バーベキューのお肉をより美味しく!おすすめの肉の種類から下ごしらえまで

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バーベキューのお肉の定番と言えば牛肉です。牛肉にもいろいろな部位があります。バーベキューに食べたい牛肉とその肉にあった調理法をご紹介します。

リブロース

牛の背中、肩から腰にかけてあるロース肉のうちの腰側の肉がリブロースです。霜降りできめの細かい肉質は柔らかく、甘みがあり、脂分が多いのでとてもジューシーです。ステーキやローストビーフのような肉そのものを味わう料理に適している部分です。バーベキューでは、ローストビーフのような塊で焼く料理がおすすめです。

和風ローストビーフ

人によっては霜降り肉の脂も苦手という人もいます。そういった方でもさっぱりと食べれる和風のローストビーフはいかがでしょうか。肉に塩コショウを揉みこんで赤ワインとしょう油、ニンニク、香味野菜をジップロックに入れて一晩つけて焼きます。

サーロイン

背中の中央部分、リブロースとモモ肉(ランプ)に間、ヒレの外側の部分がサーロインです。肉質は柔らかく、赤身に脂が適度に入っていて、リブロースと同じくステーキやローストビーフ、すき焼き、しゃぶしゃぶに適しています。

厚切りサーロインステーキの焦がしバターかけ

筋切りをしたらキッチンペーパーで余分な水分を拭き取ります。肉にガーリックパウダー、塩コショウで下味をつけたら、網の上で両面を焼いたらバットに移してアルミホイルをかぶせて休ませます。小鍋でバターを焦がし、レモン汁を加えて混ぜ合わせたら箱状にした厚手のアルミホイルを網にのせ、焦がしバター、肉、焦がしバターの順に入れ、表面がカリッとするまで加熱して出来上がり。

カルビ

「カルビ」という言葉は韓国語で「あばら」を意味する言葉です。なので、日本語での部位はばら肉ということになります。ばら肉は肋骨についた肉で、肩の部分は少し硬めですが、焼肉に使用する一般的なカルビはお腹の部分の脂の旨味やコクがあり、口に入れるととろける美味しさがある人気の部位です。骨付きカルビをゲットしてオリジナルのタレに漬けて焼けばより美味しくいただけることでしょう。

韓国風漬込みカルビ

コチュジャン、砂糖、しょう油、ごま油、ニンニク、すりおろし玉ねぎ、ゴマの漬けダレををジップロックに入れて合わせたら、肉を入れて揉みこみそのまま一晩漬けておきます。バーベキュー当日は網で焼くだけ。焼いた肉を好みの野菜とレタスに包めば野菜も一緒に美味しくいただけます。

バーベキューのおすすめお肉②豚肉

牛肉よりも値段を抑えて、でも豪快に焼いて食べたいという時に適しているのが豚肉です。ここではバーベキューで人気の部位、ロースとバラ肉、スペアリブをご紹介します。

ロース

バラ肉の上、背中の部分で、キメが細かく柔らかい肉質は赤身と脂身のバランスのよい旨味のある部位です。豚肉の旨味を楽しめる部位なので、ポークソテーやしゃぶしゃぶ、とんかつといった料理の他、ハムにも適しています。

バラ肉

豚のお腹の部分であばら骨についている肉です。赤身と脂身の層になっていることから三枚肉ともいわれ、こってりとした口あたりでボリュームがあり、値段的にもお手頃で買うことのできる肉です。用途としては、焼肉や角煮、ベーコンなどに適している他、どんな料理にも使うことができる人気の部位です。韓国のサムギョプサルに使われている肉はこのバラ肉です。

即席ベーコン

豚バラ肉全体にフォークで穴をあけたら、ハーブソルトを肉全体に揉みこみラップをして冷暗所で約1時間程おく。ラップから取り出したら表面の水分をふき取り、スモークすれば出来上がり。

