サンノジの臭いはどんな臭い?
サンノジは、磯の臭いがして、かなり臭いといわれています
魚自身の個体差は有りますが、大方、磯臭いと言われています。その磯臭さは、他に臭いとされる魚よりも強烈な様で、本当に顔もそむける様な臭い。と言われています。夏場は、特に臭さが増す様で吐き気がする程だとも言う位の臭いを放つ様です。この臭みが中には好きな方もいらっしゃいますが、扱い方をきちんとすれば、高級白身魚に双璧を張るのでは無いか?とまで言われています。
サンノジの食べときの季節は?
冬に召し上がる事をおススメします
海岸沿いの独特な磯臭さが有り、特に夏場か臭いと言われているので、市場に流通する事は余り無く、この魚を目的とした漁では無く、他の魚に混じって捕獲される事が多い様です。旬である冬に釣れたり、スーパーなどで見かけたら、さばき方などを気を付ければ臭いば、独特な臭いも抑えられる様です。後レシピも工夫次第で、より美味しく食べられます。
どうしてサンノジと呼ばれているのでしょうか?
体には、点々が3つ有るから、サンノジと呼ばれています
尾鰭の前いくつかの斑点が有りますが、その斑点の中でも3個は大きくて目立つ為、サンノジの名前の由来になっています。なるほどです。ちなみにニザダイとは「青二才の鯛」もしくは「鯛仲間の端くれ」の意味なんです。面白い名前の由来の有る魚です。おもにサンノジは主に関東、紀伊、四国地方でそう呼ばれています。他の地方では、カッパ(和歌山県)、クロハギ(三重県志摩地方)、ハゲ(高知県)、オキコウベ(宮崎県)と呼ばれています。
サンノジの特徴はどうでしょうか?
カワハギにも体型が似ている様です
斑点部分は固い骨質の棘の様なものが有るので、触るとケガをしてしまいます。口が前に出ていて、若魚のころは体高が高くなっています。体形はカワハギ類ににていますが、実際にその名前で呼ぶ地方も有りますが、カワハギはフグ科で、分類が異なります。ウロコの形状も違います。かなりしっかりとした点ですので、分かり易くなっています。
サンノジの生息地はどこ?
サンノジの生息地は新潟、宮城以南に生息しています
生息地は、新潟・宮城南の日本海、太平洋沿岸に分布しており、成魚が多いのは中部から南の太平洋側に生息しています。ニザダイ科の魚は暖海性が強く、比較的浅瀬や岩礁域で生息しており、成魚は水深10メートル前後で群れを作っています。主に石炭藻を食べますが、甲殻類や多毛類なども食べる様です。
サンノジの産卵する季節はいつ?
サンノジは、春ごろに卵を産みます
サンノジの産卵は、おおかた春季に産卵します。尾鰭、背びれの棘が特徴で、幼魚の体の色は少しくすんだ透明色です。幼魚はアクロヌルス幼生と呼ばれています。内臓の色は殆どの魚と同じ銀色になっています。
サンノジの成魚の大きさは何センチくらいでしょう?
成魚は40センチ程大きくて50センチ位になります
成魚は40センチ位で、大きい物で50センチ位になります。雑食性で、おもにサンゴ藻を食べて生息していますが、たまにイソメやゴカイなどの多毛類、甲殻類も捕食します。若魚の頃は体高が高くて、尾びれが白くなっています。体形はカワハギ類に似ていますが、カワハギはフグ目で分類が異なり、ウロコの形状も違います。昔は80センチ位の体調のサンノジも釣れたそうです。大きな魚ですので、食べ応えは有りそうです。
サンノジは市場に出回る事が多いの?
あくまでも外道扱いです
釣りや定置網、刺し網などの沿岸漁業で捕獲されますが、メジナ釣りなどと一緒に外道として釣れる事が多い様です。独特の臭いが有り、市場のセリに出しても買い手がつかない為です。上手にさばか無いと臭いが残るので、ほとんどノジメにされてしまいます。ノジメにした時の臭いは食べたく無くなってしまう程臭いと言われています。ですので、スーパーで売られる事もとても珍しい魚だと言えます。
釣る方法は有りますか?
フカセ釣りで釣れます
グレ(メジナの異名)釣りで撒き餌さが効くと、餌取りと言われる小魚のまとまった潮の中で、グレよりも先に釣れる事が多い様です。ベレランになるとやりとりなどで竿の揺れ方でサンノジと気が付く様です。外道扱いですが、磯際でも引きの強さで練習になる魚です。釣りやすい魚なので初心者向きと言う所です。メジナ釣りのついでに釣れた持ち帰ってみて下さい。
用いる磯竿は現在では、ウキ釣り全般の事を指します
磯竿は、磯でグレを釣るための竿でしたが、現在ではウキ釣りに用いる竿の事を際ます。ウキ釣りは繊細な仕掛けを扱い、引きの強い魚を釣り上げる為に、長くてしなやかに作られています。磯釣りや堤防で釣るフカセ釣りや電気ウキ釣りなど幅広く使用されています。引きは強力でも持久力が無く、大生際の良い魚です。
釣ってすぐした方が良いサンノジの処理方法は?
処理はなるべく早くした方が良い様です
自宅に持ち帰る時は、身が磯臭い為に釣って少しでも早く、エラを切り丁寧に内臓を傷つけずに除去し、海水で腹をきれいに洗い持ち帰り丁寧に扱う事で、かなり美味しく食べられる様になります。サンノジは丁寧な下処理が必要なのです。