フレンチの定番!マトウダイってどんな魚?生態から食べ方をご紹介

価格としては1㎏あたり800円~1500円ほどで取引されます。しかし、小さかったり、傷ついたりして状態が悪い個体の場合は1㎏あたり500円~600円ほどで販売されていることも多いのだとか。ちなみに定置網に入ったものは状態が良いので高めの傾向、底引き網・巻き網の場合は状態が悪く安めの傾向があるようです。

美味しいマトウダイの見分け方

まず、目が黒く澄んでいる、表面につやがある、鱗が傷んでいないかということを確認しましょう。次に、エラを開けてみて、中が鮮やかな紅色ならば新鮮な証拠です。また、マトウダイの特徴の一つである黒い斑点も新鮮さを見分ける一つのサイン。この斑点は新鮮なほどくっきり見えるので、選ぶときは斑点がはっきり見えるものを選びましょう。

ちなみにマトウダイは肉食のため、市場に出ているものも小魚をたくさん飲み込んでいる可能性があります。なので特に一匹丸ごとの量り売りの際は、本当にその重さがマトウダイだけの重さなのか、注意することが必要です。

マトウダイを釣るならば

釣れる時期

産卵の時期である冬から春にかけては海岸に接近するため、釣りをするならば最適です。ただ、マトウダイは群れで生息しない生態のためか、他の魚を狙っての外道釣りの側面が大きく、特に、ヒラメ釣りの際にかかることが多いです。

釣れるエリアは

マトウダイは日本の比較的海水温が高い沿岸部に生息しています。そのため、近畿や四国、九州地方が釣れるエリアとして挙げられ、特に人気のエリアは愛媛県の佐田三崎半島です。ただ、知られていないだけで、他にも多くの釣りができるエリアが存在する可能性があります。

マトウダイの釣り方~泳がせ釣り~

マトウダイを狙って釣るならば活きイワシを使った泳がせ釣りがお勧めです。釣り方は底ダナを攻め、アタリがあったら焦らずにじっくりと食わせてアワセ(魚の口に針をかける)を入れましょう。そうすれば、魚が餌をもって逃げる可能性が低くなります。

マトウダイの皮に関して

マトウダイの皮は固く、皮をよく乾燥させてカットすれば疑似餌材料となり、食べても十分楽しめるマトウダイですが、それ以外にも実用的な面を持つことになります。もしもマトウダイを釣り上げたならば、オリジナルの疑似餌をつくってみては。

まとめ

NEXT マイナーでもおいしい魚