タチウオ釣りは、その強烈で独特な引き味と釣った後の食味の良さが魅力で大変人気が有ります。ですからテンヤ仕掛けは各メーカーから様々な特色を持った製品が選択に困る程沢山発売されています。全部は紹介しきれませんのでお勧めを少しご紹介します。
ダイワ: 快適船タチウオテンヤSS 40号
ダイワの快適船シリーズは長目に研がれた鋭い針先で掛かりは抜群、2つ有るアイは後ろ側がノーマル、ゆっくり巻いた時にテンヤが水平姿勢になります、前側はバトルモードで、やや立ち気味になるので掛かりが良くなります。カラーは5色で30、40、50号のラインナップです。
ヤマシタ: 猛光太刀魚テンヤ シングル 40号
ヤマシタの猛光シリーズは猛烈発光の略です。従来品の倍以上発光時間が長くなっていて深場の釣りに強みを発揮します。PEラインを傷めにくいフロロカーボン14号70cmが付属しています。30,40,50号のラインナップです。
シマノ: 太刀魚ゲッター ツイン噛む キビナゴ
シマノの太刀魚ゲッターツイン噛むは前後2箇所にハリがついています、頭部のプレートをダブルフックで半固定して使います。魚が掛かると固定が外れて衝撃を吸収します。小型の多い初期には特に威力を発揮します。カラーは4色、30,40,50号のラインナップです。
太刀魚のテンヤ仕掛けでおすすめ仕掛けを紹介
歯の鋭いタチウオですから、糸を噛み切られてしまう事も有ります。そういったトラブルを可能な限り防ぐアイテムと釣果アップに効果が有るアイテムのオススメを何点か紹介しながらご説明していきます。
サンナー :太刀魚用ワイヤーリーダー 5本組 長さ40cm
プロも御用達の総合釣具サンナーの製品です。タチウオ、サワラ、その他大物用の細くてしなやかで強靭なワイヤーです。リールからのラインとテンヤをつなぐ重要な部分です、高品質で信頼性の高いものを選択しましょう。
ヤマシタ: パニックベイト 太刀魚 テンヤ
アピール力が少ないテンヤの強力サポーター、全長105mmでややふっくらボリュームの有るタイプです、暗いところではピンクに怪しく光る夜光発光タイプです。胴突テンヤに装着すると効果的です。
ルミカ: 太刀魚・イカ75 ブルー ケイムプラス
ケミホタルでお馴染みのルミカ製です、ダイワの快適船シリーズなどはテンヤにこのまま装着出来ますので便利です。青い光が(後でご説明しますがこの青い光が重要なのです)集魚効果を発揮しますので良い釣果が期待できます。
青ルミカだけ食う秘密こっそり教えます
タチウオの夜釣りで利用してます、青を使っている私だけ釣れることがあります。周りは赤や黄色を使ってました。釣れすぎるためか、青は販売していないメーカがある。引用:Amazon
ダイビングをする方ならご存知かもしれませんが、水は厚さが増すと目に見える光を吸収します。赤や緑は水深10m程で黒にしか見えなくなります。青はと言うと赤や緑に比べると吸収されにくいのです。ですから水深が深くなると青い光だけになります。
水深10mより深い所では青以外は黒にしか見えないのです。これがどう言う意味か賢明な読者さん達ならご理解いただけると思います。大きな声では言えないのでこの記事を読んで下さっている方だけにこっそりお教えしておきます、青だけ良く釣れます。
太刀魚のテンヤ釣りのコツを5つ紹介
タチウオ釣りの仕掛けはご紹介して来たように単純です、釣り方もただ巻き上げてくれば釣れると思っていたら大間違いです。隣や周りの人は釣れているのに自分だけ釣れない、アタリが無いなどと言う事が無いよう釣り方のコツを5つにまとめました。
指示されたタナの前後を大きく探る
タチウオの浮袋は退化していて小さいです、しかも縦に泳ぐので魚探に反応が有っても正確な遊泳層はなかなか判断しづらいのだそうです。ですから船長が何メートルと指示してくれたタナ(遊泳層)より1.2m上下に広く探る事がポイントです。
餌に切り込みを入れて匂いでアピール
タチウオは臭いに敏感で良く反応して来ると言われています。餌に細かく何か所も切れ込みを入れてからテンヤに装着すると周りの人より反応が良くなって釣果が上がるかもしれませんから、実践してみて下さい。
餌はテンヤから飛び出し過ぎない
餌をつける時にテンヤの大きさと餌の大きさを同じくらいに調整しましょう。大きすぎてテンヤからはみ出てしまうと、出ている所だけかじられて一向に針掛かりしないと言う事が起きたりしますので注意しましょう。
早アワセが太刀魚のコツ
アタリがあってからのアワセのタイミングがこの釣りの最も楽しく難しいところでしょう。テンヤ釣りは引っ掛け釣りだとお話しましたが、アタリがあっても勝手に掛かるわけでは無いのでいかに掛けるかが大事なポイントなのです。
基本は早アワセです!テンヤ釣りはシンプルな仕掛けですからアタリがダイレクトに感じられます。その分どのタイミングでアワセたら良いのか見極めが非常に難しいのです。まず腹に噛み付いてから何度もアタックして来ますので上手くアワセて大物をゲットして下さい。
乗らない時にはアシストフック
アシストフックについては初期の小型が多い時に効果的です。餌ではなくてワームを使用する人の多くはアシストフックをつけてます。巻き上げスピードが遅くて餌を後ろから噛み付いて来る状態ですとアシストフックは効果が有ります。
ですがこれは本来のテンヤ釣りでは無いのです。先にご紹介した現役船長が言うには餌を下から噛み付いて来るようにテンヤを操作するのが基本だとの事です。横から尻尾を噛みに来るとアタリは有っても掛からない事が多いそうです。テンヤ釣りは奥が深いですね。
テンヤを極めて太刀魚を釣り上げよう!
いかがでしたか?タチウオテンヤ。現役船長のアドバイスや水深によって見える色と見えない色が有る事などの、お値打ち情報をお伝えしましたがご理解いただけたでしょうか?皆さんの参考になって釣果に繋がれば良いなと思ってます、美味しいお刺身ゲットして下さい。