。まるで1950年代アメリカのドライブインシアターのような雰囲気で楽しめるでしょう。ただしまわりの人に迷惑がかからないよう音量や光量には気をつけてくださいね。
テントに映像を映し出したらおしゃれ
自分のテントに映像を映して個性的な夜のテントサイトを演出してみるのも楽しい使い方です。自分で撮影した動画やダウンロードしたものをプロジェクションマッピング風に映すのもおしゃれですし、後の方の章でもテントに移すと雰囲気を盛り上げてくれるおすすめの動画サイトをご紹介します。
キャンプでおすすめのプロジェクターに関する記事はこちら
持ち運びに便利なポータブルプロジェクターのおすすめ15選!
明るさやバッテリーの容量など、アイテムを選ぶ際のポイントをいくつか解説しましたが、キャンプに連れ出すことを考えると先ずは小さくて軽いということが第1の条件になってくるかと思います。そこで、この章ではまず持ち運びに便利なおすすめ15モデルをご紹介していきます。
①Acer LEDモバイルプロジェクターC200
ポケットサイズで長時間駆動
とても小さなそれこそポケットにないるようなモデルです。そのうえ内蔵のバッテリーで4時間以上映すことができるので屋外に持ち出しても安心して使用することができます。明るさも200lmとキャンプで使用するには問題ない明るさです。
スペック
- 本体サイズ:110x120x30mm
- 本体重量:350g
- 輝度:200lm
- バッテリー容量:(連続4.5時間駆動)
②Anker Nebula Capsule Pro
円筒形のおしゃれなデザイン
おしゃれなデザインのアルミニウム製の丈夫なボディーで、見た目の通り350ml缶ほどの大きさしかありません。動画を約4時間再生できるのでキャンプでも不安はありません。また、本体には全方向から聞くことのできるスピーカーも内蔵しているため、映像を映すだけでなく音楽プレーヤーとしても使うことができます。
スペック
- 本体サイズ:約直径68x120mm
- 本体重量:約470g
- 輝度:150lm
- バッテリー容量:5200mAh(動画再生約4時間、音楽再生約30時間)
③ASUS 小型ミニプロジェクターS1
高級感のある優れたデザイン
本体は高級感のあるアルミニウム製で、2014年の「iFプロダクトデザインアワード」などいくつかのデザイン賞もとっているシンプルですが優れたデザインのモデルです。スクリーンから1m離せば41型相当の大きさで映してくれるのでタープ下での鑑賞に活躍してくれるでしょう。
スペック
- 本体サイズ:110.5x102x30.7mm
- 本体重量:約342g
- 輝度:200lm
- バッテリー容量:6000mAh(約3時間駆動:50lm時)
④FunLogy モバイルプロジェクターX-02
変形して天井にも楽々投影
まるで潜水艦の潜望鏡のような形をしたユニークなモデルです。先端部分は90度回転するのでテーブルの上に立てた状態で、天井にも壁側にも映すことが可能です。リモコンも付いており補正などの設定が離れたところに座ったままできるので便利です。この小さなボディーで1000mlという明るさも魅力です。
スペック
- 本体サイズ:192x50x50mm
- 本体重量:400g
- 輝度:1000lm
- バッテリー容量:3000mAh(約2時間駆動)
⑤ASUS ZenBeam E1
小さいのに5時間使える
ボディーの大きさが名刺2枚分くらいという小ささにもかかわらず約5時間も使えるので、屋外に持っていっても安心して使うことができるモデルです。最大で120インチという大画面で投影ができるので、キャンプから帰ってから自宅でホームシアターとしても十分活躍します。
スペック
- 本体サイズ::83×110×29mm
- 本体重量:約307g
- 輝度:150lm
- バッテリー容量:6000mAh(最大5時間)
⑥サンワダイレクト 400-PRJ021
名刺入れよりも小さい
まさにポケットに入れて持ち運べるサイズで重さも128gほどと最近のスマホよりも軽量です。こんなに小さいボディーでもバッテリーが内蔵されており、明るさでは他のモデルより劣りますが約2時間程度使用することができます。60インチくらいの大きさに投影できるので夜間の使用では十分でしょう。
スペック
- 本体サイズ:約98×75.5×13.5mm
- 本体重量:約128g
- 輝度:30lm
- バッテリー容量:(最長約2時間)
⑦FunLogy モバイルプロジェクターFN-02
このサイズで驚きの明るさ
とても小さく軽いボディーからは考えられない明るさ1000lmを誇るモデルです。バッテリーの駆動時間がおよそ1時間程度なので映画の鑑賞には向きませんが、それ以外ならアウトドアでの使用でも問題ありません。とても明るいのでビジネスや普段の生活の中でも十分活躍してくれます。
スペック
- 本体サイズ:92×87×17mm
- 本体重量:123g
- 輝度:1000lm
- バッテリー容量:(約1時間)
⑧キヤノン ミニプロジェクターC-10W
ケーブルレスで接続できる
このモデルはスマホやタブレット端末とケーブルを使わずにミラーリング接続をすることができるので、スマホを手元に置いたままで映像を楽しめます(注:機種や契約による)。また、Wi-Fiにも対応しておりオフィスや自宅など無線LANが使える環境であれば、パソコンやスマホとケーブルレスで接続できとても便利です。
