GoProの記録メディアはmicroSDカード
記録メディアであるSDカードはSDとmicroSDの2種類に大きく分類されます。前者は主にデジタルカメラなどで多く使用されています。また、後者はさらに小型化の進むスマホなどのデジタル機器へ対応すべく開発されました。このアイテムで使用できるもの後者になります。
microSDカードの種類
SDカードの発売当初は容量が2GBまでという規格でした。しかし、対応機器側の大容量化にともないさらに大きな容量のものが必要となったため規格を拡張し、現在では下記のように3種類の規格になっています。
- microSDカード:最大容量が2GB
- microSDHCカード:最大容量が32GB
- microSDXCカード:最大容量が2TB
ゴープロ用microSDカードの選び方①容量はどのくらい必要?
通常記録に必要なメモリの容量は静止画より動画の方が大きく、同様に画質も高画質のものほど大きなものが必要になってきます。それでは、このアイテムで使用するためにはどのくらいの容量ものがあればいいのでしょうか?
基本は32GB以上がおすすめ
HERO6を例にとると4K動画を撮影できる時間は32GBのものでおよそ1時間ほどです。一瞬のチャンスを逃したくない使用目的を考えると使用途中でのカード交換はできるだけ避けたいものです。したがって少なくとも32GB以上のモデルを選ぶのがおすすめです。
撮影可能時間・枚数の目安
参考までにHERO6で撮影した場合の記録可能な写真枚数と動画時間を32GBと64GBで比較した表を下にまとめました。上で解説した通り32GB以上がいいのですがあまり容量が大きすぎるものは、カードの紛失や破損など万が一の際のリスクも大きくなります。想定される自分の使い方も考慮して適切な容量を選択するようにしましょう。
画像種類 | 32GB | 64GB |
写真 | 約1200枚 | 約2400枚 |
フルHD | 約2時間11分 | 約4時間22分 |
4K | 約1時間6分 | 約2時間13分 |
コープロ6に関する記事はこちら
ゴープロ用microSDカードの選び方②読み書き速度はどのくらい必要?
容量の次に重要なポイントがカードがデータを読み書きできる速度です。この速度が速いほどたくさんの画像データを短い時間でカードに記録したり逆にカードから読み出すことができるのです。このアイテムで使用するミニマムの速度も決められています。
スピードクラスはクラス10以上が必須
SDカードのデータの転送速度にはClass2から10までの等級があります。等級が2では2MB/秒以上で等級が10になると10MB/秒以上での転送が可能です。このアイテムではClass10以上のものが必須条件となっていますが、近年さらにスピードの速いUHSスピードクラス1や3といった規格も出ています。
読み込みより書き込み速度が重要
SDカードにはパッケージに「up to 45MB/s」などと高速の転送速度表記のものがあります。しかしこの速度が読み込みなのか書き込みなのかどちらの速度をしめしているのかがポイントです。撮影した動画データを高速で記録するためには「書き込み速度」の方がより重要になります。
ゴープロが動作保障するmicroSDカードのメーカーは?
必要なmicroSDカードの選び方のポイントはお分りいただけたかと思いますが、では容量とスピードクラスを満たしていればどのメーカーのものを購入しても問題ないかというと実はそうではありません。アイテムのメーカー側でその動作を保証しているメモリメーカーがあるのです。
動作保証はSanDiskとSamsung
日本総代理店である株式会社タジマモーターコーポレーションのウェブページにも明記されていますが、この商品での動作を保証している「サンディスク」と「サムスン」の2社が販売するmicroSDカードになります。
保証外カードはエラーの原因にも
上の2社以外でも日本製の商品や有名メーカーが販売しているものであればまず問題ないとは思われますが、保証外のカードを使用した場合不具合やエラーの発生する原因になることも考えられますので慎重に選ばなくてはなりません。
microSDカードの国内正規品と並行輸入品に違いはあるの?
