真鯖とはどんな魚?
真鯖とは世界各地でよく食用として使われているサバ科の魚です。体は円柱状で真中が太く両端が細く、体の背の部分が青緑色、腹の部分が白銀色をしています。
真鯖はサバの種類の一つ
真鯖とはサバの種類の一つです。日本人にとっては最も身近な魚の一つで、昔から食用魚としてなじみ深い魚でもあり、市場では高値で販売されることが多いいわれています。
このほかにも以下の鯖があります。
ゴマサバ
ゴマサバはお腹の部分にごま状の斑点があるのが大きな特徴で、ここから名前の由来となっています。ゴマサバも秋から冬にかけて脂がのりますが真鯖ほどではなくさっぱりとした味わいになります。
タイセイヨウサバ
タイセイヨウサバはその名の通り北大西洋沿岸、地中海、黒海等に生息している鯖です。ノルウェーやカナダなどが原産で、日本のスーパーで売られているサバの加工品やお弁当、お惣菜などはこちらの鯖を使っていることがほとんどのようです。
背中の所にくっきりとしたくの字があり黒い斑点があるのが特徴です。
真鯖は日本全国に生息している
真鯖は世界中の太平洋沿岸地域を中心に、日本列島近海に生息しています。春から夏にかけては産卵期のため北上していき、2~3年で成熟します。秋から冬にかけては南下していきます。
真鯖は釣りや食用で人気
真鯖は釣りや食用でも人気な魚とされています。といいますのも、釣りの点では大衆で泳ぐ習性のある回遊魚のため、時間帯やタイミング、もしくは小さな群れであるがために釣れないことあったとしても、もし釣りやすい時期には比較的簡単に初心者の方でも釣りやすいそうです。
また食用の点でも定昨今では鯖缶がブームとなっています。ブームの理由としては大きく分けて3つあります。
面倒な下処理がない
真鯖に関係なく起こる問題ではありますが魚を調理する際には必ず下処理が必要となってしまいます。ワタや内臓を取る、骨を取る、さばくなどの手間がありますが、鯖缶を使えばすでにできていますし、何より缶の中の汁を活用することによって旨味のある料理を簡単に作ることができます。
コストがかからない
普通に魚を買うとどうしてもお肉を買うよりもさらにコストがかかってしまいます。しかし鯖缶なら価格が100円~200円程度で買ううことができますので家計の助けにもなります。
保存期間が長い
普通に魚を使う場合、やはり生ものですので買ってきたらその日に調理しなければなりません。しかし鯖缶なら長期間保存ができますし、何よりも災害の時の非常食としても有効活用ができます。
真鯖の旬
さて、次に真鯖の旬はいつなのかを見てみましょう。真鯖は回遊魚のため、厳密に言えば地域ごとによって異なりますが、一般的には以下の通りとされています。
真鯖は秋に脂がのる
真鯖は秋から冬の時期にが特に脂がのるといわれています。この時期に脂がのる理由として、まず寒い時期になるとまず水温が下がります。
この時に真鯖は寒さから身を守るため、体に脂肪分を蓄えていきエネルギーの放出を少なくしようとします。水温が下がるほどにこの脂肪分は増えていきます。この蓄えられたた脂肪分によって脂がのることによって、寒い時期に特においしくいただくことができるのです。
真鯖は一年中食べることができる
先ほど真鯖の旬についてお伝えしましたが、基本的に1年中食べることができます。料理も様々で定番の「鯖の味噌煮」もあれば塩と酢で「しめ鯖」にしたり、揚げて「鯖の竜田揚げ」にすることもでき、どんな調理方法でもおいしく食べられます。
また、嬉しいことに鯖にはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が群を抜いて多く含まれています。
これらは血中の中性脂肪を減らして血液をサラサラにし、動脈硬化や心筋梗塞などの危険からも守ってくれる非常に重要な栄養素をもっています。しかも消化器ホルモンの分泌を促進してくれるので痩せやすい体作りにも役立ちます。
真鯖の人気レシピをご紹介!味噌煮
さて、ここから真鯖をおいしくいただくために人気レシピをご紹介します。まずは真鯖料理の定番「真鯖の味噌煮」です!
真鯖の味噌煮は秋が一番おいしい
昔のことわざで「秋サバは嫁に食わすな」という言葉があります。諸説ありますがその中の一つとして「おいしいから嫁に食べさせない」という意味があるほど、秋に食べる真鯖はおいしいとされています。
これからご紹介するレシピで是非おいしく鯖をいただきましょう!