スペック
- 本体サイズ:111x111x17.2㎜
- 本体重量:約260g
- 輝度:100lm
- バッテリー容量:(最長1.5時間)
- その他:Wi-Fi対応
⑨LG PH150G
100インチの大画面で観れる
手のひらの上にのるサイズのボディーから大画面に投影することができるため、家族やグループ皆んなで楽しむことができるモデルです。また、ケーブルレスにもこだわっており、スマホとはミラーリング接続でワイヤレススピーカやイヤホンともBluetoothで接続できます。本体とスマホがあればすぐに楽しむことのできるモデルです。
スペック
- 本体サイズ:115x115x45mm
- 本体重量:460g
- 輝度:130lm
- バッテリー容量:(最大2.5時間)
⑩VAMVO S1
三脚スタンドも付属してすぐ使える
パッケージには三脚スタンドもついているので、キャンプでもビジネスでもすぐに使うことができます。そのうえ本体だけならスマホを2つ重ねたぐらいの大きさなので、胸ポケットにもいれて持ち運べるほどです。明るさは100lmを確保しておりテントの中でも問題なく使うことができます。
スペック
- 本体サイズ:147x24x85mm
- 本体重量:約270g
- 輝度:100lm
- バッテリー容量:5000mAh(2.5時間)
⑪SONY LSPX-P1
超短焦点で今までにない映し方が楽しめる
独自に開発した超短焦点設計なので、スクリーンや壁際においても投影することが可能です。もちろんバッテリーを内蔵しておりテント内で使用することもできます。また、投影する場所も壁やスクリーンだけでなく本体の向きを変えるだけでテーブルの上に映すこともでき今までにない楽しみ方が考えられるモデルです。
スペック
- 本体サイズ:約 81×131×131mm(本体)、約135×35×135mm(ワイヤレスユニット)
- 本体重量:約930g(本体)、約200g(ワイヤレスユニット)
- 輝度:100lm
- バッテリー容量:リチウムイオンバッテリー(約2時間)
⑫SONY MP-CD1
モバイルバッテリーとしても使える
この商品は内蔵のバッテリーからUSBケーブルを経由してスマホなどを充電することもできるモデルです。プロジェクターとしてだけでなく何が一の際のモバイルバッテリーとして使えるのは、アウトドアであったもビジネスであっても心強いものです。本体はスマホくらいの大きさで2時間ほどは映せるのでキャンプでの使用も問題ありません。
スペック
- 本体サイズ:約83x150x16mm
- 本体重量:約280g
- 輝度:105lm
- バッテリー容量:5000mAh(約2時間)
⑬AODIN DLPミニプロジェクター
Wi-Fi、Bluetoothで接続が簡単
Wi-FiにもBluetoothにも対応しておりスマホとの接続が簡単なのが嬉しいです。明るさは他のモデルに比べると小さめですが、夜のアウトドアなどでは問題なく使用できます。ファンの音も静かなためキャンプ場での映画鑑賞目的で購入されている方もおおいです。
スペック
- 本体サイズ:150x20x85mm
- 本体重量:約240g
- 輝度:50lm
- バッテリー容量:5000mAh(2〜3時間)
⑭iCODIS C1
画面の歪みも自動で補正
プロジェクターをセットして映した時に生じる画面の歪みを自動で補正してくれます。投影した絵を見ながら手動で修正して行く手間が省けるためすぐに映像を楽しむことができます。画面が100インチと大きいのも魅力で、家族や仲間と一緒に大迫力の画面を見る楽しみが得られます。
スペック
- 本体サイズ:100x108x40mm
- 本体重量:280g
- 輝度:100lm
- バッテリー容量:5200mAh(約2時間)
⑮LG PH550G
迫力の大画面で観れる
小さなボディーながら100インチの大きな画面で映すことができるので、迫力のある映像が楽しめます。最大で2.5時間という動作時間もアウトドアで映画などを観るには十分でしょう。Bluetoothに対応した外部スピーカーを接続することもでき、自宅にいるときには音響も大迫力で楽しむことが可能です。
スペック
- 本体サイズ:174x116x48mm
- 本体重量:650g
- 輝度:550lm
- バッテリー容量:(最大2.5時間)
価格の安いポータブルプロジェクターのおすすめ5選!
キャンプに持ち出すために、まずは購入しやすいお手頃価格のものでトライしてみたいと考えておられる方も多いと思います。ここでは、そんな方のために実売価格で2万円以下で購入できるモデルをいくつかご紹介します。
①サンワサプライ 400-PRJ023
給電しながら投影できる
最大で2時間投影することのできるバッテリーを内蔵していますが、USB給電をしながら長時間の使用も可能なモデルです。明るさは30lmと控えめですが夜のキャンプ場や暗い部屋で使うなら十分です。実売価格が2万円弱とお手頃な価格なのも嬉しいです。
スペック
- 本体サイズ:約98×75.5×13.5mm
- 本体重量:128g
- 輝度:30lm
- バッテリー容量:(最大2時間)