シマノカルカッタについて
”両軸リール”と言えば、ほとんどのバスアングラーが思い浮かべるのが”カルカッタ”でしょう。所有していなくても、今後、お金が貯まったら貯めて欲しいリールではないでしょうか。1991年に初代モデルが売り出しされ、目下も新モデルがリリースされています。
カルカッタはシマノが販売する両軸リール
意外と勘違いされやすいのですが、”ベイトリール”と”両軸リールは”少し違います。正確には両軸受けリール(マルチプライヤーリール)と呼び、両側のスプール部分が軸受けに固定されているものです。この中で、遠投用に適した装備をしたものをベイトリールと呼びます。
シマノカルカッタコンクエストとの違い
上位機種に”コンクエスト”という、リールがあります.こちらはテーマカラーがゴールドになっており、”ドリルデザイン”と呼ばれる精悍でスポーティな外観になっております。カラーとデザインで高級感を醸し出しています。
シマノカルカッタの二つのXテクノロジー
ここでカルカッタの高機能化を支えている、テクノロジーをご紹介いたします。まずはX-SHIPですが、これはハンドルを回すパワーを最大限に、かつ滑らかに伝達するギアシステムの事を指します。
もう一つのX”X-DRAG”はドラグをハンドルの外側に配置した事です。これによりリトリーブ時のドラグのブレを防いでいます。勿論外側にあった方が、ドラグ調節もしやすくなります。ありそうでなかったテクノロジーですね。
新型カルカッタコンクエストDCが2019年に発表
カルカッタには”コンクエストDC”というラインアップがあります。このDCは”デジタルコントロール”の略で、スプールの回転をデジタルでコントロールして、より遠く飛ばし、、状況判断によってはブレーキをかけてライントラブルを防ぐ制御をしています。
つい先日、カルカッタコンクエストDCの新製品の映像らしき物がリークされたので、もしやと思っていたら、新製品の発表がありました。カルカッタコンクエストDCとアンタレスの新製品です。DCの方もSコンパクトボディのテクノロジーを継承し、小型化されています。
シマノカルカッタのインプレ
実際にリールを使用したときの、印象(インプレ)を見てみることにしましょう。名作と言われるこのリールですがインプレは大きく分けると3つのカテゴリーになります。では順番に見ていきましょう。
インプレ①キャスト感がよく飛距離が出る
一番多いインプレッションは”キャスト感がよい””飛距離が出る”事です。ただ単純に飛ぶだけではなく、ピッチングなどの短い距離もストレスなく、キャストをし続けられるのです。キャストの回数が釣果にも繋がるルアーマンには納得のインプレですね。
インプレ②巻き心地が良い
次に、”巻き心地の良さ”があげられます。今回のモデルチェンジで左右の形が異なるアシメトリーのデザインに変更されています。これにより、より心地よいパーミングを得られると共に、心地よい巻き心地感もアップしています。
インプレ③糸巻き量が多い
驚くほど、コンパクトで軽量なリールですが、糸巻き量16ポンドのラインが100m収納できるスペックになっています。これは琵琶湖など広大なレイクで巻物をキャストするにはとても嬉しいスペックです。
シマノカルカッタのおすすめをご紹介!
以上の様に、実際の使用感も、使い勝手や飛距離、糸巻き量の分野などで高評価を得ているカルカッタですが、次に、ラインアップをご紹介することにしましょう。カルカッタはバスアングラーだけでなく、多様なアングラーんい対応出来るラインアップを揃えています。
シマノカルカッタのラインナップをご紹介!①
サイズ的には100サイズから400サイズと100刻みで4種類あります。そしてそれぞれに、右ハンドルと左ハンドルがあり、合計8種類のラインナップが存在します。100番から順番にスペックや特徴などを見ていきます。
100 RIGHT
カルカッタの100番は、なんと旧型のカルカッタコンクエストの50サイズに相当します。これほどコンパクトでありながら、16ポンドのナイロンラインが100m巻けてしまいます。それでいて剛性もバッチリです。
驚異的な軽さ
なんと自重は225gとオドロキの軽さです。なお且つ手のひらにスッポリ収まる大きさなので、バスフィッシングなどで巻き物を長時間使用しても疲れにくく、一体感すら感じさせてくれます。ルアーの種類を変えてレンジを変えながら、広い範囲をサーチ出来ます。
アイテムのスペック
主なスペックですが、右ハンドル、自重が225g、ギアー比5.9、スプール径が33㎜、スプール幅22㎜、ベアリング数は5個、糸巻量はナイロンで16lb-140m,14lb-130m,16lb-100mです。ハンドルⅠ回転で約61cm巻き上げる事が出来ます。
シマノカルカッタのラインナップをご紹介!②
それでは、100番RIGHTは右ハンドルですが、101 LEFTという左ハンドルのタイプもあります。左ハンドルは主に左利きの方用なのですが、時々右利きの方でも、右手でロッドワークをしたい(左でハンドルを握る)方は左ハンドルを選ぶ方もいます。
101 LEFT
シマノの場合100RIGHTの左ハンドルは101LEFTに変わります。左ハンドルになると番号も1番増えて101になることに注意してください。おそらく消費者が分かりやすいようにとの配慮かと思います。
右手でジャーク、トウィッチ
左ハンドルの利点は左手でハンドルを持ちながら、利き腕の右手でロッドワークができる事です、ミノーなどのトゥイッチやジャーク、または流行のベイトフィネスでワームを微妙に動かす時には便利です。しかし、いつも右手がロッドを握っていることになり、手首等が疲労する可能性もあります。
アイテムのスペック
主なスペックですが、左ハンドル、自重が225g、ギアー比5.9、スプール径が33㎜、スプール幅22㎜、ベアリング数は5個、糸巻量はナイロンで16lb-140m,14lb-130m,16lb-100mです。ハンドルⅠ回転で約61cm巻き上げる事が出来ます。基本的に右ハンドルのスペックと変わりません。
シマノカルカッタのラインナップをご紹介!③
バスアングラーの皆さんはクランク、ミノー、スピナーベイトなどほとんどこの100シリーズでキャストが可能です。ただ、もう少し大きめの、ビッグベイトやディープクランク琵琶湖の様な広いフィールドでキャストされる方は200が適合します。