コットンテントとは?
季節を通して快適に使用でアイテムであるのですが、聞いたことのある人でもどんなアイテムなのか詳しく知らない人もいるでしょう。まずは詳しくその特徴と魅力を知るところから始めます。いったいどんな製品なのでしょうか。
コットンテントとは天然素材のコットンで作られたテント
コットンを素材に作られたテントのことを総称でこう呼びます。天然素材で作られているため、このアイテムにしか味わえない優しい風合いや通気性などを実現しており、一般的なナイロンやポリエステルを使用したものとは違った素材感を放っています。
コットン100%のテントとポリコットンテントの2種類がある
コットンと一言で言っても、実は種類がります。それが100%コットン素材か、ポリコットンかです。ポリコトンの割合は製品によっても様々ですが、コットンとポリエステルを混ぜて作られたものになります。コットンの素材感も出しつつ、合成を活かした特徴やコストの安さを実現したモデルになります。
コットン素材の魅力
コットン素材とポリコットン素材で種類があることが分かりましたが、それぞれの素材の味についても紹介しましょう。コットンは自然由来成分100%で作られているので肌触りが良いことが挙げられます。さらに、通気性もよく涼しい環境を作ってくれ、環境と人ともに優しい作りになっています。
ポリコットン素材の魅力
ポリコットン素材はコットンにいくつかの割合でポリエステルを混ぜたもので、その配合を変えることで特徴が変わります。多くが天然繊維、化合繊維の長所を兼ね備え、コットンにはない軽量性を実現しつつも、肌触りや通気性を兼ね備えています。
コットンテントのメリットとデメリット
メリットやデメリットにも注目していきましょう。テントを選んだ後になって使い勝手が悪かったりスタイルに合わないといったトラブルを引き起こさないためにも、それぞれの長所と短所を把握しておくことで正確に検討できるようになります。
コットンテントのメリットは防水性・吸湿性に優れていること
100%コットン素材を使用しているため、防水性と吸水性に優れている面を持ちます。素材が水分をある程度吸収してくれるので大雨でもない限り水には耐えることが可能です。また、繊維が吸水性を持っているので、結露などを発生させる心配もありません。
コットンテントのメリットは保温性が高い
化学繊維と違い、コットンの場合繊維と繊維の間に空気の層があります。この空気の層が高い保温性能に大きく貢献してくれるのです。空気の層で外気から断熱効果をもたらしてくれテント内は暖かく、涼しく過ごすことができます。コットンを100%使用することで高い保温性能を有することができるのです
ポリコットンなら耐火性も高いから安心
コットタイプでは不可能ですが、ポリコットンであれば耐火性の高さから薪ストーブなどと一緒に使用できるところも大きなメリットです。耐久性、耐火性を兼ね備えた合成繊維なので火が燃え移る心配が少なく、メンテナンスをしっかりと行っておけばいつも快適にストーブを使用できます。
コットンテントのデメリット
コットンを使用しているメリットは把握できましたが、しかし科学繊維にはないデメリットもあります。それがこれらのモデルの弱点ともいえる大きなポイントになり、購入にも大きく影響を与えるポイントなので博しておきましょう。
コットンテントは重い
このモデルの特徴に非常に重いというのがデメリットに挙げられます。コットンが水分を吸収性質を持っていることは先述しましたが、雨が染み込んでしまうと非常に重さを持ちます。また、通常時も一般的なポリエステル成分でできた商品に比べると重さを持つことも挙げられます。女性一人では持ち運びに大変な思いをするケースがあります。
コットンテントは値段が高い
一般的なテントは科学繊維を用いており、比較するとコットンモデルの方が高いものであれば約10倍もの値段がついているものもあります。高品質であり自然由来なのである程度コストがかかることは仕方がありませんが、10倍近くともなると他のキャンプギア購入にも影響が出てしまいます。コストが気になる方は手に取りにくいアイテムです。
コットンテントは乾燥が大変
最後に乾燥、メンテナンスが大変という点です。もちろん慣れてしまえば簡単にできるのですが、濡れた状態で放っておくとカビの発生は避けられません。収納前に完全に乾かす必要があります。しかし、この乾かす作業も意外と大変で2、3日乾燥を必要とします。室内乾燥と求められるとさらに大変でしょう。
コットンテントの選び方のポイント
メリットとデメリットを詳細に抑えたところで、数あるアイテムの中からベストなものを選ぶためにも、どこに注目して選ぶ必要があるのか、そのポイントを押さえていきましょう。製品選びには必ず迷うものです。そんなときに見分けるべき点を把握しておけば必ずいいものを選ぶことができるようになります。
コットンテントの形はいろいろある
外見は注目のポイントです。テントの形にはいろいろな物があり、ドーム型やワンポール型なので種類は豊富です。屋根の外見形状は、キャンプサイトの見栄えや個性を出すときに非常に大きなポイントになるので、デザインにもこだわりたい人も多いでしょう。どんな形をしているのか、キャンプサイトに合っているのかという点をこだわってみるといいでしょう。
