エクスセンスDCの特徴
業界大手メーカーのシマノが贈るスーパーベイトリールエクスセンスDC。そのコンセプトは「飛距離」にあります。さらに魅力の8段階ブレーキが、本来扱いが難しいベイトリールの使用感をグッと身近なものにしました。
トータルで4つのモードで8段階を調整し、シーバス用のルアーもPEラインでトラブル少なく遠くに飛ばせます。ちなみにモード名はXPモード、PEモード、ナイロンモード、フロロモードの全4モードです。
特徴①採用されたシマノの技術
卓越した技術を全て盛り込んだ同リールは、シマノ製リールの決定版にふさわしい機能を装備しています。屈強な構造が売りのHAGANEボディやXシップ、驚異の巻き取り量を誇るXGギアやナロースプロールなど万全の武器をまとうリールです。
特徴②最高のブレーキ性能
ベイトリールの心配事といえばバックラッシュなどのライントラブルです。ラインの絡まりは使用者のストレスに直結する最大のアクシデントでもあります。しかしエクスセンスDCは、この問題を「モード別の外部8段階ブレーキ」という裏技にも近い機能で見事に解消した「優れものリール」となっています。
特徴③飛距離は100m越え
エクスセンスDCの最大の売りともいえるのが、遠投性です。「こだわりのロングキャスティング」をコンセプトに開発された同モデル。その秘密はブレーキシステムにあります。先述の8段階ブレーキが遠投時のトラブルを未然に防御し、秀逸の「飛び」を実現しました。その推定距離は、なんと驚きの「100m以上」となっています。
エクスセンスDCの性能
エクスセンスDCの性能を紹介するにあたり、その性質には3つのポイントがあります。キーワードは「ギア比」「自重」そして「価格」です。
シマノが誇る長距離リールの決定版ベイトモデル。そのひとつひとつを詳しく説明していきます。
性能①ギア比と最大ドラグ力
XGギア(エクストラハイギア)を装備することで、驚きの巻き取り量を達成。そのギア比はなんと「7.8」です。巻きはじめこそ若干の重みを感じはしますが、「巻き」を重ねれば重ねるほど「グングン」と巻き上げるチカラをもっています。そこから繰り出す「4.5kg」のドラグ力でターゲットを確実に捕らえます。
性能②自重
「重さ225g」は現在発売されている他のベイトリールと比較するとやや重い印象を受けますが、エクスセンスDCの魅力はなんといってもその飛距離です。十分な自重があるからこそ、そこが支点となり遠投に大切な「遠心力」を生み出すのです。エクスセンスDCはそんな物理法則にも則った、まさに「頭脳派リール」とも表現できます。
性能③価格
価格はライトハンドル、レフトハンドルタイプともに税別74,000円となっています。1万円程度の安価なリールもたくさんある中、一見すると高額な印象も受けます。しかし、卓越した長距離性と「もたらす釣果」はその価値を十分に担保するものになっていますので、コスパレベルという側面でみても期待が持てるアイテムといえるでしょう。
エクスセンスDCのインプレ
次はエクスセンスDCの全体印象について触れていきたいと思います。渋めのブラックボディが目を引くカッコいい外見もさることながら、内部構造や使用感の印象は全部で3つ。ひとつずつみていきます。
軽さと巻き心地
XGギア特有の「高めのギア比」をあまり感じさせない、かなり「手感」の良い回し心地を感じさせてくれます。1回の巻き取り量が多いので巻けば巻くほど「軽く」なるその感覚は、まるでトップギア&トップスピードで走る自転車を想像させる「軽さ」を発揮してくれます。
剛性感は
しっかりとした弾性も兼ね備えながら、ハイスペックでかなり「がっちり」とした機構がひしひしと伝わってくる構造となっています。高レベルな密度を誇るギア部分と、それを取り囲みしっかりと守るHAGANEボディがリールの剛さを生み出しています。
ドラグ力は
ドラグパワーは納得レベルの4.5kg。ブラックバスやシーバスを相手に組み合うには充分な力を持っています。長距離で力強い。そんな要素を併せ持つロングヒッターリールの決定版、それがエクスセンスDCです。
