ウソダドンドコドーン!仮面ライダーファンなら常識のオンドゥル語?意味は?

「ウソダドンドコドーン」ネットなどで目にして何語なのか、どんな意味なのか疑問に思ったことがある方がこの記事を目にしていると思います。発した本人、制作した公式も認め、平成仮面ライダーのファンならばほぼ知っているに関して詳しく解説していきます。

この記事をかいた人

多くの人に見られるような記事を書きたいと思っています。アウトドア好きです。
Array

ウソダドンドコドーンの意味と元ネタは?

kaboompics / Pixabay

この読み上げるだけで笑ってしまいそうになる「ウソダドンドコドーン」ですが、ネット上やSNSなどで見かける方も多いのではないでしょうか?

「ウソダ」の部分は理解できそうな気もしますが、ほかの部分は何をいっているのか、初見では全くわからない人もいるでしょう。

元ネタは「仮面ライダー剣」のセリフ

Tumisu / Pixabay

元となったのは平成仮面ライダーシリーズの第5作目となる「仮面ライダー剣」のなかの台詞です。

これは主人公が切羽詰まった状況で言った言葉で、その際の滑舌の悪さからこのように聞こえてしまったのが一気にネタにされはじめた原因でもあります。またその言葉通りのようにカタカナで「ウソダドンドコドーン」と本編内で発言したわけではなく、視聴者が音だけをそのまま文字にした結果です。

仮面ライダー剣とは

仮面ライダー剣 Blu-ray BOX 1

Amazonで見る

仮面ライダー剣とは、2004年にテレビ朝日系列で全49話の話数で放送された番組です。

前作「仮面ライダー555」の放送終了のあとに続く形で番組が始まり、主要ライダー4人がメインとなって敵である「アンデッド」を封印していく、というストーリーが主軸となっています。

ウソダドンドコドーンの意味は「うそだそんなこと」

これは主人公である剣崎一真が先輩ライダーである橘咲也から「ライダーシステムを使い続けると体がボロボロになってしまう」ということを聞かされ、それに絶望した剣崎が返した言葉です。

またこちらもそのまま発言しているのではなく、あくまで空耳です。作中ではとてもシリアスなシーンだったのですが、あまりに滑舌が悪いため変に聞こえてしまうというシーンに視聴者の目には映ってしまいました。

オンドゥル語と呼ばれている

congerdesign / Pixabay

ストーリーの序盤の展開ではこのような台詞の聞き取りにくさから生まれたさまざまな言葉を多く聞くことができます。

なぜこのように言語や言葉で呼ばれているのか、というと主人公が放ったというある言葉がまるで「オンドゥル」というおかしな異国語のように聞こえたからです。

それ以来聞きとりにくい台詞が作中で出てくると、このように半角カタカナに変換され、それらをまとめられるようになりました。

オンドゥル語とは一体?

ijmaki / Pixabay

登場人物たちが言った珍妙な発音の言葉から生まれたといわれるこの言葉ですが、いきなり生まれたというわけではなく最初はネット掲示板で注目されたのがきっかけと言われています。

またこのネタは当の役者たちにも知られており、本人がネタにする場面もありました。

「したらば掲示板」発祥と言われている

geralt / Pixabay

数あるネット掲示板の中でも最初にその滑舌に注目したのが、「Livedoor したらば掲示板」であるといわれています。

この掲示板は当時の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)に次ぐ大規模な匿名掲示板であり、ここでのやりとりがきっかけとなり2ちゃんねるにも広がり、当時のネット界隈に普及しました。

ネットで使われる言葉には様々なものがあるので、気になる方はこちらをご覧ください。

作品ファンの反感があるも椿隆之本人が公認!オンドゥル星の王子も自称

オンドゥル語自体は純粋な作品のファンから反感を買うこともありました。

この仮面ライダー剣は普通のファンも多い作品なので、それゆえ茶化されるのを嫌がるファンも存在しました。

しかしライダー役を演じた役者さんたちはこの事実を容認しており、主人公役の椿さんはチャットでオンドゥル星の王子を自称することもありました。

公式もネット版作品のサブタイトルでネタにする

rawpixel / Pixabay

さらにライダー作品のネット版番組の「ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 〜ガチで探せ! 君だけのライダー48〜」という作品も話題を呼びました。

