デンバー国際空港に秘められた謎とは?空港内の壁画に込められた意味も

デンバー国際空港のターミナルには、非常に意味深かつ不気味な四枚の巨大な壁画がありました。レオタングマという芸術家が製作したものですが、壁画の中にはイルミナティやナチス、キリスト教を表すモチーフが多く隠されています。それぞれの四枚の絵を詳しくご紹介いたします。

どんな作品があるの?

一枚目の壁画はナチスを思わせる軍服を着てガスマスクをかぶった人物が銃剣を振り上げ、もう片方に持った剣でハトを刺しています。

ハトは平和の象徴として表現されることが多くありますが、ガスマスクと武器は戦争をイメージさせます。

二枚目の壁画は燃え盛る木々と荒廃した都市、背景に描かれている鳥やゾウ、クジラ、ペンギンなどがケースに閉じ込められています。

また棺に横たわっているのはすべて女性で、三つ目の棺の少女には小さくキリストを表すダビデの紋章と十字架が描かれています。

三枚目の壁画は戦いが終わって平和が訪れた世界を想起させるような構成になっています。一枚目の壁画に描かれていたガスマスクの人物は倒され、刺されていたハトはつがいになって描かれています。

また子供たちは各国の国旗に剣や槍をくるんでおり、中央の男の子がハンマーを振り上げて剣を曲げています。

四枚目の壁画には大人は一切登場せず、子供たちが中央に咲いた一凛のカラフルな花を囲んで笑顔になっています。

また、二枚目の壁画でケースに閉じ込めらていた動物たちが外に出てきており、生き生きとした動きが表現されています。

すでに撤去された?

出典:PhotoAC

デンバー国際空港のターミナルに飾られていた意味深な四枚の壁画は、2018年7月から始まったターミナル改装工事のため撤去されています。

現在は美術品保管庫に移動されていますが、2021年頃再びターミナルへ戻ってくる計画になっています。

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