PEの弱点としてよくいわれるのが、衝撃吸収力の低さと耐摩耗性の低さです。それをカバーするためにショックリーダーが必要になります。ヒラマサの急激な突っ込みの衝撃を吸収でき、根ズレに強いフロロカーボン製のリーダーがおすすめです。
ヒラマサジギングにおすすめなショックリーダー①クレハ リーダー シーガー プレミアムマックス ショックリーダー12号
- 素材:フロロカーボン
- 号数:12号
- 巻数:50m
- 実強力lb:49
高いレベルの衝撃強度と耐摩耗性能で根回りを走られても余裕を持って対応できます。水切れが良く長時間の釣りでも劣化しません。
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Contents
ヒラマサジギングのタックル④ジグ
ヒラマサジギングのジグは青物向けを使用しよう
ヒラマサジギングには青物用のロングタイプのメタルジグが人気です。ジグは潮の流れの速さなど状況に合わせて使い分けしますので、100グラムから200グラム、カラーはシルバーを基本にさまざまな種類のジグを用意しましょう。
ヒラマサジギングにおすすめなジグ①メジャークラフト ルアー メタルジグ ジグパラ バーチカル ロング
カラーとウエイトバリエーションが豊富で、コストパフォーマンスがとても高いジグです。ハードコーティングで色落ちせず耐久力もあります。
ヒラマサジギングにおすすめなジグ②シマノ メタルジグ オシア スティンガー バタフライ ウイング キングスラッシャー
細身のシルエットが潮の抵抗を抑えます。フォールアクションは水平からのスパイラルで猛アピール。扱いやすくメリハリの利いたスライドアクションでバイトを誘います。
ヒラマサジギングにおすすめなジグ③ダイワ ソルティガ BSジグ
浅場やドテラ流しで威力を発揮します。真下に落とさずキャストしてからの斜め引きや横引きでアクションを入れやすいので、釣行にひとつ持って行くと釣りのバリエーションを増やすことができます。
ヒラマサジギングのタックル⑤フック
ヒラマサジギングのフックはシングルアシストフックがおすすめ
アシストフックとはメタルジグなどに追加で付けるフックのことです。これが2本だとダブルアシストフック、1本のものをシングルアシストフックと呼びます。オフショア用のメタルジグは一般的にフックが付いていない状態で販売されているため、このアシストフックを自分で取り付けることになります。
ヒラマサはジグの頭からバイトしてきますのでフックはフロントに付けてリアには付けません。ダブルフックはジグの操作が難しくなるので基本はシングルフックをおすすめします。狙うサイズに合わせてフックの大きさを選びましょう。
ヒラマサジギングにおすすめなフック①がまかつ シングル アシストフック 貫 4/0号
フッキングしやすくバレにくいとして多くのジギングアングラーに愛用されています。サイズのラインナップも充実しており、ターゲットに合わせて柔軟に対応できます。
ヒラマサジギングにおすすめなフック②ダイワ ジギングアシストフック 5/0 シングル ソルティガ サクサス
ダイワ自慢のサクサス加工で貫通力が大幅に向上。フォール中の微細なアタリにもしっかりフッキングできます。強度も申し分なく大物やモンスター級のヒラマサ狙いならこのフックです。
ヒラマサジギングのコツを解説!