よくインターネット通販などでカードを購入しようと検索すると、同じメーカーで同じタイプのカードなのに「並行輸入品」とか「国内正規品」とか記載されているものを目にします。これら2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
性能は同じだが流通経路が違う商品
基本的に同じメーカー製の同タイプの商品であれば中身は同じなので性能に差はありません。違いは正規の代理店が輸入し正規のルートで販売しているか、別の業者や個人などがメーカーから直接仕入れて販売しているのか流通経路の差になります。
メリット・デメリットを理解すること
商品の性能が同じで流通経路の違いだけということであれば、どちらを買っても同じと思いがちですがそうではありません。両方の商品にはそれぞれメリットとデメリットが存在するためそれらをよく理解した上で購入する必要があります。
国内正規品
正規の流通経路を経て販売されているものには、何か問題が発生した際にサポートが受けれたり保証がされるといったメリットがあります。その反面並行輸入品にくらべ価格が割高であったり、新モデルの場合など国内での発売時期がおそくなるといったデメリットもあります。
並行輸入品(海外パッケージ品)
こちらの流通経路の商品には正規品に比べ価格が安く新モデルの国内での発売時期も早いといったメリットがあります。逆に何か問題が発生した場合、メーカーのサポートや保証を受けることはできません。また可能性は低いかもしれませんが偽物をつかまされるといったリスクもあります。
ゴープロにおすすめのmicroSDカード【SanDisk】
商品を選ぶ際のいくつかのポイントについて解説してきましたが、まずは指定のブランドのものが安心という方も多いと思います。そんな方のために指定されているメーカの1つであるサンディスクのおすすめを商品をご紹介します。
サンディスク SDSQXAF-032G-JN3MD
最初の1枚におすすめ
指定されているモデルの中ではメモリ容量の一番小さいタイプです。データの転送する速度もUHS-3あり値段も手頃なのではじめて購入して使ってみようと考えている方にもいいです。SDタイプへ変換するアタッチメントが付いているので他の機器にも使用できます。
スペック
- メモリ規格:microSDHC
- メモリ容量:32GB
- スピードクラス:Class10/UHS-3
- 最大読出速度:90MB/s
- 最大書込速度:60MB/s
- 対応機種:HERO(2018)/HERO4/HERO5/HERO6/HERO7(Brack)/HERO7(White)HERO7(Silver)/Fusion
サンディスク SDSQXPJ-064G-JN3M3
使い勝手のいいモデル
容量が64MBあり4K画質でも2時間を超える映像が残せるため、このアイテムで使用するメモリとしては一番使いやすいモデルです。転送速度はもちろん最大書き込み速度も100MB/秒と高速です。複数枚持って用途によって使い分けるようにすればデータ破損など万が一の際のリスクも最小限に抑えることができます。
スペック
- メモリ規格:microSDXC
- メモリ容量:64GB
- スピードクラス:Class10/UHS-3
- 最大読出速度:275MB/s
- 最大書込速度:100MB/s
- 対応機種:HERO(2018)/HERO4/HERO5/HERO6/HERO7(Brack)/HERO7(White)HERO7(Silver)/Fusion
サンディスク SDSQXPJ-128G-JN3M3
旅行などの撮影におすすめ
旅行で旅先での思い出を記録として残したいような場合は大きな容量のこのモデルが安心です。動作を保証をされている適合品の中では最大容量のモデルになります。旅の記録を分割することなく1つのカードに撮り貯めていけるため便利です。
スペック
- メモリ規格:microSDXC
- メモリ容量:128GB
- スピードクラス:Class10/UHS-3
- 最大読出速度:275MB/s
- 最大書込速度:100MB/s
- 対応機種:HERO(2018)/HERO4/HERO5/HERO6/HERO7(Brack)/HERO7(White)HERO7(Silver)/Fusion
ゴープロにおすすめのmicroSDカード【Samsung】
動作が保証されているもう一つのメーカーが韓国企業のサムスン電子です。日本ではサムスンというとスマホメーカーのイメージが強いのですが、電子部品や家電などを扱う韓国最大のメーカーです。そんなサムスン製のおすすめモデルをご紹介します。
サムスン MB-MC32GA
安くても耐久性があり安心
USBメモリなどに使われるNAND型のフラッシュメモリ市場で世界トップのサムスン製だけあり防水・耐温度・耐磁・耐X線にすぐれており安心して使用できます。値段もお手頃な価格なのでまず1枚持っておいても損はないでしょう。
スペック
- メモリ規格:microSDHC
- メモリ容量:32GB
- スピードクラス:クラス10/UHSスピードクラス1
- 最大読出速度:95MB/s
- 最大書込速度:20MB/s
- ゴープロ対応機種:HERO(2018)/HERO4/HERO5/HERO6/HERO7(Brack)/HERO7(White)HERO7(Silver)/Fusion