糸を引っ張りながらハンドルを回していくと自動的にラインがスプールに巻き取られていきます。注意点としてはスプールの横にあるドラグノブをしっかりと締めてから巻き始めることです。そうしないといつまでたってもラインが巻けません。
湿らせながら巻くのがコツ
また上手く巻くコツとしてあらかじめ湿らせておくという手があります。湿らせる場合は濡れた布やタオルなどを使用しましょう。そうすることで滑りが良くなり調子が悪いなと感じたラインも簡単に巻くことができます。
Contents
ベイトリールのラインの巻き方②ギア比による違い
ベイトリールはギア比を変えることでラインの巻き方を変えることができます。ギア比というのはリールに記載されている比率のことで、ハンドルが回転するたびにスプールが何回巻かれるか、という比率を確認することができます。
ギア比による違い:ノーマル・ローギア
ノーマル・ローギアはギア比が5.0から6.0くらいのものを指し、これはハンドル一回転にスプールが5、6回前後回るという比率になります。このギアはオールマイティに対応できるタイプで巻物釣りからボトム釣りに向いています。
ノーマル・ローギアの使いかた
ノーマル・ローギアは巻く力に優れており、そのためヒットした時に余計な動きをすることなく安定した動きをします。さらに巻き心地も軽いので一日中釣りをする予定があったり、またジギングを楽しみたい方におすすめです。
ギア比による違い:ハイギア
ハイギアはギア比が7.0前後のものをさし、高速回転することが特徴です。そのためワームやラバージグを使用し、底にいる獲物を狙い素早く巻き取る場合におすすめのギアです。また手返しが良いのも特徴的です。
ハイギアの使いかた
ハイギアは高速回転することが特徴的なので、狭い場所でのカバー撃ちなどに優れています。またミノータイプのルアーを使用した高速巻きなどのテクニックも行いやすくなっています。これらの特性を利用するならバス釣りが特におすすめです。
ギア比による違い:エクストラハイギア
エクストラハイギアはギア比が8.0以上のもので、ハイギアよりさらに高速回転を可能としています。そのため速度の早い釣りを展開することができ、そういったハイスピードの釣りに魅力を感じている方におすすめのギアです。
エクストラハイギアの使いかた
エクストラハイギアは特にバス釣りに向いており、中でもバスのカバー釣りやフロッグ釣りに適していると言えます。これらのフィッシングは範囲が狭く、また投げてから回収までのスピードが速いので、この部分で差をつけたいと考えたときにエクストラハイギアは有効です。
ベイトリールのラインの巻き方③注意点
ベイトリールでラインを巻く際にはいくつかの注意点があります。これらについて気をつけておけば実際にベイトリールを使う際にも安心なので、しっかりとチェックしておきましょう。まずはスピードに関してです。
ベイトリールの注意点:巻き方はスピードを保つ
ルアーを使う場合だと特にその巻き取るスピードが重要になります。このスピードが一定でないと河川の流れの変化に気付けず獲物が狙いにくくなってしまいます。この巻くスピードを一定にする感覚を繰り返し練習し身に付けることでなんとなくコツがつかめるようになっていきます。
ベイトリールの注意点:ラインブレイクに注意しよう
長くベイトリールを使用しているとラインブレイクというラインが傷付き折れる事態が発生します。これはラインに癖がついているときに起こりやすいので、それを防ぐためには最初の巻きをしっかり確認しながら丁寧に巻くことが重要になります。
ベイトリールのラインの巻き方④あると便利な道具
ベイトリールのラインを巻く際にはその巻き方も重要ですが、どのようなラインを使用するかも重要なポイントになっていきます。現在はナイロン製のものや王道のPE製など様々なものをみることができます。またラインを巻く際の補助として役に立つ道具も知っておくと安心です。
サンライン ナイロンライン バススペシャル HG 100m 2.5号
ベイトリールはバックラッシュというラインが絡まるハプニングがよく起こります。そのためラインの材質によっては切れやすくなったりもするので、その対処としてベイトリールにはナイロンラインを使う人が多いです。
初心者におすすめ
このサンラインのバススペシャルは初心者にも扱いやすいラインで。バックラッシュも軽減しやすくなっています。また値段に関しても比較的安価で購入しやすくなっているので、その点でも初心者におすすめです。
スペック
- 素材:ナイロン
- 全長:100m
- 2.5号
- 10LB
シマノ ラインストッパー TH-501N
この商品はラインが巻きにくくて困っている方におすすめの補助道具です。ベイトリールでラインを巻く時は加減を間違えてガイドから抜けてしまうこともあるのでそんなときはこの商品を使ってみましょう。
ラインストッパーがついている
糸通しの機能のほかにラインストッパーの役割も果たしているので、その点にかんしてもおすすめの商品です。使い方は糸をこのストッパーで一旦固定し、そこから巻き上げるもので、これによりスムーズにセッティングが行えます。
スペック
- ワイヤー長:75mm
- 素材/本体:ABS ワイヤー:ステンレス
- 両軸・電動リール用
