シマアジ釣りのコツは温かくきれいな水を回遊する性質を念頭に置くこと、口切れのしやすさと引きの強さに注意することを常に心がけてください。そしてコマセの撒き方もコツがいります。ここまでのポイントをもう一度おさらいしていきましょう。
シマアジの群れを捕まえよう
シマアジは回遊魚なので、大きな群れをなして生活しています。その数は少なくとも100匹以上に及びます。もし一匹釣れたならまだ数匹はチャンスがあると見ていいでしょう。その場合は慌てることなく落ち着いて次のシマアジを釣る準備に取り掛かってください。
強い引きに弱い口を攻略しよう
シマアジの口は前項で紹介した通り、とても繊細で針から外れやすいです。それだけでなく繊細さに見合わない引きの強さも合わさって釣りごたえを高めています。ある意味、針に引っかかってからが本番なので早合わせは禁物です。慎重にタイミングを見計らっていきましょう。
やっぱりコマセがポイント
どんな釣り方にせよ、やはり重要なのはコマセです。コマセに反応して向かってくるので、撒き方が大事です。一気にばら撒くより回数を分けてコマセを撒き、竿を上下に動かしてエサを水中に広げていくと回遊中のシマアジが匂いにつられ、食いつきやすくなります。群れがどこにいるか見定めることが釣果UPのポイントです。
シマアジ、どこで釣る?
コツと基本的な知識を押さえたら、次は釣り場の選び方を探していきましょう。初心者から上級者まで、それぞれが楽しめる釣り場をご紹介していこうと思います。シマアジ釣りでは様々な魚が釣れることがあるので、より良い釣果のためにタモ網を用意することをお勧めします。
ロマン溢れる船釣り
釣りの醍醐味、船釣りはロマンに溢れています。シマアジはそもそもの個体数が少ないため、回遊中の大群にでも巡り合わないと釣果ゼロになりかねません。確実に釣りたいなら船が必須です。前もって頼んでおけば船頭さんが釣れるポイントまで連れて行ってくれるので安心です。
小磯や堤防で気ままに楽しんで
30~60cm程度を狙うなら潮通しのいい堤防釣りがおすすめです。まれに1m前後の大きな個体が釣れることもあります。釣り方はカゴ釣りが向いていますが、ウキフカセ釣りでも問題ありません。小磯や岬の端など水のきれいな場所がおすすめです。
初心者は海上釣り堀でもOK
初心者だから船釣りは気後れしそう、かといって岸釣りは一人で楽しめるか不安…といった方におすすめしたいのが海上釣堀です。女性や小さい子供でも本格的な釣りを体験することが出来ます。スタッフが常駐しているので、分からないことも気軽に聞けます。
海上釣り堀はスタッフが見守ってくれているので安心ですが、船釣りや足場の悪い堤防に向かうときは必ずライフジャケットをレンタルするか持参してください。日差しが強い日はサングラスで目を保護してください。あとは、釣れた時のための氷入りクーラーボックスを持つといいでしょう。