ピパピパは独特な子守をするカエル!鳥肌が立つ産卵動画!販売は?

ピパピパは、アマゾン川流域を中心とした南米北部の熱帯域に分布しています。豊かな自然に恵まれたこの土地には餌となる生物も多いですが、同時にピラニアやアマゾンカワイルカなどの肉食性動物が数多く生息しています。その為、奇異な姿や独特すぎる子育て方法をするよう進化したのでしょう。

ピパピパの産卵・保育がすごい!

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「ピパピパ」と検索すると、たいてい後に続く検索ワードは「気持ち悪い」です。無理もありません。なぜならピパピパの繁殖は、目を覆いたくなるようなおぞましさなのですから。しかしそれは、豊かで厳しい生息環境の中に種を残していくために編み出された生き物の神秘でもあるのです。

メスのピパピパの背中はスポンジ状に

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産卵前、メスの背中は皮膚がスポンジのように柔らかく、そして分厚くなります。メスが卵を産むと、それにオスが精子をかけて受精を行います。ここまでは、他のカエルとさして変わりありません。その次には、なんとその肥厚した皮膚にオスが卵を埋め込むのです!

オスとメスのピパピパダンス

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求愛や繁殖の際に、まるでダンスのような動きをする動物は多数存在します。ピパピパも例外ではありません。交尾は水中で行われますが、その際オスはメスを背後からしっかりとハグし、後ろ方向に何度も宙返りをします。そして完全な仰向けの状態になった時、産卵された卵を腹部で受け止め受精させます。

受精と宙返りが終わると、最後にオスはメスの背中にお腹でぎゅうぎゅうと受精卵を押し付け、柔らかくなった皮膚の中に埋め込んでしまうのです。その数、約100個!メスの背中一面に卵のツブツブがびっしりと埋め尽くされている様子だけでも既に鳥肌モノですが…この後、更に凄まじい光景が繰り広げられることになります。

小さなカエルになると飛び出してくる

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植え付けられた卵はそのままメスの背中の皮膚組織内で孵化し、幼生つまりオタマジャクシの時期も同じ場所で過ごします。やがて親と同じカエルの姿に成長すると、母親の背中の皮膚を突き破って外に飛び出してきます。「コモリガエル」という和名は、この一連の保育行動からきているのですね。

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