- 糸止め、糸通しの2役
第一精工 高速リサイクラー2.0
この商品は第一精工というメーカーが作っているラインを巻きつける専用の器具です。第一精工にはほかにも様々なタイプのものがあり、この器具は巻きにくいと感じたリールやラインを簡単に処理することができます。
ラインの巻き替えのスピードが上がる
この高速リサイクラーを使うことで普段の巻き替えに時間がかかっている方でもスピードをしっかりと上げることができます。またテンションの高い巻きが必要になるラインを使用する場合は特に有効で、人力でやるよりも簡単にラインを巻けます。
スペック
- 最大取付幅/43mm
- 自重/460g(ロングシャフト使用時)
- シャフト:40mm(ショートシャフト)/100mm(ロングシャフト)
- ギア比/3.5:1
初心者がやりがちなミス
ベイトリールを使うときにやりがちなミスを2点紹介します。まずは回転中にクラッチを切ってしまうミスです。これはクラッチの内部の部品が傷つくのでやめた方が良いです。もう一つがクラッチ返りと呼ばれるキャスト中にクラッチを戻してしまうものですが、これはリールの破損につながるのでこちらも極力行わないようにしましょう。
ベイトリールを使って行う釣り
ベイトリールを使って行う代表的な釣りは主にバス釣りとシーバス釣りに分かれます。以前はバス釣りがベイトリールの定番でしたが、現在はベイトリールの性能の向上もあってシーバス釣りにベイトリールを使用する人も増えてきました。
ベイトリールのおすすめをご紹介
現在は各釣具メーカーから様々なベイトリールが販売されています。メーカーごとに性能や価格に違いがあり、またいろいろな特徴があります。これからその中でも扱いやすく、また性能の良いものを紹介していきます。
シマノ ベイトリール 18 アンタレス
シマノは釣具メーカーの中でも大手の会社の一つで、実績も高くこのメーカーの商品を愛用している方も多いです。特にベイトリールに関しては独自のブレーキ技術を持っておりそれを活かした製品が多数存在します。
キャパシティが広い
このアンタレスはスプールのキャパシティが広く、そのためPEライン2号を最大で200メートルも巻くことができます。これによりラインが足りなくなる事態も防ぐことができ、また太いラインでの勝負も可能になります。
スペック
- ギア比:7.8
- 最大ドラグ力(kg):6.0
- 自重(g):235
- スプール寸法(径/幅)(mm):38/22
- ナイロン糸巻量(lb-m):12-165、14-145、16-120、20-100
- PE糸巻量(号-m):3-130、4-100、5-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):93
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数 BB/ローラー:10/1
ダイワ 14 タトゥーラ 103XH-TW
ダイワもまた大手釣具メーカーの一つで、その技術力の高さは本場アメリカでも高い評価を得ています。またベイトリールの種類も豊富で自分のスタイルに合ったものも見つけやすくなっており、その中でもタトゥーラは安定性に優れています。
初心者でも使い易い
このタトゥーラはダイワ独自の技術により、ルアーの重さに合わせたブレーキが自動で設定されるようになっています。そのため事前の細かい設定が不要になるので初心者でも気軽にベイトリールを使った釣りを楽しむことができます。
スペック
- 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):86
- ギヤー比:8.1
- 自重(g):220
- 最大ドラグ力(kg):5
- 標準巻糸量(ナイロン 号ーm):12-120/14-100/16-85
- スプール径(mm):34
- ベアリング(ボール/ローラー):7/1
- Tウイングシステム採用
アブガルシア BIGSHOOTER COMPACT
アブガルシアはベイトリールに力を入れていることで知られるメーカーで、そのためベイトリール専用のロッドも多数販売しています。そんなアブガルシアの中でも人気が高いベイトリールがこのBIGSHOOTER COMPACTです。
海水淡水両用仕様
海水と淡水の両方で使える仕様となっているので、海釣りや川釣りのどちらも楽しむことができます。また大型魚を狙うことを前提としたパワーハンドルが採用されているので、巻き上げる際にも余計な心配をせずにすみます。
スペック
- 自重:250g
- ギア比:8.0:1
- 最大ライン巻取:83cm
- 最大ドラグ力:10Kg
- ラインキャパ:16lb-125m/20lb-100m
- ボール/ローラーベアリング:7/1
ベイトリールに正しく糸を巻こう!
ベイトリールの巻き方などについて説明をしていきましたが、いかがでしたでしょうか?ベイトリールはスピニングリールに比べ難しいといったイメージがありますが、正しく使うことですぐに慣れることができます。ベイトリールは普段の釣りを何倍も楽しめるようにしてくれるので、一度試してみることをおすすめします。
ベイトリールについて
リールの巻き方について