猛毒を持つアカクラゲに要注意!刺された時の症状や対処法を知っておこう!

暖かくなってくると海にレジャーに行く機会が増えてきます。そこで気をつけたいのがクラゲですよね。特に「アカクラゲ」は猛毒を持つことで知られています。この記事では、注意すべきアカクラゲの特徴や生態、刺された時はどうすれば良いのかなどを紹介していきます!

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料理、お菓子作り、家庭菜園が趣味です。 読みやすく、興味の引くような記事を書きたいと思っています。
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アカクラゲとは?

アカクラゲをご存知の方はいるでしょうか?クラゲの色は白いイメージを持つ方が多くいますが種類は様々におり、毒性もそれぞれ違ってくるのです。こちらではアカクラゲについて基本的なことを詳しくご紹介していきます。

アカクラゲの特徴・大きさ

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頭の部分は赤い傘のような模様があり、最大で15cm以上のサイズのものまでいます。数十本の細い糸状の触手があり、長さは2m以上もあり、ゼリーのようにプルプルしています。触手には獲物を捕るための針がたくさんあるため、刺されると非常に危険です。

アカクラゲの生態・食性

クラゲは全般的に海の中で浮遊しており、餌はプランクトンなどの微生物しか食べないと思っている方も多くいます。しかし、意外なことにアカクラゲは、小魚や他の種類のミズクラゲなどを餌として食べているのです。クラゲは微生物しか食べないと思われていた方も驚愕する事。

アカクラゲの生息域

アカクラゲは基本的に日本の海岸近くにいる生き物です。夏の初めから、夏の終わりの季節になるくらいまで東北地方で生息しています。また、関東方面では、春ごろから梅雨の初めにかけてよく出現します。特に夏の海は多くいるので、泳ぎに来ている方がクラゲの被害に遭うことがあるのです。

別名「ハクションクラゲ」

アカクラゲは陸上で死ぬと、死骸となって乾燥して粉々になります。その粉末を人が吸い込むとくしゃみが出るということから、そういった名前が付きました。人それぞれですが、花粉症のように酷いくしゃみが出ることが稀にあります。

アカンコ

主に瀬戸内海で釣りの餌にも利用されており、釣り業界の中では「アカンコ」と呼ばれています。エビや貝などの餌よりも食いつきが良く、魚からみたら豪華な食べ物に感じるのでしょう。また、様々な魚の種類を釣ることができると人気の餌でもあります。

レンタイクラゲ

一部の人々からは「レンタイクラゲ」とも呼ばれているのです。クラゲの頭部には旧日本軍の連帯旗ような模様があり、そういった名前が付きました。戦争を経験している方でこのクラゲを見ると、戦時中のことを思い浮かぶ方が多いです。

サナダクラゲ

この名前は江戸時代の将軍がクラゲの粉末を合戦に利用したことから、このように呼ばれるようになりました。これは敵を弱らせるのに効果があり、当時は必需品とされていたのです。また現在では、この呼び名を使っている方はあまり見かけません。

アカクラゲには猛毒が!刺された時の症状とは?

アカクラゲには強力な毒があるため、非常に注意が必要な生き物なのです。症状にも個人差がありますが、酷い場合は身体の自由が利かなくなるくらいになる事も少なくありません。こちらでは、海でアカクラゲに刺された時の正しい対処法や症状などを詳しくご紹介していきます。

その他殺人クラゲと呼ばれているキロネックスについて興味がある方はこちらもご覧ください

症状①火傷のような強い痛みとミミズ腫れ・水ぶくれ

アカクラゲに刺されると赤く腫れあがり、我慢できないほどの痛みが出ることが一般的です。小さな子供や高齢の方が刺されると刺激が強過ぎるため、刺されなように気を付けましょう。また、アカクラゲは死骸になったとしても刺胞に毒がまだ残っているため、油断は禁物です。

症状②痒み・痛みは1週間ほど

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刺された方全員が、症状の期間が同じわけではないですが、刺されてから発症するまでに15分~20分程です。症状は痒みや痛みが一緒になって出ますが、1週間もすれば完治することがほとんどです。

症状③アナフィラキシーショックになることも

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こちらも個人差がありますが、前回刺されたことがある方がまた刺されると、呼吸ができなくなる可能性があるのです。この症状はハチに刺された時と同じで非常に危険と言えます。最悪の場合、そのまま命を落としてしまう可能性も否定できないので注意が必要です。

アカクラゲに刺された時の対処法とは?酢は効かない?

クラゲの被害に逢う方の多くは、パニックを起こして冷静な判断がつかなくる方がいます。怪我などをしないためにも落ち着いて行動をすることが大切です。こちらではアカクラゲに刺された場合の対処の仕方を紹介していきます。

対処法①海から出る

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刺されたまま海の中にいると麻痺を起こして溺れることがあるため、まずは海からは出ることを最優先にしましょう。また、焦って出ようとすると、滑って怪我をしてしまう可能性もあるのでゆっくり出ることが大切です。

対処法②患部を海水洗い・刺胞除去

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クラゲに刺されたら洗い流すのが基本ですが、真水ではなく海の水で洗うようにします。理由は真水で洗ってしまうと、余計毒が体内に入り込んでしまうためです。また、刺胞はなるべく素手で触らないようにして、毛抜きなどの小道具で抜くことをおすすめします。

対処法③患部を冷やす・市販薬を塗る

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刺された患部を冷水や氷などで冷やすことで、痛みや腫れを抑えることができます。また、痛みがあまりにもひどい場合は、アトピーにも効くステロイドを塗ると即効性があります。痒みが酷い場合は、薬局で売っている抗ヒスタミンなどを塗ると良いでしょう。

対処法④酢は効果なし!症状によっては病院へ

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クラゲに刺された時に酢をかけるといった行為は、逆に症状を悪化させてしまうケースも中にはあります。しばらく様子を見て、必要なら皮膚科がある病院へ行って診てもらうのが1番良いでしょう。

アカクラゲに刺されないための対策!

刺されて痛い目に遭わないためには、しっかりと対策をしなければなりません。刺されたことで、せっかくの休日が最悪な気分になってしまう方も中にいるでしょう。こちらではアカクラゲに狙われないための様々な対策を紹介していきます。

対策①海水浴はネット内で

昔と比べて現在の海水浴場では、安全のためのネットを設置されている事があります。刺される方の多くは、このネットの向こう側に行ってしまう方がほとんどなのです。海で遊ぶ場合はネットの内側で遊ぶように心がけると良いでしょう。

対策②ネットには近づかない

特に泳げる子供は好奇心旺盛なため、ネットの近くに行きたくなってしまうということがあります。しかし、稀にクラゲがネットにくっ付いている事があるため、極力ネットには使づかない方が無難です。

対策③肌の露出を減らす

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クラゲの被害に逢う方の多くは、素肌を出している方がほとんどなのです。山に入る時と同じように、海でも肌の露出には気を配らなければいけません。服装は長めのパンツ、上は長袖、またはダイビングなどで着用するウエットスーツも良いでしょう。

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