材料はおろしたアコウダイ、だし汁、料理酒、醤油です。初めにアコウダイの皮に切れ目を入れていき、熱湯にくぐらせたのち冷水につけます。その後、鍋にアコウダイとだし汁を入れ、醤油と料理酒で味付けをして沸騰するまで煮続ければ完成です。
アコウダイのレシピとしては煮付けが最もポピュラーなレシピではないでしょうか。アコウダイを煮付けることで上質な脂がのった淡泊な身がほろほろになり、甘辛い煮汁が染み込んで絶品です。1日おくことで更に味が染み込みます。
他にも…アコウダイの塩煮
材料はアコウダイ、適量の野菜、塩です。ぶつ切りにしたアコウダイを水の中に入れ、煮続けてアコウダイからだしを取っていきます。その後お好みの野菜を適量入れて、最後に塩で味を調えたら塩煮の完成です。
煮るといっても煮付けだけではありません。こちらは上の煮付けに比べると味付けがアコウダイ自身のだしと塩だけですのでとてもシンプルで、煮付けとはまた違った美味しさを味わうことができます。
アコウダイのおすすめレシピ2:塩焼き
シンプルに焼くだけです。淡泊な白身で癖がないため、塩で食べるも良し、大根おろしと醤油で食べるも良し、アコウダイの元々持っている味を一番味わえる料理法です。特に旬のアコウダイは上質な脂がたっぷりのっているのでそのままでも十分すぎるほどの味わいを楽しめます。
他にも…アコウダイの西京焼き
白っぽく甘みの強い西京味噌に、酒やみりん、砂糖を加えて味噌床をつくり、そこにアコウダイの切り身を漬けたのち、焼いていきます。西京味噌の代わりに自分オリジナルで合わせた味噌を使ってみるのも楽しそうです。味付けを濃くしてお酒のつまみにしてみるのも面白そうです。
他にも…アコウダイの照り焼き
醤油とみりんを1:1で合わせ、アコウダイを2,3日の間漬けておきます。このときジップロック等の袋で漬けるのでしたらアコウダイのトゲが袋に刺さらないようあらかじめトゲを切っておきます。漬けたあとは余分な水分をキッチンペーパーでふき取り、グリルやオーブンでアコウダイを両面とも焼いていくだけです。
アコウダイのおすすめレシピ3:カルパッチョ
アコウダイのほかに彩のきれいな野菜を用意し、お酢や黒コショウ、オリーブオイルなどで味付けをします。ワインとの相性もいいのでお洒落なディナーを楽しみたいカップルや夫婦におすすめです。
他にも…アコウダイのソテー
焼きすぎると身が硬くなってしまうため、皮に焼き目がつく程度にします。バターで焼いてみたり、ソースを変えてみたりなど自由度はかなり高いです。こちらもワインと相性が良いので、お洒落に食事をしたいときにおすすめです。
アコウダイのおすすめ料理:汁もの
アコウダイの鍋
カマ、中骨、身、皮などすべての部位から美味しいだしを取ることができます。身はぶつ切りにすると良いです。旬の時期にあたる冬の定番料理の鍋ですが、しゃぶしゃぶにするのも格別です。しゃぶしゃぶにする際は薄切りにして、お湯にさっとくぐらせる程度で充分です。
アコウダイの味噌汁
いつも家庭で使っているだしの代わりにアコウダイから取っただしを使います。これだけで味噌汁の味が何段も格上げされますし、他の料理で残ったアラなどを入れることで最後までアコウダイを味わい尽すことができます。
アコウダイの潮汁
ゆがいた後、汚れをおとしたアラを沸騰しない程度の熱湯で煮続けていきます。沸騰していると汁がにごってきてしまうので注意が必要です。アコウダイから出てくるぬめりやアクをこまめに取り除くようにすることで完成したときに汁が綺麗になります。味付けは塩だけで、お好みでショウガやネギを入れるのも良いです。
アコウダイのおすすめ料理:刺身など
アコウダイの刺身
記事のタイトルどおり、アコウダイの刺身は絶品です。アコウダイは身はもちろん、皮もとても美味です。そのため刺身にするときは、皮ごと食べるために切れ目を入れた皮に熱湯をかけてやわらかくする「皮霜造り」がおすすめです。
アコウダイを切るときは普通の刺身よりもすこし厚めに切るようにします。また、アコウダイは身がしっかりしているので何日か寝かせてから刺身にする方が良いです。そうでないと身が硬くて美味しく味わえないかもしれないです。酢飯との相性も抜群なので一緒にしてにぎりにするのもありです。
アコウダイの一夜干し、天日干し
アコウダイは、開いて内臓を取り出して干物にしても美味しいです。一夜干しの場合は日が当たらない場所や夜に風にさらします。天日干しの場合は日当たりのよい場所で1時間ほど干した後、風通しの良いところで陰干しします。
干物にすることで保存期間が伸びるのでお裾分けしたり、後日自分で食べたりできます。また水分が少なくなり旨味が熟成・凝縮され、普通の塩焼きとまた別の味わいを楽しむことができます。お酒のつまみにも最適です。
まとめ
いかがだったでしょうか。アコウダイは昔と異なり、高級魚に格上げされているため簡単に食べることは難しいかもしれません。アコウダイは秋から春が旬の魚で、味を楽しむ料理法もさまざまですし、捨てる所がないです。ぜひ特別な日やお祝いの日に食べてみてください。
また、今ではライトタックルが普及しているため、アコウダイ釣りに対する敷居が低くなっています。レンタルタックルを用意している所もあるので道具を持っていなくても簡単に自分でアコウダイを釣ることができます。アコウダイ釣りを体験して、さらに釣ったアコウダイを自分の手で料理してみるのも良いです。