スペアリブ

バラ肉の骨がついた状態なのがスペアリブです。スペアリブは肋骨とそのまわりにある赤身肉のことで、適度に脂身もあるのでバーベキューでも人気の部位です。スペアリブよりも脂身が少ない背中部分の骨付き肉が「バックリブ」です。

マーマレードソースのスペアリブ

スペアリブにフォークで数か所、穴を開ける。ニンニク、しょう油、すりおろし玉ねぎ、マーマレード、オリーブオイル、バルサミコ酢を肉と一緒にジップロックに入れて揉みこみ一晩漬けこむ。網の上にのせて焼くだけで出来上がり。途中、焦げるようだったらアルミホイルに包んだりしてしっかりと火を入れるようにします。

バーベキューのおすすめお肉③鶏肉

牛肉と豚肉と同様、バーベキュー定番のお肉です。お肉が苦手という人でも鶏肉は食べれるというくらい嫌いなお肉のなかでも嫌いな人が少ないのがこの鶏肉ではないでしょうか。

むね肉

脂肪分が少なく、柔らかい肉質のあっさりとした味の部分です。脂肪分が少ないので加熱しすぎるとパサついてしまう場合がありますが、上手に焼くことが出来れば鶏肉の旨味を感じることのできる部位です。

むね肉とアスパラのアヒージョ

むね肉とアスパラガスは一口大に切り、パプリカは細切りにする。スキレットにニンニクのみじん切り、オリーブオイルを注ぎ入れニンニクの香りが出たらむね肉、アスパラガス、パプリカを入れ塩コショウをして火が通るまで煮込む

もも肉

足の付け根の部分で、筋肉質で脂肪分が多くコクと歯ごたえがあり、焼いても煮ても美味しくいただける部位です。鶏肉のなかで一番人気のあるのがこのもも肉です。

串焼きタンドリーチキン

もも肉を食べやすい大きさに切り、塩少々を振っておく。ヨーグルト、カレー粉、味噌、おろしニンニク、レモン汁をよく混ぜ合わせたらもも肉と一緒にジップロックに入れて一晩寝かせる。焼く前に余分なタレを落とし、串に刺したら網に油を薄くぬり、両面じっくりと焼く。

手羽先

羽の先の尖った部分で、肉が少なく、ゼラチン質と脂肪分の多いところです。唐揚げや煮込み料理に使われることが多いですが、網で焼けばビールのおつまみとして人気の食材です。

手羽先の甘辛焼き

手羽先の先端、軟骨の部分に包丁を入れ、ほねとほねの間にも少し切り込みを入れる。しょう油、みりん、はちみつ、おろししょうがを入れたジップロックに手羽先を入れて30分ほど漬け込み、残った漬け込みタレを付けながら焦げないようにじっくりと焼く。