ヒラマサジギングでは潮の流れとロッドアクションが重要です。この二つは経験値が大事なので初心者の方には難しい所でもあります。そこで、ここで解説するコツを頭に入れておけば初めてのヒラマサジギングでも少し余裕を持って対応できますので、初心者の方でも十分楽しむことができるでしょう。
ヒラマサジギングのコツ①潮について
ヒラマサジギングは潮を読むことが重要
ヒラマサジギングはドテラ流しが主流です。船を潮の流れに任せて流し、漁礁などをピンポイントで攻めるのではなく広範囲を探る釣りになります。ジギングしている最中も船は流されていきますので潮の流れを掴むことが重要です。
ヒラマサジギングの潮の動き:迎え潮
迎え潮とは自分に向かって流れてくる状態です。この状態でジグを真下に投入すると船の反対側に流れていきジャークし辛い状況に陥ってしまいます。この場合は船から少し離れたポイントにキャストして対応しましょう。ジグを重くするのも効果的です。
ヒラマサジギングの潮の動き:払い潮
自分から離れていく潮の流れが払い潮です。この場合は真下にジグを投入します。迎え潮の時よりも軽めのジグで、潮の流れに自然と乗せるようなイメージでジャークしましょう。
ヒラマサジギングのコツ②アクションについて
ヒラマサジギングはワンピッチジャークが基本
1回のジャークにつきリールのハンドルを1回転するのがワンピッチジャークです。ジャークは時計の8時から10時を竿先が指すイメージで、ラインがあまりたるまないリズミカルなワンピッチジャークを目指しましょう。
速さやタイミングの違うさまざまなバリエーションがありますが、まずはオーソドックスなワンピッチジャークを継続してできるようになりましょう。4拍子の歌に合わせるようにするのがコツです。
ヒラマサジギングは根掛かりにご注意
底を取るのがジギングの第一歩です。ヒラマサは起伏のある岩礁帯の根回りを好むため根がかりのリスクがあります。
使用するジグはリアにフックを付けないので根がかりのリスクは低いですが、潮の流れが複雑な時は底取りを逃してしまう可能性が高くなります。そうならないためにも船長の指示を守りフォール中はラインの動きに集中して底取りをしましょう。
ヒラマサジギングのアタリ
ヒラマサのアタリは明確です。ジャークを入れている時にガツンとくるのでしっかりフッキングさせるため大きく強くアワセます。ヒットした場所が底付近ならロッドをあおらずとにかくリーリングしてヒラマサを根回りから引き離します。
そうしないと一気にヒラマサが走りラインが根を巻いてラインブレイクに繋がるからです。根回りに走られる心配がない所までリーリンクできたらあとは慎重に取り入れまでヒラマサとのファイトを楽しみましょう。
ヒラマサジギングはキャッチ&リリースで
ジギング、キャスティングに関わらずヒラマサは個体数が少なく資源保護のためキャッチ&リリースを推奨しています。もちろん釣って食べる釣り人の醍醐味もありますので、すべてリリースするのではなく若い個体を中心にリリースしましょう。
地域によってはキープサイズや本数を設定しているところもありますので事前に確認をしておくとよいでしょう。リリースされたヒラマサは成長し大物となって、いつの日かまた私たちを楽しませてくれるのです。
ヒラマサジギング夢のフィールドはニュージーランド
日本では20キロを超えるヒラマサに出会うことはごく稀です。しかし、このサイズが普通に釣れてしまう場所があります。それはニュージーランドです。52キロのヒラマサが釣り上げられた記録もあります。
ニュージーランドではスポーツフィッシングが確立し厳しいレギュレーションの元で魚を保護し管理しています。魚影の濃い豊かなフィールドで船中泊をしながらヒラマサジギング三昧な釣り旅行。モンスター級のヒラマサに出会いに一度は行ってみてはいかがでしょうか?
ヒラマサジギングの魅力にどっぷりハマっちゃおう!
なにかと敷居が高いイメージのヒラマサジギング。3キロから6キロほどのサイズは比較的ライトなタックルでも狙えるので初心者や女性でも十分楽しむことができます。
はじめてのワンピッチジャークはぎこちなく、筋肉痛にもなるかも知れません。ですが、一度ヒラマサとのやりとりを体験すればその魅力にハマってしまうこと間違いなしです。
もっと大物を狙いたいと思ったなら、ここでご紹介したタックルや釣り方のコツを参考にしてください。奥の深いヒラマサジギングゲームの世界に一歩、足を踏み入れましょう。