アナゴのように出来る蒲焼ですが、ウツボの場合骨切りだけでは少々危険なため、骨の処理をキチンとして蒲焼にすれば丼にしてご飯ごと美味しくいただけます。
夏の弱った胃腸にやさしい
ウツボは胃腸のもたれを解消してくれるなどの効能もあるので、土用の丑ではないですが食欲不振な時などに丼にして食べれば、ぷるぷるのとろける食感に甘辛いタレが食欲をそそりますよ。
ウツボの蒲焼の作り方
材料
ウツボ:適量 醤油、みりん、砂糖、酒:同量1:1の割合 (サラダ油)
作り方
- 捌いたウツボを適当な大きさにきります。(ウツボの大きさによって違うので)
- 骨の処理をしても更に骨切りをすることをおすすめします。切り目を入れた方がタレが絡まりやすくなります。
- 直火の場合:じっくり表裏焼きます。
- フライパンの場合:フライパンにサラダ油をひき裏表焼きます。
- 1:1の割合で作った漬けダレを付けながら更に焼いていきます。
- 直火の場合:たれをつけて焼くを繰り返します。
- フライパンの場合:最後にタレをフライパンに入れ絡めます。
- ウナギのタレを使用しても大丈夫です。
Contents
ウツボ料理のおすすめ10選⑧ウツボの天ぷら
唐揚にも合うなら天ぷらも合うはず。天ぷらにして塩でサッパリいただいても、天つゆにつけて食べても美味しいですよね。
ぷりぷり天ぷらで丼にも
ぷりぷりの食感とフワフワの身に甘辛いタレをかけて、熱いご飯と一緒に食べてコラーゲンを摂取してアクティブに過ごしましょう。
ウツボの天ぷらの作り方
材料
ウツボ:適量 天ぷら粉:適量 揚げ油:適量
作り方
- 天ぷら粉に適当なサイズに切ったウツボをくぐらせ油で揚げます。そのまま食べるものなので、下処理の時点で出来る限りの骨は取ってしまいましょう。また、ぬめりが臭みの原因になるのでしっかりぬめりはとりましょう。
シンプルにそのままを紹介しましたが、だしつゆや生姜を刻んで入れた醤油に浸してから天ぷらにしても食べやすいと思います。
ウツボ料理のおすすめ10選⑨ウツボのすき焼き
甘辛いタレに絡むウツボの旨味がにじみ出て、お野菜も美味しくしてくれます。ネギを多めに入れると食べやすさアップです。締めはうどんがおすすめです。
ごはんにも合う料理
ネギと相性が良いウツボなのでネギ多めのレシピを紹介します。時間差で調理していくので、それぞれの旨さが引き立ってウツボの旨味のゼラチンが流れ出し美味しいこと間違いなし。
ウツボのすき焼きの作り方
材料(2人分)
ウツボ:300g 木綿豆腐:1丁 ネギ:6本 生姜:50g 割りした:酒(150cc)醤油(50cc)みりん(20cc)砂糖(大さじ3)
作り方
- ウツボは洗い水を切って一口大に切っておいてください。豆腐は6等分に、ネギは3~4㎝の長さに切ります。生姜は針生姜にしておいてください。
- 割りしたを合わせておきます。
- 鍋に割りした、生姜を入れ中火で沸騰させてください。火を弱めて豆腐を入れ煮込む。
- 鍋にウツボをいれ5分ほど煮ます。
- ネギを入れ蓋をしてネギがしんなりするまで煮ます。
ウツボ料理のおすすめ10選⑩あら汁
アラだって捨てるのは勿体ないです。良いダシが出るので干したウツボや残ったアラなどでお味噌汁や、お吸い物を作ってください。もちろんアラだけでなく身を入れてもいいです。
旨味がにじみ出る無駄のないウツボ
干物にしたウツボの中骨でお出しをとれば香ばしい香りも共に楽しめますし、捌いた後のアラでお出しをとればさっぱりとしたお出しがとれます。どちらでもお好みで骨まで使いましょう。
ウツボのあら汁の作り方
材料
ウツボを捌いた時のアラ又は干物の中骨等
作り方
生の場合はさっとお湯にくぐらせて血合いを綺麗におとしてから出しに使用しましょう。焼いてある又は干してある場合はそのまま使用しましょう。お好みの具で味噌汁、お吸い物などのダシとして使ってください。
ウツボの釣り方
