食味を保つことができる
鮮度を落とさずに魚を保管できるということは、帰ってからの魚を食したときの食味を保つことにもつながります。魚をさばいた際に、血が見に回っていないのできれいな色をしていますし、食べたときの味も生臭みがなく美味しくいただくことができます。
ロープの長さ調節次第で魚を沢山保管することも
これらのアイテムは一つ持っているだけでも十分機能を果たしますが、例えば頻繁に釣りポイントを移動するのであれば、ロープ長さを増やすことで効率よく立ち回れるようになります。長さを増やすことで、元の場所に戻る必要がなく、フックに即座にかけて保管ができます。ロス時間を短くできることも釣りにおいては重要なポイントです。
ストリンガーとスカリは別物!間違えないように!
ストリンガーと同様に鮮度を保つために魚を生かしておく道具としてスカリというものがあります。よく同じようなアイテムと勘違いしている人もいますが、スカリとは全く違うので押さえておきましょう。スカリは、網の中に閉じ込めて遊泳させるスタイルです。
こちらの特徴としてはストリンガーよりも扱いが楽なことが挙げられます。しかし、網の中で泳がせるため、狭いことに魚がストレスを感じこれが原因で食味を損なう可能性があります。ストリンガーはその分自由に泳がせることができ、鮮度と食味を保てることに長けているのです。
ストリンガーの使い方をご紹介①ロープを固定する
いかに快適に、そしてその後の食す際にも美味しく食べるためにはこのアイテムは欠かせないものだとわかったところで、具体的な使い方についても見ていきましょう。正しい使い方を実行できていないと、長時間生かすことも難しいです。
ロープはしっかり固定しよう
まず第一にロープをしっかりとボラードに取り付けましょう。ボラードとは港湾施設ある船の係留用のロープを固定するための突起のことです。この突起は地面と強固に固定してあるので、ロープをしっかりと括り付ければ取れる心配はありません。
ただし、固定にはしっかりと結びつけることは忘れないようにしましょう。ロープには魚が泳ぐことで引っ張られる力が加わります。この力は魚が増えると当然増えます。こういた力に耐えられるようにしっかりと固定をしましょう。
アシストグッズがあると便利!
もしも固定用のボラードがない場合には、アシストグッズもあるのでそれを使用して対応しましょう。例えばアシストハーケンなどがこれにあたります。地面に杭の様に打ち込んで使うもので、地面から出ているもう片方のリングにロープを固定するものになります。頑丈で、物によっては磯にも打ち込むことが可能なものもあるので、場所を選ばず非常に便利です。
ストリンガーの使い方をご紹介②魚をフックに固定する
次の手順が魚をフックに固定する作業です。どういう仕組みで、固定手順はどうするのがベストなのかを押さえていきましょう。また、注意点もあり、怠ると著しく弱らせることにもつながります。リスクを回避するためにも把握しておきましょう。
フックは魚にしっかり固定しよう!
固定といってもどこでもいいわけではありません。現状空白のフックで、最も先端に近い位置のフックに固定していきます。構造は製品ごとで異なりますが、フックを開き、魚の下あごに掛けて貫通させるように固定します。こうすれば、血を出すことなく長時間生かしておくことが可能になるのです。