バーベキューのお肉①どんな種類のお肉を選べばいい?
バーベキューに適したお肉はどんな肉なのでしょうか。集まる人数や焼き方などによっても選ぶ肉は変わってきます。
スライスかブロック肉か
大人数でどんどん焼いてサッと食べるなら断然焼き上がりが速いスライス肉です。しかし、じっくり焼いてワイワイ楽しみながら食べるなら、塊のまま焼いてもよし、自分の食べたい量をカットして焼いて食べるのもよしの塊肉がおすすめです。
脂身の量は多目か少な目か
脂身は肉の旨味の詰まったところで、あると無いとでは旨味も変わってきますが、炭火で焼く場合、脂身の多い肉だと脂が落ち、火が強くなりすぎて焦げてしまったり、煙たくなってしまったり、網も鉄板もギトギトという経験はありませんか。脂の手間がイヤ!という場合は脂身の少ない外国産のお肉という選択肢もあります。
定番のビーフ以外もお好みで
せっかくのバーベキューなのだからビーフ以外も楽しみたいという方は味付けや何種類かの肉、例えば豚肉、とり肉、ラム肉、または最近話題のジビエ(天然の野生鳥獣・イノシシ、カモなど)を入れてみるのもバーベキューならではの楽しみかたです。
バーベキューのお肉②どこで買うのがおすすめ?
いざお肉を買うとなったらどこで買えばお得に沢山買えるのか迷ってしまいます。安く大量買いが出来る人気の「コストコ」と「業務スーパー」、手軽に買える「通販サイト」からご紹介します。
たくさん買うなら「コストコ」
コストコでは大人数でのバーベキューに適した大量買いや、ドーン!と大きな塊肉の購入が出来ることと、焼いても柔らかく美味しいアメリカンビーフ最高ランクの「プライムグレードビーフ」を購入することができます。
値段の目安として、肩ロースの焼肉用で1.5㎏前後・100gあたり218円、ショートリブ(上カルビ)焼肉用で800g前後・100gあたり498円、牛タンスライスで600g~800g・100gあたり488円です。ショートリブや牛タンは塊もあるので、塊だともう少し値段を抑えて購入できます。
お得に買うなら「業務スーパー」
業務スーパーはコストコと同じに基本、量が多いですが、中には使いやすいサイズの物もあり、リーズナブルな値段で購入できる他、焼き鳥などの加工品まで買うことができます。
USA牛サガリ焼肉用で、1.7㎏前後・100gあたり198円、牛やわらかサーロインステーキ8枚入り1293円・1枚あたり87.5g、USA豚タンルートスライス1㎏598円、国産若どりモモ肉2㎏・1490円で購入できます。
手軽にポチるなら「通販サイト」
次にご紹介するのは通販サイトでの購入です。通販サイトで購入する魅力は、お店に買いに行き、重たい荷物を運ぶ手間が省けることと、あまり店頭に並ぶことのない希少部位の肉を購入できることです。ラクにお肉を購入したい方やチョット肉にこだわりたい方におすすめです。
バーベキューのお肉③どのくらいの量を用意する?
