子供の頃に家族で楽しんでいたような手作りもできるシンプルな凧を「シングルラインカイト」と呼び、糸が2本あるタイプをデュアルラインと呼びます。1本の糸を使ってコントロールするものに比べると、操作性や空中での動きなども細かく調整できるようになるので初心者〜上級者まで、幅広い人におすすめできるタイプのカイトです。
より多彩な操作性|クワッドラインカイト
このタイプは操作する糸が4つあるのが特徴です。4つの支点で操作を調節する事ができるので、細かいところまで操作できる高い操作性が魅力ですが、反面操作する人間の技術が如実に現れてしまいます。デュアルラインの操作にも慣れてきている上級者で、競技内でもより上を目指したいような人にはおすすめのタイプになります。
スポーツカイトの基礎知識②スポーツカイトの構造と名称
小学校などで子供が作ってくるような凧と見比べてみると、このカイトは構造も素材も大きく違いがあります。まずは凧自体がどのような構造になっているのかを調べてみました。実際に構造を理解する事で、飛ばす際の注意点などもより理解しやすくなるので、覚えておく事をおすすめします。
ロッドとセイル(本体)
ロッドと呼ばれるのは骨組みの部分になります。降下する際や着陸に失敗してしまった時などに破損してしまう事も多いので競技に参加する場合は替えの部品を持参しておきましょう。そしてセイルは布の部分にあたります。薄くて破れやすそうに見えるのですが、実は意外に強度もあるのが特徴です。
ラインとワインダー(凧糸とハンドル)
ラインとは本体から伸びている操作する為の凧糸の事をさします。風の強さや使うカイトの大きさなどに合わせてラインも強度などを選んで使用します。そしてその凧糸を巻きつけておくハンドルが「ワインダー」です。勢いよく飛び回るカイトを制御するには、凧糸をそのまま素手で掴むわけにも行かないので必ずワインダーを用意しておきましょう。
スポーツカイトの基礎知識③風速にあったものを選ぶ
たくさんの製品展開が用意されている競技用のカイトですが、よりこだわって選びたい場合はその地域の平均的な風速を考慮したり、どれぐらいのパワフルさで楽しみたいのかを考えてみるのもこだわりのポイントです。
日本国内はほとんどが微風用
国内では、そこまで強い風が常に吹いているような場所は限られてしまいます。強風用のパワフルなカイトを購入した場合、環境に合わず飛ばせる日が限られてしまう可能性も高いので注意しましょう。購入する際には、その製品がどれぐらいの風速で飛ばせるのか、風のレンジを確認してからの購入をおすすめします。
- 微風用:0.5m〜3m
- 中風用:4m〜7m
- 強風用:8m以上
スポーツカイトでできる華麗な飛ばし方&テクニック!
実は、普通の凧とスポーツカイトは飛ばし方や操作方法などが大きく違います。子供の時の凧揚げを思い出しながら読んでいただけると、その違いと競技用カイトの高い操作性を実感できるのではないでしょうか。まずは読んでみて、そして自分で実際に試してみてください。
走り回る必要の無いラウンチ!(離陸)
子供時代は、親に凧を持っていてもらい子供は凧糸を引いてダッシュして凧を風に乗せるのが主流だったのではないでしょうか?競技ではカイト本体は地面に置いておきラインを引いていきカイトを起き上がらせながら自然と風に乗せる方法で離陸をします。風の強弱に合わせて糸を引く力を調節したりすることでふわりと浮かび上がってくれるのです。