戦争に行った兵隊熊「ヴォイテク伍長」の物語|英雄の熊の魅力と活躍をご紹介

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たくさんの人々に愛されていた彼ですが、1963年の12月2日に動物園にて22歳で死亡してしまいます。クマの平均寿命が20〜30年なので、彼はしっかりと寿命を全うしたのでしょう。生前も死亡後変わらず語り継がれ愛されていた事がわかるストーリーをご紹介します。

BBCテレビ番組「ブルー・ピーター」に出演

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愛くるしい彼はイギリスの人気テレビ番組にゲストとしてたびたび出演していました。たくさんの人が視聴するメディアに出演したことで、彼の人気はより高まりヨーロッパ中で話題になっていきました。

ヴォイテク死亡後も飾り額や記念碑が建てられた

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この兵士として功績を残し、多くの人達から愛された熊を追悼しようと晩年を過ごしたエディンバラの動物園には追悼の石板が、オタワにある戦争博物館には飾り額、ロンドンの博物館には記念碑が建てられています。

チャールズ皇太子も息子たちには話し聞かせていた

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彼が多くの人たちから愛されていたのを証明するかのような出来事があります。チャールズ皇太子と子供達が帝国博物館を訪れた時、ガイドに対し「彼についてはよく知ってるから説明しなくていい」と伝えたそうです。親が昔から子供達に話伝えているお話のひとつでもあったのです。

共に戦い抜いた仲間からの言葉

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実際にこの戦争に行ったクマと共に戦時中を過ごし、生き抜いてきた部隊の仲間からの言葉がBBCのドキュメンタリーの中で紹介されています。彼の言葉から、改めて「戦争に行ったクマ」が存在していた事、そして愛されていた事を感じる事ができます。

ヴォイテクは兄のような存在だった

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ドキュメンタリー放送当時、86歳で地球科学と岩石学の教授でもあったMr. Narebskiは17歳でヴォイテクがいた第22弾薬補給中隊に配属されました。そして出会ったヴォイテクに対して「彼のことを考えるのはとても楽しい事でした。彼はまるで私の兄のような存在だった」と言っています。

殺伐とした戦時中の心のより所だった

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また、彼は「戦時中という大変な日々の中、彼が私たちのそばにいてくれるという事実が私たちの精神面を大きく支えてくれた。」とも言っています。殺伐とした日々の中でも、愛くるしい彼の存在が兵士達の心のバランスを保つ役割をしていてくれたのかもしれません。

近い将来、映画化も実現?

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彼の死後今もなお、彼の生き様は親から子へ語られるお話の中であったり、書籍・映像化されたりと様々な方法で語り継がれています。実際に海外ではアニメ化されるという噂も出ていたりするので近い将来、長編映画化などされて世界中で放映される日もそう遠くは無いかもしれません。

イギリスとポーランドの共同制作でドキュメンタリー放映

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2011年にはイギリスとポーランド両国の協力でドキュメンタリー映像「The Bear That Went to War 」というタイトルで放映されました。その映像の中では、実際の写真や動画、共に過ごした兵士からの言葉なども紹介されています。

AmazonでもDVDを購入できる!

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  • Wojtek:The Bear that Went to War

NHK教育テレビでも放送

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日本では2012年にNHK教育テレビで放送されていた「地球ドラマチック」の中で「戦争に行ったクマ 〜 ヴォイテクと ポーランド兵たちの物語 〜」と題して放送されました。当時、その内容は日本でも大きな話題になりました。

Amazonにて洋書が購入可能

Wojtek: War Hero Bear

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また海外の洋書が気軽に購入できるAmazon.comでは、彼に関する書籍を購入する事もできます。ドキュメンタリー番組の中では知る事ができない詳細も知る事ができます。また日本でも汐文社より「兵士になったクマ ヴォイテク」として子供向けの本も出版されています。ぜひ試しに読んでみてはいかがでしょうか?

兵士になったクマ ヴォイテク(日本語)

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  • 単行本:285ページ
  • 言語:日本語
  • 年齢:小学校高学年向け
  • 発売日:2015年8月1日

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  • 言語:英語
  • ページ数:224ページ

ヴォイテクと兵士の友情は永遠!

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生前、死後に限らず多くの人から愛された戦争へ行ったクマ「ヴォイテク」についてご紹介させていただきました。彼と共に戦時中を過ごしてきた元兵士も今でも彼の事を愛おしい眼差しで語りついでる姿をみると、彼が人間とクマという種別の壁を感じさせないほど素晴らしい存在だった事を感じる事ができるのです。