収納人数は適正に
適正な収納人数の能力を持ったものを選ぶようにしましょう。家族4人で行くにもかかわらずソロテント用のサイズでは全員入ることはできません。適正なサイズで選び、みんなで楽しめる空間を作れるテントかどうかをしっかりとチェックしておきましょう。
設置しやすさではワンポール型が一歩優位
先述したとおり、コットンモデルは重量を持ります。それ故に設置のしやすさも考えて選びましょう。一人で用意する際にも、時間がかかりすぎるとそれだけでもキャンプが億劫に感じてしまいます。設置しやすさには注目しておきましょう。
コットンテントを出している11のブランド
注目ポイントを把握してベストなアイテム選びを行える難解にまでなりましたが、コットンテントを展開しているブランドのことを知っておけばさらに選ぶときの参考にあります。キャンプでブランドで統一感を出したい人にも、こういった情報は必ず必要となる情報ですので、ブランドごとの情報を紹介していきましょう。
ノルディスク
ノルディスクといわれるブランドは、デンマーク発祥のブランドになります。創業100年を迎えたこのメーカーは、キャンプ用品を含めてみんなから信頼されるブランドで老舗として安心感のある製品を数多く展開しています。ティピーは可愛いことでも有名ですが、全製品共通で設営が簡単な点もこのブランドの特色です。
コールマン
言わずと知れたキャンプギアのブランドです。いろいろなアイテムを展開しており、キャンプ経験者であれば必ず一度は手にするアイテムがあるでしょう。そのブランド個性の色合いや製品の完成度は一度使うと手が離せないようなものばかりで、ブランドの統一感を重視した選び方をすると非常にキャンプサイトがおしゃれになります。
テンティピ
スウェーデン発祥のブランドで、過酷な環境下のテストを何度も行うことで高い信頼性をもt製品を展開しています。ワンポールモデルを追及して作っており、設営の簡単さ、高い防水性、暑さ寒さへの耐性、居住性どれをとっても高い品質を備えています。専用の薪ストーブも展開しており、合わせて使うことで冬でも快適に、またおしゃれに過ごすことが可能です。
ドッペルギャンガー
デザイン性を求めるならば見逃せないのがドッペルギャンガー製品です。個性的なデザインで使用者をわくわくさせるような製品を数多く展開しているメーカーです。その製品には機能性はもちろん、カラフルさやユニークな形で個性を出している物が沢山あり、使用している人を思わず楽しくさせてしまうものばかりです。
ベッケルキャンバスジャパン
日本ではまだまだ知名度は低いながらもポーランド発祥のブランドとなります。手作りで製造されているため流通数が非常に少ないですが、陰湿は高品質で薪ストーブ使用を考慮して作られたものなど数多くの機能性を備えたアイテムを展開しています。まだまだ利用者も少ないので個性を出すこともできるでしょう。
オガワ
日本ブランドでは見逃せないメーカーです。100年以上の歴史を持つ老舗ブランドで、日本の気候に即したモデルを数多く展開しています。日本製品ということもあり、よりきめ細やかな配慮と品質を持っているので信頼度の高いモデルが多数販売されています。
ノースイーグル
こちらもキャンプ利用者であれば、一度は聴いたことのあるブランドで老舗となるアウトドアメーカーです。特徴としては、高品質なものを低価格で利用できる点。コスパを意識した商品づくりを徹底しており、多くのキャンパーがコスパに優れた製品を手に取ってきたことでしょう。
キャンバスキャンプ
ベルギーで誕生したこのキャンプハウスは、自然由来のコットン素材を生かした環境に溶け込むようなテントを作っています。シンプルデザインのため、ナチュラルな風合いと自然への溶け込みが人気ですが、もちろん機能性も追及されており、完全防水や耐火性にも優れており、長く愛用できる商品を数多く展開しています。
KODIAK CANVAS
アメリカで設立されたテント専門のブランドです。とにかく防水性にこだわり、自社開発コットンを使用した製品を展開しています。高い通気性もち、居住性を実現しているのが特徴で、特徴的なロゴも相まって非常に個性的なテントサイトを作ることができると評判の一品です。
カーカムス
ファミリーキャンプに最低なアイテムを探しているのであれば、要チェックのブランドであるカーカムス。このブランドでは、設営の簡単さや品質の高さから非常に人気のブランドでコストは高くつくものの、長く愛用したい人には絶対的な信頼度を誇る製品を展開しているブランドになります。
ROBENS
こちらのメーカーはデンマークで設立された有名ブランドです。雨風に対する強度が非常に特徴的で、最大風速200キロにも及ぶ過酷な環境下でのテストを行ってクリアしたものを世に展開しています。高品質で過酷な環境下での使用を考えているのであれば、要チェックなモデルばかりでしょう。
ロゴステントに関する記事はこちら
テンティピ型コットンテントのおすすめ5選!