これには、「ピーマン! オンドゥルラギッタンディスか?」という作品があり、これにより正式に認められたと喜ぶファンもいました。

余談ではありますが、実はこのタイトルにはカタカナのルが一個足りません。

当時の音質の悪さから生まれたという説も

hschmider / Pixabay

いくら聞き取りにくいといってもここまで変には聞こえないのでは?と思う方もいます。

実は仮面ライダー剣が放送された当時は動画の技術も今ほど高いものではなく、gifやFLASHが主流でした。そのため放送内容よりもさらに音質が悪く聞き取りづらいものでもあったのです。

放送された音声よりもさらに聞き取りにくいものが世に出回ってしまい、それがきっかけで一種のブームとなりました。

ウソダドンドコドーン以外の主なオンドゥル語

geralt / Pixabay

オンドゥル語には上記以外にも多数の台詞が存在します。

これからその中でも特に人気で知名度の高いものを紹介していきます。これさえ極めればいろんなところで語録が使えるのでぜひご覧ください。

ダディャーナザァーン!!

一見だと本当に何をあらわしているかわかりませんが、これは「橘さん」を翻訳したものです。

「橘さん」とは主人公剣崎先輩ライダーである橘咲也のことで、剣崎が彼を見かけたときにこの台詞が飛び出しました。

これがきっかけとなり、最初の文字をとって「橘さん=ダディ」という妙なルールができてしまいました。

ナズェミデルンディス!

jarmoluk / Pixabay

これは「なぜ見てるんです」が翻訳化されたもので、これもまた最序盤のシーンでかけられた台詞です。

このシーンもファンの中では人気が高く、敵との戦いに苦戦している剣崎を仮面ライダーギャレンの姿でじっと見つめているというシュールな光景は初見の視聴者を驚かせました。

これは上記の「橘さん(ダディャーナザァーン)」から「なぜ見てるんです(ナズェミデルンディス!)」という流れがあります。

オデノカラダハボドボドダ!

johnhain / Pixabay

これは作中の変身システムの不備から自分の体が限界に近いことに気付いた橘さんが「俺の体はボロボロだ」、といったものが視聴者にはこのように聞こえました。

これを受けた剣崎が地面に膝をつき「ウソダドンドコドーン」と叫びます。

オレァクサムヲムッコロス!

ijmaki / Pixabay

この台詞は仮面ライダーカリスに変身する相川始が「俺は貴様をぶっ殺す」といったものを変換したものです。

相川役の役者さんは、朝のライダー番組はちいさな子供に向けた番組であるため「ぶっ殺す」という言葉は教育上良くないということでこのようにぼかした言い方をした、と語っていました。

このことを受けてネット上では相川始を「ムッコロ」という愛称で呼ぶ流れができあがりました。

オンドゥルルラギッタンディスカー!

RobinHiggins / Pixabay

空耳ライダーを代表し、すべてのはじまりとも言われる台詞ですが、正しくは「本当に裏切ったんですか?」です。

「ダディャーナザァーン!!」から最後に「オンドゥルルラギッタンディスカー!」というこの流れは視聴者にとても大きな衝撃を与え、現在まで語り継がれるほどになりました。

この台詞を最初に文字に起こした人もここまで大きく広がるとは予想もしていなかったのではないでしょうか?

ワーチョマーチョマチョナチョノーン?

Comfreak / Pixabay

この台詞は「また間違いじゃないの?」を翻訳したものですが、これは役者の滑舌が悪いというわけではなく、食事中に言ったセリフであるためこのように聞こえてしまったという説もあります。

数あるオンドゥルのなかでは知名度が低いものでもありますが、印象に残るのも事実です。

オッペケテンムッキー!

kmicican / Pixabay

このセリフは「追いかけて睦月」を翻訳したものです。

これは万引きを発見したスーパーの店員が4人目のライダーである睦月に追いかけるように言ったセリフなのですが、主要キャラが以外が言った言葉もこのようにオンドゥル化されることが多いです。

ニゴリエースハオレノモノダー!

sasint / Pixabay

これはカテゴリーエースという敵を狙った橘さんが発した台詞で、正しくは「カテゴリーエースは俺のものだ」です。

この一連のシーンもファンの間で人気があり、とてもハイテンションで焦っている仮面ライダーギャレンを見ることができます。

またこのセリフのおかげでニゴリーという言葉がカテゴリーの代わりとして使われるようになりました。

パンツハワタサン!

NEXT パンツハワタサン!