ダイワ タトゥーラのロッドの特徴
タトゥーラのロッドの特徴は感度が良く、かつ軽い所です。価格もリーズナブルで汎用性もあります。ラインアップは12モデルあり、その中には逆並継2モデル(4種類)もあります。
ブランクス
カーボンの密度を極限ににまで高め、レジンの含有量を減らすことによって、軽くてかつ張りのあるブランクスを形成しています。このテクノロジーを超高密度SVFカーボンと呼んでいます。
また、ロッドワークの際に起こるロッドのねじれを最大限減らすテクノロジーも搭載しています。これをダイワでは”X45”と呼んでいます。
ガイド
ガイドに関しては日本ではメジャーなロッドはほとんどがsicを使用していて、これに対して、タトゥーラではアルコナイトガイドです。ですがご安心ください。アメリカなどではアルコナイトがトーナメントで使用するロッドでもアルコナイトガイドが主流なのです。
sicとアルコナイトを性能的に比較しても、ほとんど差はありません。逆にsicの方が強度が高すぎるゆえの瞬間的なダメージに対して弱い可能性も若干あり、グローバルで見た場合アルコナイトは全く問題がありません。
かっこいいデザイン
ベースカラーはブラックを採用し、アクセントカラーとしてゴールドを使用しています。高級感、重厚感あふれるデザインに仕上がっています。また、同じシリーズのリールとコーディネートもされています。
ダイワ タトゥーラのリールの特徴
リールに関しても、タトゥーラはアメリカのトッププロの愛用者も多数おり、多様なコンセプトの元ラインナップも豊富に用意されています。
最大の特徴TWSシステム
TWSは”Tシェイプレベルワインド”の略でレベルワインドがちょうど”T”の文字の形をしています。クラッチの操作でオフにするとレベルワインドが前に倒れます。そしてラインがレベルワインドの抵抗をほとんど受けなくなります。その結果飛距離が伸びる構造です。
逆にリトリーブ時はラインがTの文字の縦のバー部分に収まり、巻き取り時のトラブルが激減し、スムーズなコントロールを実現しています。
バックラッシュの減少
TWSはバックラッシュ等のライントラブル減少にも一躍かっています。購入後のレビュー等をみると”強風の向かい風の時にフルキャストしてもバックラッシュしない”等の意見が寄せられています。
これは、キャスト時のスプールの回転と同じ調子でラインがほとんど無抵抗で放出されていることを示しています。その結果強風に強いリールが完成しました。
タトゥーラSVに搭載されたSVシステム
TWSに加えてタトゥーラにはSVシステムが搭載されています。これは従来のメカニカルブレーキの常識を覆す画期的なシステムです。
従来型のブレーキはいかなる回転数においても一律にブレーキがかかります。それに対してSVシステムはスプールがバックラッシュの危険が発生する回転数の時にのみブレーキがかかる構造になっています。つまりそれ以外の回転数の場合にはブレーキがかからないようになっています。
さらなるキャスト性能の向上
この結果、キャスト時における遠投性能の向上が見込まれます。更に、軽量のルアーをキャストした場合、サミングをしっかりしてスプールコントロールしないとバックラッシュを多発してしまうのですが、SVシステムを搭載しているとこのような心配がかなり軽減されます。
TWS、SV搭載のリールについて
TWS、SVのテクノロジーを搭載したリールは他に、スティーズSV TWとジリオンSV TWがあります。これらのリールはタトゥーラの上位機種にあたります。
また、他メーカーでこの技術を採用しているメーカーがあります。それはメガバスです。具体的にはロジウムというベイトリールです。実はこのリールは発売はメガバスですが、ダイワが技術的なコラボを行っています。メガバスはダイワの技術を積極的に採用しています。
TWSの意外な副産物、フリーフォール性能
TWSの恩恵は飛距離の向上やライントラブルの減少だけにとどまりません。実はルアーのフォール時の姿勢にも影響してくることが分りました。
クラッチをオフにしてフォールさせると、本来ならラインにレベルワインド等の抵抗がかかり、着水してからルアーは手前にカーブフォールをします。TWSはその抵抗がほとんど無いので、フォールは真下に”フリーフォール”します。これがバスの反応に良い影響を与えます。
タトゥーラ人気のベイトリール5つを紹介!
