桃の天然水のCMで不幸に!?噂の都市伝説を徹底調査!

ブランドは譲渡しましたが、実際にはすぐに販売されるわけではありませんでした。2016年に復活するまで約1年間販売休止となりました。これにより事実上、呪いに終止符を打つことになりました。

桃の天然水は買ってはいけないの真相

呪いや都市伝説とは若干外れますが、桃の天然水にはもう一つ疑惑があります。「買ってはいけない」という本で取り上げられました。そのことも少なからず桃の天然水の呪いや都市伝説に影響しています。

桃の天然水は買ってはいけない?

「買ってはいけない」という理由は、糖分がたくさん入った飲み物にもかかわらず、天然水という誤解を与える名前だという事です。「天然水」だからと言って水がわりたくさん飲めば、ペットボトル症候群になります。ペットボトル症候群とは、清涼飲料水の過剰摂取による急性の糖尿病のことです。

もちろん、言いがかりに近いところはありますが、砂糖などの糖類が入っているのは確かです。ただし、ポイントは「過剰摂取」です。どんな食べ物、飲み物でも過剰摂取して良いものはありません。もっとも、過剰摂取となるラインはそれぞれだと思います。

桃の天然水は実際に大人気商品だった!

呪われているイメージのある桃の天然水ですが、タレントや商品自体の不幸で、一般の消費者に対して不幸が降りかかっているわけではありません。全盛期はもちろん大人気でしたし、現在もリニューアルして人気がある商品に間違いありません。

JT飲料内で年間販売数の記録を樹立!

1998年に華原朋美をCMに起用すると、年間1600万ケースの売上げを記録しました。その年に食品界でもっともヒットした商品に贈られる「食品ヒット大賞」も受賞しました。この記録は、JTの飲料商品における最高記録で、2015年にJTが飲料事業から撤退するまで破られることはありませんでした。

今では年間5000万ケースを販売している午後の紅茶も、桃の天然水と同じく1996年に発売されましたが、1998年にはおよそ500万ケースでしたので、いかに桃の天然水が爆発的ヒットだったかがわかります。現在もスパークリングやヨーグリーナの白桃など種類を増やしています。

現在まで続く新ジャンル確立

桃の天然水が爆発的なヒットを記録すると、各飲料メーカーがこぞって新商品を発売しました。キリンビバレッジの「サプリ」、「力水」やサントリーの「ビタミンウォーター」などが有名で、これによりニアウォーターと呼ばれる市場が確立されました。

その後、緑茶などに押されて一時衰退しましたが、2014年発売の「南アルプスの天然水&朝摘みオレンジ」を皮切りに、2015年発売の「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」が大ヒットし、フレーバーウォーターとして再びブームとなりました。

人気の飲料は何!?みんなは何を飲んでいる?

桃の天然水とそのカテゴリーのフレーバーウォーターが人気商品であるのは理解していただいたでしょう。では、他のカテゴリーの飲み物はどのくらい売れているのでしょう。それぞれの飲料市場の状況を少し解説しましょう。

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