深海魚って透明、ブサイク、光る!?不思議な写真や深海魚検定まで徹底リサーチ!

全身が“透明”な種類も!

全身がまるでゼリーのように透明になっている種も数多く存在します。透明である理由ですが深海にすむため太陽光(紫外線)によるダメージを受けるリスクが少なく、皮膚を守るための色素を持つ必要がないため、深海では光が届かないので色が見えないため、などの理由が考えられています。

頭から尾まで透明な「サルパ」

生物学上はホヤの仲間であるサルパの透明な体を持っています。海面付近で目撃されることもありますが深海での目撃例もあります。主にオキアミなどを捕食しており巨大な群れを作ることもあります。体が透明のため食べたオキアミが透けて見えることもよくあります。

光るタンパク質GFP

クシクラゲは光りませんが、自身で発光するクラゲもいます。その名前はオワンクラゲ。この光る秘密がタンパク質にあると突き止めたのが2008年にノーベル化学賞を受賞された日本人・下村脩先生です。そのタンパク質はGFP(Green Fluorescent Protein)と名付けられのちの様々な研究に広く生かされました。

見たい分子にこのGFPタンパク質の遺伝子をつけることで目的の分子だけを光らせることができるのです。細胞内で目的の分子がどのような順序で進んでいくのか、どの組織に取り込まれるのかといった今まで見ることができなかったものを見えるようにしたのです。

面白フェイスが“キモかわいい”と話題!

続いてはルックスに特徴がありまさにキモかわいい種を紹介していきます。深海生物と聞くとどれも不思議な形をしていてグロテクスなものというイメージがありますが、実はこういったキモかわいい種は少ないんです。

泳ぐ姿もかわいい?「ダンボ・オクトパス」

どうですか?一度見たら忘れられないようなまるでアニメーションで作ったようなかわいい見た目をしているこちらはダンボ・オクトパスといいます。深海300~400m付近に生息しています。まさにダンボのような耳に見える部分はヒレでこのヒレをパタパタと動かしながら泳ぐことからこの名が付きました。

3Dのような顔が衝撃「ニュウドウカジカ」

世界一醜い生き物、なんてかわいそうな評価をされてしまったこともあるニュウドウカジカですがとろけるような体と小さな目、なんだか情けない口元もかわいいと思いませんか?深海700~1000m付近での目撃が多く日本の水族館での展示もありますがやはり深海魚、長く飼育することが困難で試行錯誤が続いています。

脳内が丸見え「デメニギス」

亜寒帯以降の寒い海で生息しており、水深400~800m付近を中心に目撃されるこちらはデメニギスです。頭部が透明でまるでSF映画にでも出てきそうな見た目が大きな特徴です。透明な頭部を持つことで水面からわずかに届く光を受け取りやすくなっています。

一見、目に見える黒い点は目ではなく、本当の目は頭部の中にある緑色のドームのようなところから突起状に飛び出しているチューブ状の部分なんです!ここに目を持つことで頭上の光を集めやすくさらには獲物などが泳いでいるのを察知しやすくなっています。おまけのこの目はチューブ状にぐるぐると動かせるというのですから驚きです。

深海生物コーナーが充実している水族館はどこ?

visavietnam / Pixabay

色々と面白い種を紹介していきました。こうなると実際に見てみたいと思いませんか?日本では深海生物を展示している水族館は数多くあるんです。イルカや熱帯魚などを見るのももちろん楽しいですが、深海の生き物を見るのも違った世界に行ったような気持ちになれておすすめです。

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