太歳で不老不死?中国に古くから伝わる「太歳」について徹底リサーチ!

また、太歳神は陰陽道の8人の方位神の中でも君主的な立場という面もあります。そのため訴訟や談判などの争い事は疫災にあうともいわれています。

太歳神と吉方位

では太歳伸は悪い神様なのかというとそんなことはありません。木星の精なので太歳神いる方向で樹木や草木等を植えることはよいこととされています。また、貯蓄することや結婚、家を建てること、商談の取引、就職などいったお祝いごとに関することは良いことといわれています。

2019年の「太歳」は?

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ここまで「太歳」の方位について知ると、2019年の「太歳」の凶方位が気になりますよね。2019年の凶方位を載せておきますので、皆さんにとって良い年に過ごせるよう2019年の凶方位を載せておきます。

2019年の凶方位は「北北西」

2019年の干支は「亥」ですので太歳は「北北西」となります。ですのでこの方角への引っ越しや伐採などは絶対に避けましょう。特に今年は「北北西」で凶方位としてやってはならないことを行うと、かなり悪いことが起こる可能性が大きいとされているので要注意です。

大見出し:太歳と干支の関係って?

 

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太歳が生まれた理由として干支が関係しています。太歳がどのようにして生まれたのかそのルーツについてご紹介します。

歳星紀年法で起こった周期の崩れ

歳星紀年法は木星の位置に基づいて記録されたもので、中国の戦国期に使われていました。木星は12年かけて一周すると天文暦学についてのところでご説明しましたが、一周するときには天の赤道に沿って西から東へ12等分に区切って一周します。これを十二次といい、その時の位置で年を記録していました。

このことから木星は年を表す星とされ「歳星」と呼ばれるようになります。しかし時が流れるにつれ、星座の位置がずれてきてしまいました。これにより周期が崩れていったのです。

歳星紀年法に対する太歳紀年法

そこで今度は新たな紀年法が用いられるようになります。それが木星を使った太歳紀年法です。冒頭で「太歳」は十二支と反対にまわり、この2つが鏡像に関係することから「太歳」ができたとご紹介しましたが、この「太歳」から十二支の位置づけをして、年を記録するようにしたのです。

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