風が強くて波が高いと当然ウキは目立たなくなってしまいます。その場合大きい方が見えやすいのですが、あまり大きいと重さで浮力が小さくなり、かえって釣り人の足を引っ張ることになるでしょう。このウキがそれを解消してくれます。
大きくて軽量
この玉ウキは大きいウキにも関わらず軽量である玉ウキになります。そのおかげで波が高くて見にくい時でも大きいため見失うことが少なくなります。さらに上部はオレンジ色をしているので海の上では目立つでしょう。
スペック
- カラー:オレンジ
- オモリサイズ:3B
- サイズ:M
- 価格:2019/3/6現在で¥1,693
アウラ「ナイトR2 オレンジ カン付きウキ」
波や風といった周りの影響を受けにくいのはもちろん大切な機能になりますが、ウキの性能の中でも特に感度に特化している玉ウキが欲しい人はいませんか?そんな人にはこちらの玉ウキがおすすめです。
感度が高いウキ
この玉ウキは開発に感度を最優先させたモデルになるのでアタリがわかりやすいです。なお下部についているカンは回転式になっており、糸による絡まりが起きにくくなっています。さらに100%国内生産で安心して使用できるでしょう。
スペック
- 直径:25mm
- 全長:36mm
- サイズ:5B
- その他:特殊樹脂・塗装強化・100%国内生産・つや消しトップ
- 価格:2019/3/6現在で¥540
ガルツ「ディーアクション 環付 3B」
棒ウキの部分でも述べましたが、ダンゴを遠投する時にはダンゴが崩れないようにすることがポイントになります。こちらも玉ウキも遠投性能が高く、なおかつ感度とのバランスも兼ね備えている玉ウキになります。
遠投性能と感度の両立
遠投性能に優れているのでダンゴを投げた時のウキの抵抗がダンゴを崩すことなくポイントまで投げることができます。もちろんダンゴの投げる距離を妨げることもありません。なおかつ感度も高いのでバランスの取れている玉ウキになります。
スペック
- 規格:3B
- 最大直径:27.5mm
- 長さ:44mm
- 価格:2019/3/6現在で¥1,339
Contents
紀州釣りの仕掛け③針
続いては針の紹介です。チヌには専用の針が開発されていてメーカーから様々な種類が出ています。針のサイズは号数で表され1号〜5号までのチヌ専用の針があります。それだけでは初心者の人はどれにすればいいかわからないと思うので、もう少し絞っていきましょう。
紀州釣りの針の選び方
専門的な話をしてしまうと針のサイズは釣れない時に魚に違和感を与えないようにわざと小さくするというようなやり方をしますが、初心者の人にはややこしいと思うので目安として2号・3号のものを選ぶようにしましょう。
川せみ針「チヌ針 100本入 J-1」
チヌ専用の針が欲しいだけでそこまでこだわりはないという人もいるでしょう。こだわりがないのであればメーカーが専用に開発したものを買うよりも、もっとお買い得なチヌ針を買う方が無駄な出費を抑えられます。
チヌ針のお買い得品
このチヌ針は100本もの針がセットになっている商品です。あまりたくさん入ってるお買い得を目にすると品質って大丈夫なの?と思ってしまいますが、購入者からは品質は問題ないとの声も上がっているので安心して使用できます。
スペック
- 針:2号
- 入数:100本
- 価格:2019/3/6現在で¥703
金龍「パーフェクトイエロー 2号」
釣り針と聞くと頭に浮かぶ色はシルバーかブラックでしょう。もちろんその色でも食いついてくれないということはないでしょう。しかし、何度も釣られそうになっているクロダイは警戒して食いついてこない可能性もあります。そんな時にはこちらがおすすめです。
エサの色に近い
この針のカラーはイエローで一見すると派手だから食いついてこないような感じがしますが、実はこの色はクロダイのエサである練り餌やコーンに似せているため、このような色をしています。エサをつけても目立ちにくいので、警戒心を解きやすいです。
スペック
- カラー:パーフェクトイエロー
- 自重:0.066g
- 線径:0.71mm
- 入数:12本
- 適合ハリス:〜3号
- 価格:2019/3/6現在で¥360
ささめ針「チヌ (黒)徳用50本入」
釣り針の役割はターゲットの魚の口に針を引っ掛けることです。そのフッキングには鋭い針が必要になることは誰もが分かっていることですが、この針はもう一度その基本性能に重点を置いて開発されているものになります。
フッキング力抜群
針の先端の形状だけに着目しているのではなく素材の選定から始めて、先端の研磨の技術を徹底して追求し、この小さい釣り針一つ一つに凝縮することで、鋭い先端形状による魚へのフッキングが可能になっています。
スペック
- 針:2号
- 標準自重:65.0mg
- 標準線径:0.68mm
- 入数:50本
- 価格:2019/3/6現在で¥432
紀州釣りの仕掛け④ハリス
続いてはラインと仕掛けをつなぐ役割を持っているハリスの紹介です。このハリスにもたくさんの種類が販売されています。例えば磯用ハリス・船用ハリスといった釣り場専用のものだったり、真鯛用ハリスといった魚種に絞られていたり、数ある中から適しているものを選びましょう。
紀州釣りはハリスを忘れずに!