お肉屋さんでバーベキューの買い物に来るお客様からよく聞かれる質問がどのくらいの量を買ったらいいですか?ということだそうです。お肉屋さんに直接注文するなら人数や予算を言えば用意してもらえますが、自分で用意するとなると余っても困る、足りなくても困ると悩むところです。
男性・女性・子供別の目安量
100gの目安として、焼肉屋さんの1皿分をイメージしてみてください。
男性
男性の平均的な量は300gと言われています。食べても500gと見ておくとよいでしょう。
女性
女性の目安量は200g~300gです。女性の量を考える時は特に肉の他の食材の量も考えると良いでしょう。あれもこれも食べたい女性は、魚介類や野菜、お菓子などの量で大きく変わる場合があります。
子供
子供でも高学年以上と小学生以下では食べる量が違い、高学年以上では200g~300gくらい、小学生以下だと150gくらいを用意するといいでしょう。子供用の食材として、食べやすいウインナーを入れるのもおすすめですが、その場合はこのウインナーの量も考慮して用意しましょう。
バーベキューのお肉④味付けの工夫と下ごしらえで美味しさアップ
どのような味付けにするか、どのような肉に仕上げたいか、下ごしらえをするだけで美味しさは格段に変わってきます。チョトしたひと手間でワンランクアップさせてみませんか。
肉の旨みを味わうなら塩コショウ
黒毛和牛のステーキ肉など上等肉や、肉そのものの味を味わいたいなら断然、塩コショウで食べるのが一番です。コショウは挽きたてを使い、塩にもこだわりたいものです。塩の種類として海塩と岩塩がありますが、肉にあうのはストレートな味わいのある岩塩と言われています。最近では岩塩プレートも売られているので、それを用いるとオシャレにもなり盛り上がることでしょう。
タレ漬け込みで味のバリエーション
豚肉やとり肉などタレで味の変化が楽しめる食材は、前日にジップロックに肉とタレを入れて揉みこんでおけば当日は焼くだけで。漬け込んだ肉の他に焼いた肉をつけるタレも用意すれば何種類かの味が楽しめます。
お肉を柔らかくする下ごしらえ
叩けば硬いお肉も柔らかに
お肉を柔らかくする方法として、繊維を断ち切る方法があります。これは手軽にできる方法で、肉の中心から外側へ専用のミートハンマーを使って叩き、繊維を断ち切ります。専用のミートハンマーがなければめん棒や包丁の背を使ってもできます。この時、肉汁が飛んだりする場合があるので肉にラップをしてから叩くとよいです。
肉を柔らかくする素材に漬ける
南国の果物の「パイナップル」や「キウイ」にはタンパク質を分解するプロテアーゼという酵素が含まれているのでお肉に合えておくだけで柔らかくしてくれます。プロテアーゼを含む食材は南国フルーツだけでなく、舞茸やすりおろした玉ねぎ、ヨーグルトなどがあり、玉ねぎは15分~30分程漬け込むだけで、一緒に調理もできるので漬け込み後もラクです。
その他、炭酸水素ナトリウムもタンパク質を溶かしてくれるのでコーラなどの炭酸飲料につけておく方法もあります。
お肉を美味しくするための裏技
下ごしらえやタレの他にもお肉を美味しくする裏技があります。それをご紹介したいと思います。
肉の旨味を逃がさない裏技
裏技一つ目は肉を常温に戻し、臭みを出す裏技です。肉を常温に戻しておくことで焼いた時に肉汁を出にくくし、旨味を逃がさないで焼くことができます。そんなことと思うかもしれませんが、これをするだけでも大きく違ってきます。最低20分は冷蔵庫から出しておきましょう。
次に余分なドリップをふき取り、キッチンペーパーにオリーブオイルを染み込ませて肉全体を包みます。こうすることでオイルが肉に浸透し、臭みを出してくれる効果があるのです。この時のオリーブオイルは香りの弱い「ピュアオリーブオイル」を使用すると肉の風味を邪魔しません。
輸入牛を焼くときの裏技
裏技二つ目は輸入牛は国産牛に比べて旨味がないという方のためにご紹介する裏技です。肉の旨味がたっぷり詰まっているところと言えば脂身。戦後まだ肉があまり食べれなかった頃、肉の代わりに脂身をみそ汁に入れて食べたという方がいるほど旨味たっぷりなのです。輸入牛を焼くときに国産牛、出来れば黒毛和牛の脂身で油を引いて焼くと旨味がアップします。脂身は冷凍保存ができるので、取っておくとよいでしょう。
焚き火を楽しみながらの美味しい肉調理は格別です。合わせてこちらの記事もご覧ください。
バーベキューの予算はどのくらい?
食材や飲み物、その他もろもろを含めて一人いくらの予算で見積もったらいいのでしょうか。
一般的には2000円~3000円
どのようなメンバーで行うのかにもよって多少、変わってはきますが、食材に2000円、道具に1000円の合計一人3000円くらいが一般的な金額のようです。
予算を抑えるには
食べ物は出来るだけいい物を揃えたいところです。そうなると予算を抑える為には道具類や調味料を出来る限り100円ショップで揃えれば抑えることができます。