ベラは食べればおいしい!料理法やレシピ、ぬめりの取り方まで

ベラの仲間に分類される魚の1種です。雌の体に9本の線条が見られることから、そう呼ばれています。雄は青い体色のため「青ベラ」、雌は赤色のため「赤ベラ」とも呼ばれます。美味しい白身魚で、東日本では人気がありませんが、西日本ではとても人気のある魚です。特に、瀬戸内海では釣りも食用としても人気がある魚の1つとなります。

間違いやすい「ニシキベラ」との違い

同じベラの仲間で、他のベラ科と同じように派手な体色をしています。食用にはあまり向きませんが、逆に食用となる「キュウセン」とよく間違えられます。キュウセンとの違いは、腹部に目立つ赤い線があること、雄の体に大きい黒色の斑点がないことで見分けられます。また、キュウセンの雌は体が赤みを帯びるため、簡単に見分けることができます。

ベラは寝るの?

出典:PhotoAC

私たち人間や、犬や猫といった動物も夜もしくは昼に睡眠を必ずとりますよね。実は人間や動物と同じように魚も眠ります。ただ、ほとんどの魚にはまぶたがありませんので眠っているのか起きているのかはわかりません。眠り方は様々で、岩陰や海草の間で眠ったり、水中でじっとして睡眠をとっているようです。

ベラの眠り方は?

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魚や種類や生息環境によって眠り方はも変わってきます。また、眠る時間も様々で、昼になる魚もいれば夜になる魚もいます。砂底に住んでいるベラの仲間は、夜になると体を横にしながら砂の中に潜って眠り、朝になると活動を開始します。

ベラがおいしい旬はいつ?

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ベラは美味しい白身魚であることは説明しましたが、より美味しく食べられる旬はいつ頃なのでしょうか。せっかく食べるのであれば、より美味しい時期に食べてみたいですよね!ここからは、いつとれたベラがより美味しいのか、旬の時期を説明していきたいと思います。

ベラの旬は春〜夏

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地域によってバラツキはありますが、産卵期は6月〜9月となります。その為、産卵のために身に栄養を蓄え始める春から夏までがベラの旬と言われています。旬のベラはそうでない時期と比べて、肉厚で身体に脂がのり旨味も格段に上がります。ベラを食べるのであれば、春から夏頃がおすすめです。

旬のベラの味

ベラの身の見た目は白っぽく、繊維質のない綺麗な白身と言われています。身質は柔らかくもちもちとした食感です。味はクセがなく、あっさりとした味わいが癖になります。旬なベラともなれば、身質や味も格段に良くなり絶品です。

ベラのぬめりの取り方

ベラの特徴として体表のぬめりがあります。これは、ウロコと同じように体を守ったり、体液の調節をするためにあります。しかし、食べる時にはこのぬめりが気持ち悪かったり、魚特有の魚臭さの原因にもなっています。そこで、食べる時には邪魔になる「ぬめり」の取り方を説明していきたいと思います。

いっぱいの塩を振る方法

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ウロコを取る前にこれでもかと塩を振りぬめりを取る方法です。ボウルにウロコを取る前のベラを入れ、たくさんの塩を振ります。手で擦り合わせるようにぬめりを取っていき、最後に水で綺麗に洗い流します。ぬめりが落ちてない場合は再度塩を振り、ぬめりをしっかりと落としましょう。この方法が一般的なぬめりの取り方です。

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