意外と目立たないハリスですが、実際には仕掛けとラインをつないでいるとても重要な役割を担っています。当然ですが、クロダイの引きに耐えられるようなものを選ぶ必要があります。目安としては1.5号のものを選べば良いでしょう。
ヤマトヨテグス「チヌフロロハリス 50m」
ハリスの紹介の時は人が目で見てラインをコントロールしなければならないため、色は目立つ蛍光色のものを使用しましたが、ハリスのように仕掛けと直接つながっている場合はかえって魚に不自然さを与えてしまいます。そこに着目したハリスです。
水に溶け込む色
このハリスは海中に入っている時に魚が不審がらないように水に溶け込む色をしています。これによってハリスが海中に目立たなくなり、魚が警戒心を解いてくれて仕掛けのエサに食いつきやすくなります。
スペック
- 素材:フロロカーボン
- 長さ:50m
- カラー:グレー
- 号数:1.5号
- 価格:2019/3/6現在で¥682
クレハ「シーガー グランドマックスFX 1.5号」
クロダイの強烈な引きに耐えられるような強さを備えているハリスは必須です。しかしただ単に強いだけだと魚は口に含む前に違和感を覚えて食いつきが悪くなってしまいます。そんなことを防げるのがこのハリスです。
強さとしなやかさ
この1つ前のハリスである「グランドマックス」は強度を徹底的に求めて作られた製品で、そこに特殊な処理を施してしなやかさをプラスしたのがこの「グランドマックスFX」です。強さとしなやかさを両立させて食いつきやすく、かつ釣りを有利にしてくれます。
スペック
- 全長:60m
- 素材:フロロカーボンFNT加工
- カラー:クリア
- 価格:2019/3/6現在で¥1,895
東レ「銀鱗 50m」
ラインにせよハリスにせよ、信頼されている商品に勝るものはありません。例えば◯年愛され続けて、といったフレーズを見たことがあると思いますが、もしそのような商品が信頼できるという人はこちらの50年間信頼を得てきたこのハリスをおすすめします。
コスパが高い
普通のハリスは1.5号の50mだと価格の方はだいたい¥1000ほどしますが、このハリスは半分ほどの価格で購入することができます。もちろん品質の面もしっかりとしていて使いやすく、満足できるハリスです。
スペック
- 素材:1.5号
- 全長:50m
- カラー:ナチュラル
- 標準直径:0.205mm
- 価格:2019/3/6現在で¥450
紀州釣りのダンゴの作り方
この見出しからはダンゴの紹介になっていきます。この釣りのメインとなる部分です。ここをしっかりとできるかによって釣果に大きな影響を与えるので、チェックして実際の釣りに活かしましょう。
紀州釣りに欠かせないのがダンゴ
付け餌を中に入れてダンゴのように丸くするのが特徴です。ダンゴの中に包まれているのでターゲット以外の魚から付け餌を守ってくれ、狙っている深さにしっかりと餌を運んでくれます。他のエサと違って釣り人の手で丸く形作らなければなりません。
紀州釣り初心者には専用ダンゴがおすすめ
この釣りで使用するダンゴは本来であれば釣り人がエサの配合を決めてダンゴを作ります。しかし初心者の人には少々面倒なので、そのまま使える専用ダンゴで済ませるのも良いでしょう。ただ準備が楽にはなりますが、エサの配合を決めて釣った時の達成感は小さくなってしまいます。
マルキュー「パワーダンゴチヌ」
単品で使えるダンゴエサになり6kgが2つでたくさん入っています。単品として使えるので初心者の人には複雑な配合を行わず楽に釣りをすることができます。もちろん少しだけではありますが、多少のアレンジもできます。価格は2019/3/6現在で¥2,376です。
紀州釣りのダンゴの作り方
初心者の人でも自分で配合し、クロダイを釣ってみたいという人もいるでしょう。そのような人のために、たくさんある配合の中の1種類を紹介していきます。そこから自己流にアレンジを加えてみるのも面白いかもしれません。材料は米ぬか・押しムギ・砂・粗挽きのサナギです。