それでは、具体的にタトゥーラの実機種の紹介をしていきます。実売価格帯は2万円弱でありながら、ダイワの最新テクノロジーTWS、SV等が搭載され、飛距離の向上、ライントラブルの減少などの恩恵を受けることができ、コストパフォーマンスが大きいラインアップが揃っています。
様々なテクノロジーを搭載
他にも様々な技術が搭載されています。低弾道キャストやスキッピングをトラブルなしてコントロールできるジュラルミンスプール、上位機種のジリオンと遜色ない高級感を演出してくれる究極の塗装技術(光輝塗装)も採用しています。
ドラグに関しても非常にトラブルレスなUTDを搭載して、ラインブレイクの原因となるドラグの効きはじめがスムーズにラインが出るような技術も搭載しています。
タトゥーラの人気リール①タトゥーラHD
HDというのは”ヘビーデューティー”の略で、大型で重量のあるルアーを太いラインで使用することをコンセプトにして作られたモデルになります。対象のバスも大型でパワフルなものを想定しています。
パワーゲームに特化した超々ジェラルミンスプール
HDのスプールは大容量のラインを収納することを前提にしています。口径は36㎜を使用し、大きなルアーでも飛距離を稼げる設計となっています。
素材は超々ジュラルミン製で、ラインキャパの増大化を想定しながら、スプールの軽量化と剛性アップを同時に実現しています。
ダイナリジッドボディ
パワーゲームを前提に設計されているので、ボディの剛性もアップしています。具体的にはハンドル側サイドプレートとフレームの部分にスーパーメタルを使用しています。
これによりギアとスプールの部分が高剛性に守られることになり、その結果パワーゲーム時にも安定したリーリング、コントロールが実現しています。
パワーハンドル&ハイグリップノブ
ハンドルノブはもともとパワーゲーム用にカスタムする場合に使用していた、100㎜のハンドルを標準搭載しています。これもパワーゲーム時を想定したパーツで、ストレスなくリーリングすることができます。
アルティメットトーナメントドラグ
ダイワ独自のドラグテクノロジーでトラブルレスに定評があります。HDモデルは最大ドラグが7kgとビッグフィッシュ用に設定されています。
タトゥーラの人気リール②タトゥーラHLC
HLCは”ハイパーロングキャスト”の略称です。つまりこのモデルのコンセプトは”遠投”です。このモデルはあのTWSテクノロジーと共に飛躍的に進歩を遂げています。
最大の特徴であるTWS
TWSは”Tシェイプレベルワインド”の略でレベルワインドがちょうど”T”の文字の形(ふつうはアルファベットの”I”の文字の形です)をしています。クラッチの操作でオフにするとレベルワインドが前に倒れます。そしてラインがレベルワインドの抵抗をほとんど受けなくなります。その結果、格段に飛距離が伸びる構造です。
リトリーブも滑らか
逆にクラッチをオンにすると、ラインがTの文字の形をした縦のバーの部分に収まる為、今度は適度な抵抗とトラブルの少ない、滑らかなリトリーブを実現しています。
つまり、クラッチのオンオフでレベルワインダーにおけるラインのポジショニングを変更してシチュエーションに応じたラインコントロールをすることができるのです。
スプールは村上晴彦氏とコラボ
スプールについてはあのハマの遠投氏こと”村上晴彦”氏の協力を得て新開発した”G1ジュラルミン”を採用していて、TWSとの相乗効果でさらにより高い遠投性能を実現しています。
ちなみにスプールの径は34㎜の仕様になっていて、16ポンドのナイロンラインでも90m収納できるラインキャパを持っています。
タトゥーラの人気リール③タトゥーラSV
タトゥーラSVはタトゥーラの中で最初にSVスプールを採用したリールです。このモデルの特徴は現在流行している”ベイトフィネス”での使用をコンセプトにしたモデルとなっています。
最大の特徴はSVスプール
従来型のブレーキはいかなる回転数においても一律にブレーキがかかります。それに対してSVスプールにおいてはスプールがバックラッシュの危険が発生する回転数の時にのみブレーキがかかる構造になっています。
つまりそれ以外の回転数の場合にはブレーキがかからないようになっています。これにより、軽量ルアーをを扱う際のバックラッシュの危険性が大幅に減少しています。