ホキとは
ホキは、スーパーやファミレスチェーンなどでも魚の煮付け、フライなど案外身近な所で使われているんです。そしてホキは深海魚の1種で、捕獲場所は日本ではなくオーストラリアのニュージーランドで捕獲されています。
ホキはタラの仲間
実はホキは、一般の家庭でも普段お鍋やムニエルなどで食卓に出されているタラの仲間なんです。海釣りが好きな人や魚料理が好きな人でもホキの事を知っているという人は少ないらしいです。スーパーのお惣菜のコーナーでは、タラの代わりにホキを代用することもあるそうです。
ホキの見た目
ホキの尾は他の魚とは違い、歯が鋭く、長い尾を持っている特徴があります。見た目が少し怖いので、料理は切り身、唐揚げ、煮付けなどに加工して多くのお店で使われています。味は他の白身魚と同じくらい美味しく、値段も安いのが魅力的です。
ホキの名前の由来
ホキは学名の「macruronus novaezelandiae」と言って、日本語に訳すと「ニュージーランドの大きな尾」という意味です。この魚が生息するニュージーランドでは、「hoki」と呼ばれていて、これが日本でもそのまま日本語で「ホキ」と呼ばれるようになったんです。
ホキの生態
ホキの寿命は、12年から14年程生きて、最長で20年ほど生きる魚です。アジやイワシなどの魚たちの寿命(約5年程)より長生きするそうです。 現在は絶滅危惧種としても認定されてて、漁もあまり収穫がないそうです。
ホキは南半球に生息している
ホキはオーストラリアにあるニュージーランドの水深約1,000メートルの深海に生息している魚です。タラ目に分類されおり、マクルロヌス科の深海魚です。平たい体をしていて、尾部は紐のように長いです。
口が大きく、頭は小さく、体の背面部分は暗い青色、側面と腹面部分は少し青みがかかった白色で、全体が綺麗な銀色に光ります。
ホキは大きくなると深海で生息する
産まれてから1歳から2歳までは陸棚で住み、未成魚は陸棚斜面に住みます。やがて深海へ行き、そこで死ぬまで移住します。そして1年で約26cm成長し、3年で約50cm、4年で60cmまで大きくなります。
ホキは肉食の魚
ホキはサメやアマゾン川に生息するピラニアなどと同じように肉食であり、口は大きく歯も鋭く、主食はハダカイワシですが、甲殻類、イカなども食べます。肉食の魚な分寿命も長く、他の魚に比べて比較的長生きする魚と言われているようです。見た目があまり良くなく、歯も鋭く肉食な為、怖がる人も多いのが現実です。
ホキは料理に最適
ホキの料理の仕方を知ってる人は少ないかもしれませんが、白身魚なのでフライ、煮込み料理、ソテーなど、その他にも様々な料理が作れます。身は比較的やわらかいので、お子様も召し上がれます。
ホキはスーパーなどでよく見かけられる
スーパーやファミレスチェーンなどでも煮付け、白身魚のホイル焼き、フライなど案外身近な所で使われているんです。お惣菜コーナーのところに販売されていたり、鮮魚売り場にも販売されています。全国チェーンのハンバーガー店のフィレオフィッシュもホキを使ってるようです。
ホキは上品な味で食べやすい
スーパーはもちろんのこと、ファミレスや料亭などでも料理として使ってるところもあります。唐揚げ、フライ、煮付け、刺身、みそ汁などの料理に使われています。ホキはタラと同じくらいにさっぱりとした味がしてとても美味しく召し上がれます。
ホキの選び方
新鮮なホキの選び方は他の魚の見分け方とあまり変わらなく、それ程難しくありません。皮の部分が銀白色に輝きがあり、干からびていなくて、身も白身魚らしく艶があるのが良いです。他の魚でも同じですが、新鮮ではない魚で匂いだけで判断するのは難しいので全体を見て判断すると良いです。
ホキは栄養成分が豊富
ホキには他の魚と比べたら比較的栄養成分がある方です。焼き魚にするよりお刺身で食べたほうが良い栄養が摂取できます。ホキは脂質があまり無い魚なので、高血圧な方でも安心して食べられるのでおすすめです。
ホキの効能と効果
ホキはアレルギーや癌を予防したり、骨を丈夫にする働きがあると言われているそうです。また、ドコサヘキサエン酸(dha)が含まれているので、血栓の形成を抑える作用があると言われています。その他、高血圧と動脈硬化の予防にも役立っていて、ビタミンdとeは豊富です。
ドコサヘキサエン酸(dha)の効能
ドコサヘキサエン酸は、アレルギー症状を良くしたり、癌を予防する作用があります。また、コレステロールを減らしたり、認知症の改善にも役に立っています。エイコサペンタエン酸は高いコレステロール低下作用や抗血栓作用がなどあるとされています。その効果dhaより優れていると言われています。
エイコサペンタエン酸とは
エイコサペンタエン酸は、アレルギー症状を改善し、また、癌や高血圧、動脈硬化を予防する作用があります。ビタミンdは、カルシウムを吸収する働きがあると言われており、ビタミンeは、脂質の酸化を防止する効果があると言われています。
料理のレシピ | ホキのバター風味ソテー
ソテーはフライパンに油やバターをひいて炒める方法です。ホキは白身魚なので、臭みが少なく、淡泊な魚なのでシンプルにソテーが良いでしょう。自宅でも短時間で手軽に美味しく作れるのでおすすめです。