時間を置いて鍋が冷め中のお粥も取り出せたら、最初の準備段階で行ったのと同様にもう一度よく水洗いをしてから充分に乾燥させておき、収納袋などに入れて保管をしておきます。この水洗いをしてから乾燥させるというのは土鍋の管理における基本になりますので、綺麗に洗って十二分に乾燥させましょう。
土鍋の目止めのやり方②片栗粉・小麦粉を使う方法
お粥を使ってのやり方の手順をご紹介しました。ちなみにですがここで使ったお粥はもったいなければ食べても構いませんし、どうするかは個人の自由です。続いては、片栗粉や小麦粉を使ってのやり方の手順をご紹介していきます。
①水を八分目程と粉を大さじ2杯入れる
まず、共通の準備段階で行う水洗いからの乾燥を完了させたら、お粥の時と同じく水は鍋の八分目くらいまで入れておき、小麦粉や片栗粉はスプーン大さじで2杯程度入れておきます。粉は絶対に大さじ2杯までという決まりはありませんが、基本8分目に対して大さじ2杯で問題はありません。
②お粥と同様の処理手順で目止めを行う
ここまでできたら後はご紹介したお粥の手順と同様の処理を行います。弱火にかけて時間としては10分から20分程度沸騰した状態のまま加熱してから火を切り、鍋がしっかりと冷めきってくれるまで放置しておきます。時間が経って完全に冷めたら中の水と片栗粉もしくは小麦粉を捨てて、水洗いと感想をさせれば保存できます。
土鍋の目止めは牛乳でもできる?
ということで、お粥、片栗粉と小麦粉を使った目止めの手順をそれぞれご紹介しました。これらを使ったやり方が一般的にはよく知られている方法になりますが、目止めができるのはこれらだけではないようで、なんと牛乳を使っても同じような効果を得られるといわれているのです。
牛乳でも目止め効果はバッチリOK
牛乳を使った方法も今回ご紹介する以上その効果はハッキリしていて、やり方としてはお粥などと同様の下準備をしてから鍋に牛乳を入れておいて弱火の状態でゆっくりと過熱していき、へらなどを使って鍋の縁など隅まで牛乳がかかるように行えば良いです。
カゼインがデンプンと同じ働きをする
牛乳には米や片栗粉などにあるでんぷんは含まれていません。このでんぷんが穴を埋めてくれるとご紹介しましたが、それが無い牛乳でなぜ効果があるのかというと、それはカゼインという物質があるからです。これがでんぷんと同様の働きをしてくれるので、穴をふさぐのにも使えるのです。
土鍋の目止めはお米のとぎ汁でもできる?
お粥などいろんなものを使って目止めをすることができるということがお分かりいただけたかと思われますが、最後にもう1つ目止めができるものをご紹介しましょう。それがお米を研いでいる時に出てくるとぎ汁を使った方法になります。