ヒートショックプロテインは、人間の体温が38度以上の状態を保持することで増えていくとされているようです。通常のお風呂の温度というのは38から40度程度ですが、効果的にヒートショックプロテインを増やしていくためには少し上の40度から42度のお湯に、20分ほどつかるのが最も良いとされています。
入浴前と後のケアもしっかり
ただし体温を上げすぎてものぼせてしまうので、平温から1.5度プラス程度になるようにしましょう。そして、お風呂に入った後のケアもしっかりと行いましょう。いつもよりも温度が高いお湯に入りますので、いつも以上に汗をかいています。ですのでお風呂上りにはしっかりと水分補給を行いましょう。
2~3日に1回の割合が効果的
実はヒートショックプロテインというのは、増加して一週間程度は効果が持続します。最も効果が高くなるのは入浴後2日後辺りとされ、毎日同じ温度のお湯に入るのは逆に体が熱によるストレスへの耐性を備えてしまい増やしたくとも増えなくなってしまいますので。目安としては2日から3日に1回程度が好ましいです。
具体的な入浴方法
前述しました通り温度の高めのお湯に入ることで物質を増やすことができますが、単に入るよりも効果的な入浴方法を実践することで、より多くヒートショックプロテインを増やすことに繋がります。それでは、具体的な入浴の方法を見ていきましょう。
体の先からお湯をかける
まず、お湯を入れて浴槽の中を温めておきましょう。お湯を入れたら蓋をせず、全体を暖めておきます。そしてお湯を体に掛けるときは心臓から遠い順に手や足、そして体へとかけていき、お湯に入る時には足から入って手を入れ、最後に体を入れるというように体の先からお湯を掛けていきましょう。
またできれば、お湯の中に入っている時には自分の体温がどれくらい上がっているかを確認するため、舌で確認できる温度計を使いながら入りましょう。その時は前述しました通り自分の平均的な体温プラス1.5度くらいが目安です。
ヒートショックプロテインの増やし方②サウナで増やす
ご紹介したお風呂での入浴によってヒートショックプロテインを増やすことができ、誰にでも今夜にでも簡単に始めることができます。そしてヒートショックプロテインの増やし方はこの入浴による方法だけでなく、温泉施設などによくあるサウナを使っても増やすことができるのです。
サウナの時間は10~15分
まずサウナを使用する際は、入っている時間は大体10分から15分程度が目安となります。また高い温度のサウナに入るとどんどん心拍数が上がって血圧も高くなり、体の中の器官が活発に動き始めます。これをサウナの中では意図して行うことができるのです。