バーベキューのおすすめお肉④その他のお肉

バーベキューで楽しめる人気のお肉は牛・豚・鶏の他にもあります。これらの他によく使われるお肉をご紹介します。

ラム

生後12カ月未満の子羊の肉で牛や豚に比べて低カロリーでヘルシーな為、ダイエット中の女性におすすめのお肉です。

ホルモン

ホルモンとは内臓肉のことで、大腸、小腸、レバー、ハツなどがそれにあたります。一時期人気のあったシロコロは豚の大腸を使った料理です。

加工肉

子供の大好きなウインナーやハム、ベーコンなどが加工肉です。バーベキューで子供がいる場合は肉よりも食べやすい加工肉があるとよいでしょう。

バーベキューを盛り上げるお肉レシピ

ただ焼くだけのお肉に飽きたらこんな料理はいかがでしょうか。

ビア缶チキン

缶ビールに丸鳥を突き刺して焼く豪快な料理です。

材料:大きめ丸鶏今回は2キロでした。缶ビール(350ml)1本塩大さじ3にんにく 3片パプリカパウダー大さじ1マジックソルト 大さじ1 作り方:1今回使った丸鶏です。フォークをブスブス刺して、塩を満遍なく塗り込む。お腹の中も念入りに!2水分がたくさん出るのでキッチンペーパーを中に詰めて、外側もぐるぐる巻にして1晩冷蔵庫に置く。3すりおろしたにんにくを塗って、その上にパプリカパウダーとマジックソルトを混ぜたものをまぶす。中も忘れずに!4首の付け根の穴を爪楊枝や串で塞ぐ。ビールを半分飲む。その缶をお尻の方から刺す。座らせる。ドスコーイ!!5アルミ皿に載せて蓋をして1時間半ほど焼く。6出来上がり!とにかく暑いのでお気をつけて下さい。7今回は100均のガス台のカバーをホチキスで止めて筒状にした物にホイルを乗せました。一斗缶でもOK!8缶を固定するためのスタンドも売ってますが、100均の排水溝カバーでも代用できました。なくても何とかバランス取れます。(引用:cookpad)

マンガ肉

憧れのマンガに出てくる骨付き肉をバーベキューで。

材料:牛骨・・・2本、あいびきミンチ肉…600g、塩、黒コショウ…少々、豚バラ肉(長めにカットされたもの)・・・16枚、タコ糸・・・1メートル 作り方:まず、短い牛骨の場合はタコ糸で2本を縛って長い一本にします。次に、そこに塩コショウをしてこねたあいびきミンチ肉をがっつりと巻き付けます。そしてその上に、丁寧に豚バラ肉を巻いていきます。この上からさらにタコ糸でほどけないように巻いてあげるとうまく焼けます。この後は、グリルの上で時間をかけてゆっくり焼いて中まで火を通します。蓋つきグリルがあると蒸し焼きができますので、上手に焼けますよ。ない場合はアルミホイルでカバーをしてあげると焼きやすいです。(引用:たけだバーベキューオフィシャルブログ)

ジャークチキン

ビールとよく合うスパイスの効いたジャマイカ料理で盛り上がりましょう。

材料:鶏もも肉 (4枚)玉ねぎ(2玉)にんにんく(3片)生姜 (1片)オリーブオイル (1カップ)ワインビネガー (1カップ)ナツメグ (小さじ1/2)タイム (小さじ1/2)パプリカパウダー (小さじ1/2)塩,こしょう (少々)作り方:①鶏もも肉をフォークで刺し下味がつきやすくする。玉ねぎ、にんにく、生姜はすりおろしておく。②ジップロックに1のすりおろした生姜、にんにく、玉ねぎ、スパイスとオリーブオイル、塩コショウを混ぜ鶏もも肉をもみこみ一晩漬けておく。③焼く前に常温に戻しておき、マリネ液を拭き取ったら網に乗せ中火ゾーンでゆっくりと15~20分焼く。中まで火が通り両面にしっかりと焦げ目がついたら完成(引用:BBQレシピタンク)

バーベキューのお肉で気を付けること!

安全に美味しくお肉を食べるためにも気を付けたい食中毒防止の3つの注意点です。

必ずお肉の中心部まで火をよく通すこと!

これが一番の基本!慌てずガッツかずしっかりと中まで火を通してから食べましょう。

他の食材と触れないようにすること!

野菜などお肉と一緒に焼く時は生の肉汁が付着しないようにお肉と離して焼きましょう。

焼く用トングと食べる用お箸は別々に!

生の肉に触れたトングには食中毒の原因となる菌がついていますので、食べる時の箸を別にするのはもちろん、焼きあがったお肉をつかむトングも別にすることは保健所からも注意がでていますので十分注意してください。

バーベキューはお肉しだいでより楽しく美味しくなる!

簡単なレシピと共にお肉の楽しみ方をご紹介してきましたが、どれも難しいものはなく、ちょっとお肉に気を配るだけで今までの焼くだけのバーベキューからよりお肉を楽しむバーベキューに変わる楽しさはお伝え出来ましたでしょうか。少しでもやってみようかな。と思っていただけたら幸いです。

肉を焼くのに適した知る人ぞ知るヨコザワテッパンのご紹介記事も合わせてご覧ください。