エクスセンスDCのカスタムについて
リールはカスタムやリペアニングによって、その能力や外見をさらにレベルアップすることが可能です。それはエクスセンスDCも同様であり、その「カスタム如何」によっては抜群の使いやすさをもたらしてくれることも。見た目のカッコよさのUPやさらなる「飛距離UP」も狙えます。
ハンドルノブ
ハンドルノブのカスタマイズの定番といえば「カラーパーツ」との交換です。レッドやブルー又はパープルやピンクなど色彩豊かなカラーバリエは鮮やかのひと言。どんなカラーとも相性の良い純正のブラックボディが様々なカラーパーツを一層と映えさせること間違いなしです。
かっとびキット
シマノ対応。エアーHGセラミックベアリング」と名付けられた回転性と錆防止、遠投性に優れたキットです。親切丁寧な説明書が同梱されているため、カスタム初心者でも安心してベアリングの交換ができます。
ハンドル
「エクスセンスDCをさらに巻きやすく」このように思ったら、思い切ってハンドルそのものをさらに「大きく」するのもひとつの手といえます。純正45mmよりも大きい「カスタムハンドル」も多数販売されたいますので、巻きやすさを追求する場合にはぜひ検討してみて下さい。
工具セットはカスタムの必需品!
リールのカスタマイズに必要なもの、それは工具です。リールのカスタマイズにおいて使用頻度が高い工具といえばドライバーやスパナレンチです。カスタムにもっとも「最適なドライバーやスパナ」について、カスタムの注意点も交えながら説明していきたいと思います。
リールカスタムで使用するドライバーのサイズ
使用頻度の高いドライバーサイズはプラスドライバーが♯00、♯0、♯01の3種類。マイナスドライバーが♯1、♯3の2種類です。リールの種類やタイプまた部分ごとに使いわけ適切なサイズを使用して分解、交換を行っていきます。
ドライバー使用時の注意点
リールのみならず、ネジを使用する機械物の分解時における最大の難敵といえるのが「ネジのなめり」です。原因の多くは「サイズの合わないドライバーで無理をして回してしまう」ことにあります。適正なサイズで決して無理をしないことが大切です。
ハンドル外しの必需品!スパナレンチ
ベイトリールのハンドル交換(ナット外し)に必須ともいえるアイテムがスパナレンチです。リールサイズにもよりますが10mm~12mm位のサイズを使用します。
稀に特殊なナット形状をしたリールもありますので注意が必要です。ナット外しも「ネジヤマ」が命になるため、通常のスパナではなく「メガネ」と呼ばれるレンチを使用しましょう。
エクスセンスDCはバスフィッシングにおすすめ
遠距離ベイトリールの名機、エクスセンスDCがもっとも力を発揮するフィールド、それがバスフィールド(シーバス、ブラックバス)です。同機種が持つ類い希なる特性が、バスが多く生息するフィールドに最適かつ最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
飛距離が出せる
バスフィッシングにおいてのアドバンテージのひとつとして「飛距離」があります。バスは河口付近や湖岸、ボート付近の人間の気配を即座に察知し、警戒を強めます。飛距離が出せるということは、それだけこちらの「気配も消せる」ということです。エクスセンスDCが持つ長距離性はまさにバスフィッシングにぴったりな要素の1つです。
トラブルレス
ベイトリール初中級者の悩みの種、それがライントラブルです。ベイトタイプはスピニングタイプと比べ、絡まりやすくバックラッシュも頻発しやすいリールといえます。しかしエクスセンスDCは8段階のブレーキシステムが搭載されているため、適時適切な調整が可能。ライントラブルを抑制する手助けをしてくれます。
ハイギアなのでルアー回収が楽
XGギアによる巻き取り力はルアーの回収時にも役立ちます。「遠くに飛ばす」ということは、裏を返せば「回収時の巻き取りの負担も増える」ということ。高いギア比による巻き上げ力は重めのルアーも負担少なく確実に手元に帰し、ストレスなく次のキャスティングに移ることが可能になります。