各ブランドごとの特徴、素材が持つ長所と短所が把握できたところで、おすすめのテントを紹介していきましょう。まずはテンティピ型のモデルを中心に見ていきます。通気性と防水性に優れたテントで、注目度の高い商品も数多くラインアップされているので押さえておきましょう。
テンティピ ジルコン 7 CP
組み立て簡単で中央のポール一つでテントを支えるシンプル構造となっています。円錐型なので風にも強く、コットンらしい自然の風合いと、丈夫さを兼ね備えた一品です。こちらの製品は収容人数は4人から8人と大人数での利用にも適しているモデルです。
快適環境で過ごしやすい!焚き火を楽しむことも可能!
結露を防止してくれるためインナーテントは不要ですし、風などの過酷な環境にも揺れる心配がないので安心して過ごすことができます。収納ケースも多機能でコンプレッション機能付きで、テント内では焚き火を楽しむことができたりと非常に楽しく使用できると評判を集めています。
スペック・詳細
- 展開サイズ:4.5×2.7m
- 居住面積:10.5平方m
- 収納サイズ:26×62cm
- 重量:10.9kg
テンティピ オニキス 9 CP
テンティピ型では定番ともいえる商品で、自然由来を活かしたキャンプの環境に溶け込むかのようなテントとなっています。メーカー独自の素材ですCotpolmex Cは、自ら呼吸をするテントとして評判で、適度な水分を吸収し通気性も確保して、室内の水分と空気を逃がす効果を持っているので結露が抑えられることもうれしいポイントです。
快適空間で使いやすい!広々空間!
収容人数6人から10人まで対応してくれているので非常に快適な室内広々空間で楽しむことが可能なモデルです。また、独自技術により呼吸するといわれてる素材のおかげで、結露の心配は最小限に快適に時間を過ごすことができるでしょう。
スペック・詳細
- 展開サイズ:5.3×3.1m
- 居住面積:15.6平方m
- 収納サイズ:28×70cm
- 重量:13.3kg
テンティピ ジルコン 9 Light
大型のテントを探しているのであれば見逃せないのがこの大容量のテントです。10名という容量を持ちながらも、軽量な独自素材で非常に快適な設営を可能にしたモデルとなっています。また、機能性も高く全天候対応モデルとなっているので、室内で焚き火をすることも可能と非常に使用感も高いです。
大人数で焚き火をするならこれ!
お人数で焚き火をするとなるとキャンプサイトもそれなりに広くなってしまいます。そんな中急な雨など天候が悪ければせっかくのキャンプも台無しというものですが、このテントであれば室内で焚き火を置いても快適に広々と使えるので非常に便利です。大人数でお供にはもってこいの一品といえるでしょう。
スペック・詳細
- 展開サイズ:5.3×3.1m
- 居住面積:15.6平方m
- 収納サイズ:21×70cm
- 重量:6.5kg
テンティピ サファイア 7 CP
テンティピの最上位モデルにあたるこちらのテントは、ポリコットン性のタイプになります。そのおかげで非常に高い耐久性能を備えており、風や雨などに十分対応してくれるモデルとなっています。また、ベースにも高強度繊維を用いた構造をしているので、キャンパーの中でもプロに向けたモデルとして愛用されています。
プロ仕様で安心感絶大!
キャンパーの中でもプロ仕様で設計されていることもあり、非常に過酷な環境でもタフで使用できると評判の一台です。重さはありますが、ワンポールの非常に組み立てやすい構造そのままなので、扱いやすさも高く非常に便利です。
スペック・詳細
- 展開サイズ:4.5×2.7m
- 居住面積:10.5平方m
- 収納サイズ:27×62cm
- 重量:10.9kg
テンティピ オリヴィン 2 light
こちらはテンティピ型で少人数利用におすすめのモデルです。収容人数わずか2人と非常に小型のテントではありますが、そのおかげで軽量性とスムーズな設営を得意としたモデルです。機能性も抜群で別売りのインナーテントで過酷な環境でも対応できたりと利用の幅もあるアイテムです。