燻製食材のおすすめ20選+ランキングTOP10|作り方のステップもご紹介

魚介類の燻製もおすすめです。もともとがたんぱくな味わいの食材でも、うまみがしっかりと凝縮した仕上がりに。ゆっくりと日本酒をかたむけながら味わってみてください。オリーブオイル漬けもおすすめ

①ほたて

ぷりぷりのホタテでも、柔らかい貝柱だけでもおいしく燻製できます。冷燻、温燻、熱燻すべてが可能で、それぞれ違う舌触りを楽しむことができます。温燻でも1時間~2時間ほどスモークすれば食べられるので、アウトドアで作ることが可能です。ただし、熟成させた方が美味しいので、すぐ食べたいなら熱燻にするのがおすすめです。

作り方・温燻

ホタテを1日塩漬け、軽く水洗い、1日乾燥させておきます。煙が充満した燻製器に入れて、60度で1時間スモークしてから、裏返し、さらに1時間スモークするといい色になります。風の当たる場所か、冷蔵庫で、1日熟成させれば完成。更にオリーブオイルにつけると絶品です。

作り方・熱燻

ホタテをキッチンペーパーの上に並べて塩を振ります。裏返してもう一度塩。水分が出てくるので、しっかりとペーパーに吸わせてから、ホイルと網を重ねた上に並べて煙が充満した燻製器へ。80度で8分ほどすると、裏返し、さらに5分ほどで完成。熟成は必要ないのですぐに食べられますが、これもオリーブオイル漬けにしてもおいしいです。

②たこ

普段はたこはたこ焼きくらいしか食べない人でも、たこの燻製ならスーパーやコンビニで食べたことがある、というくらいメジャーなタコクン。自分で作ると、肴として売っているタコクンとは全く違う食べ物じゃないかと思うくらいおいしくできます。タコを丸ごと買うと準備が大変なので、切ってゆでられている物を買うのがおすすめ。

作り方

タコを3時間~4時間ほど塩漬けしたあと、30分ほど塩出しします。キッチンペーパーに乗せて冷蔵庫に入れるか、日陰に吊るして2時間乾燥させます。網に乗せ、煙が充満した燻製器に入れます。温度は50度くらいの温燻がおすすめ。1時間スモーク、ひっくり返して1時間スモークさせたら、半日間熟成させて完成です。

③ししゃも

頭から丸かじりして、カリカリな皮とふっくらしっとりした身や玉子を味わえるのがシシャモの燻製。もともと塩味が付いている干物の状態で販売されている物が多いので、下処理が必要ありません。初心者でもアウトドアで簡単に作れます。

作り方

1時間ほどキッチンペーパーの上に広げておき、乾燥させます。ホイルと網を重ねた上に移し、煙が充満した燻製器に入れて、15分間熱燻。表面が茶色くなり、頭の部分がパリパリになってきたら食べごろです。塾生は必要ないのですぐにかじりつきましょう。

④サーモン・鮭

魚介類の燻製で一番メジャーなものといえば、スモークサーモン。ロシアや北欧など、生魚を食べる習慣がない国でも、スモークサーモンがスーパーに並んでいるくらい、世界中で愛される燻製です。冷燻が一般的ですが、アウトドアで熱燻にしてもおいしく食べられます。塩味のついている切り身を買った場合は塩漬け・塩出しがはぶけます。

作り方

半日塩漬けし、流水で1時間塩出しします。表面の水分をぬぐい、3時間、日陰か冷蔵庫で乾燥。扇風機を当てると1時間でしっかり乾燥します。アルミ箔と網を重ねた上に乗せて、煙が充満した燻製器に入れます。120度で10分間スモークしたら、蓋を開けて。水分が出ていたらふき取り、ひっくり返して5分で完成です。

⑤さば

お家で食べる魚の定番、さば。焼いても似てもおいしいのですが、燻製にするといつもと違うおいしさが目を覚まします。スーパーに並んでいる段階で、すでに塩味がつけられているので、塩漬け・塩出しが不要。アウトドアで簡単に作れるのでお勧めです。日本酒にもご飯のお供にもぴったりです。

作り方

キッチンペーパーの上にのせ、3時間ほど乾燥させます。表面の水分を丁寧に拭いてから、ホイルと網を重ねた上にのせ、煙が充満した燻製器に入れます。90度くらいで10分間スモークすれば完成。熱燻なので熟成させる必要がなく、焼き魚の感覚で熱々を召し上がってくださいね。

⑥牡蠣

寒い季節になると恋しくなる味覚・牡蠣。夏場にはあまり出回っていませんが、涼しくなったころに燻製を作るならぜひ挑戦してみてください。メニューが一気に豪華になります。形が崩れやすいので、繊細に取り扱いましょう。味がしみこみやすいので、下処理に時間がかかりません。

作り方

塩漬けに3時間、塩抜きは軽く洗い流す程度。乾燥は3~4時間、複雑な形をしているのでしっかり乾燥させます。アルミと網を重ねた上に置き、煙が充満した燻製器に入れて。100度で30分スモークすれば、熱燻のできあがりです。時間が長すぎると身が固くなってしまいます。オリーブオイルにつけると美味しく、また保存期間が長くなります。

⑦いか

イカクンといえば、手軽に買えるおつまみの代表選手。それを自分で作ってしまうのだから、おいしくないはずがありません。お店で売っているレトルトな味のものとは比べ物にならないくらい深い味わいになります。丸ごと買うと手間がかかりますが、切り身だと手軽に作れます。

作り方

いかの切り身を半日間塩漬けにし、流水で1~2時間塩を抜きます。日陰か冷蔵庫で2時間乾燥させ、表面を拭きます。網に並べて、煙が充満した燻製器に入れて温燻なら2時間、熱燻製なら1時間スモークします。ほんのり茶色くなったところでひっくり返すのがコツ。熱燻ならそのまま、温燻でも3時間ほど熟成すればおいしく食べられます。

燻製食材のおすすめ:子供向け3選

燻製というと、大人向けの味わいのものとイメージされがちですが、子どもたちとも一緒に、おいしく食べられるものもたくさんあります。ここでは、特に子どもが喜んで食べてくれるメニューを紹介します。

①うずらの卵

燻製は、大人がお酒のあてにするのにぴったりですが、子どもがつまむのにおいしい燻製もあります。ウズラの玉子なら、くにくに食感の白身がはじける食感が楽しくてどんどん食べてしまえます。売られているものの大半は水煮にされているので、子どもが燻製づくりのお手伝いに参加できますし、手軽に作れるのもうれしいですね。

作り方

キッチンペーパーにウズラの玉子の水煮を並べ、塩を振ります。ころころと転がして全体につけば、冷蔵庫に入れて1時間以上乾燥させます。網に乗せ、煙が充満した燻製器に入れ、5分間加熱。その後、火を消して30分待てば、煙も落ち着いて味も馴染みます。

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