目安の割合を準備しよう
材料を混ぜ合わせる割合を確認しましょう。もちろん自己流にアレンジできるのでこれに限った話ではありません。ここで紹介するのは米ぬか:4、押しムギ:0.2、砂:1、粗挽きのサナギ:0.2、この分量で行なっていきます。
少しずつ海水を混ぜる
ここで海水を混ぜていくのですが、ここで注意しなければならないのは海水を入れるときに少しずつ入れていくことです。入れすぎてしまうとまた材料を入れて調整しなければならないので手間になります。
ダンゴを握ってみよう
ベストな海水の量は手で握って決めます。握ったときにあまり手が汚れないで、かつ握ったときに塊になる程度がベストです。感覚的にはパサパサしていて水が足りないのでは?と感じてしまいますが、それがベストな海水の量になります。
紀州釣りの釣り方
この見出しからはダンゴを使って一通りの釣り方を紹介していきます。ここで紹介するのは簡単な項目のような感じがしますが、とても重要なポイントにもなりますので、しっかりとチェックしましょう。
紀州釣りの釣り方①ダンゴを作る
まずダンゴとなるエサを片手で適量取り、手でダンゴを作るだけなのですが、ここでポイントとなるのがしっかりと握ることです。それをしないと海へ投入したときにせっかく作ったダンゴが崩れてしまいダンゴの機能を果たせなくなります。
紀州釣りの釣り方②タナ取りは正確に!
タナ取りとは狙った深さに合わせてウキ下のハリスの長さを決める作業です。この釣りでは基本のタナであるトントンに設定しましょう。ウキの状態がダンゴの重みで少し沈んでいるくらいに設定するのがポイントです。そうすることによってダンゴから付け餌が出たタイミングを把握でき、魚のあたりをしっかりと確認できます。
紀州釣りの釣り方③アタリについて
アタリについてのポイントとしては、大きな当たりが出たからといって反射的に合わせるのは良くありません。なぜならクロダイ同士でエサを奪っている場合があるからです。反射的に合わせたい気持ちを抑えてここま少し待ちましょう。
紀州釣りの釣り方④しゃくりのタイミング
当たりが出ても反射的に合わせてはいけないことがわかりました。ではどこで合わせればいいのかというと、ポイントとしてウキが完全に消えてから合わせることをおすすめします。なぜならクロダイはエサを加えると反対方向へ逃げる習性があるからです。ウキが完全に消えてから落ち着いて合わせましょう。
作ったダンゴをコントロールしよう
前の見出しでタナ取りは非常に重要なことがわかりました。しかしタナ取りは一発で決められるものではないので何度もダンゴを投げますが、できるだけ同じ場所に投げなければその場所のタナを取ることはできません。そんなときに便利なアイテムを紹介します。
第一精工「紀州ダンゴ杓」
このアイテムで作ったダンゴを投げるときにコントロールがしやすくなるので、タナ取りを効率よく進めることができるでしょう。もちろん遠い距離を投げるときにも役立つアイテムになります。価格は2019/3/6現在で¥1,296です。
バッカンと一緒に使おう
この釣りはダンゴを作るための餌が必要になります。それを入れるためにバッカンに入れておくことが多いでしょう。もちろん直に入れても良いのですが、できれば汚れは避けたいという人はこちらを活用してみましょう。
全家協「半透明 ゴミ袋 45L 100枚入」
これをバッカンの中に敷いてからダンゴを作るためのエサを入れることによってバッカンがエサで汚れることがありません。ただの家庭用ゴミ袋なので日常でも使用できます。価格は2019/3/6現在で¥581です。
紀州釣りに挑戦してみよう!
紀州釣りについてを一通り紹介していきました。簡単に行えたり、エサの配合を考えたりと初心者から上級者まで楽しめる釣りであることがわかりました。もしも興味があるのならこの釣りに挑戦してみましょう。いつもと違った楽しみ方が味わえます。