活ウツボを捌きたいと思う方もいらっしゃるかと思います。またウツボ狙いではないのに釣れてしまったなんてことも。あえて釣りに行くのであれば獰猛で海のギャングと呼ばれるウツボをどのようにして釣れば良いのか紹介します。
ウツボは落とし込み釣りで釣れる外道
チヌを釣りに行ったらウツボが釣れた。何てことありませんか?チヌは堤防や浅い岩礁にいて、泳いでいる魚を狙って出てくる事もあります。またテトラポットに居たりします。ウツボは落とし釣り込みで釣れるため案外引っ掛かりやすい魚なんですね。年中釣ることができますが、脂ののった冬がおすすめです。
ウツボの仕掛け
ウツボは大きなもので1mにもなります。3mの巨大ウツボを釣ったことがある人もいるくらいです。それに加えてあの強固な顎に頑丈な歯を見れば丈夫なものを選びましょう。糸は太く強い糸を使用しそれに耐えれるリールを使用します。仕掛けは重りと針だけのシンプルなもので十分釣れます。タコ釣り用の竿でも十分いけます。
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ロッドは頑丈なものを選ぼう!
先に記述しましたが、ウツボは大きなものも居ますし、重さもパワーもあります。ウツボのファイトに負けない丈夫なロッドが必要になります。また太い糸に対応出来るリールも重要ですが、あまり深く考えずにすべてのスペックをオーバー気味に考える程度で十分です。
ウツボに噛まれたら
ウツボを釣った時も捌く時も、特に注意したいのがあの鋭い歯と強固な顎です。ウツボは体が濡れていれば皮膚呼吸ができるので死んだと思ってもまだ生きていたりします。ずっとは生きられませんが、しばらく生きる事が出来るので要注意です。
噛まれた時の対処法
場合によっては縫わなければならないほどの大けがになったりもします。程度にもよりますが噛まれた場合はキチンと洗浄と消毒を行ってください。血が止まらないようならば病院へいきましょう。
毒はあるの?
海外や環境の変化により毒を持ったウツボもいますが、いずれも食した時に食中毒をおこすようです。ただしその毒は猛毒なので注意が必要ですが、大抵のウツボは毒は持っていません。噛まれたくらいでは毒が回るような事はないのですが、まずメチャクチャ痛いです。場合によってはパックリザックリいきます。毒はなくても口の中の菌などで化膿する可能性があるので上記の通り洗浄と消毒をしてください。
ウツボを購入する
ウツボは食べてみたいけど釣るのも捌くのも怖いな。って方にはすでに加工したものも販売しているのでそちらを使ってウツボ料理を味わう事もできます。定番の物から変わったものまで少しですが紹介します。
すぐに使える骨処理済:うつぼ骨なし 300g
高知県産で300g入りの骨なしウツボです。冷凍で届くので使いたい時に使いたい分だけや、料理によって使い分けもでき、骨が処理してあるので面倒な骨抜きの手間をかけず使えて便利です。鍋にして3人前ほどあるようです。
切るだけ簡単:うつぼのたたき 200g スライスパック詰め
調理されたウツボのたたきをスライスして急速冷凍された、届いたらすぐに食べれる商品です。付属のタレでもポン酢でも野菜と一緒にお皿に盛り付ければすぐに食卓に並ぶので簡単で便利。しかも美味しいのでウツボのたたきが食べたくなったら丁度いい商品ですね。
温めて丼に:ウツボの蒲焼(国内産)
蒲焼職人が丁寧に焼き上げたウツボの蒲焼です。2切れ入りでフライパンでウナギのように温めて、ご飯に乗せればすぐにウナギ丼が食べれます。手間が省けて助かりますね。
ウツボを食べてみよう!
活きたウツボを捌くには勇気と根気が必要ですが、ウツボには胃腸を整えてくれる他に何と言ってもコラーゲンたっぷりの魅力があります。見た目とは大違いの繊細な美味しさは捌く苦労も吹き飛ぶほど。ぜひウツボを食べてみてください。
伊勢海老の生態についてはコチラ
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